もゆ
まじかぁ
ゆいと
色々あったな
れいと
ほんとうなつかし
りゆ
…
ゆうな
?
りゆ
ねむ
ゆろ
意外だなぁ
くに
次言う人は?
れい
僕?
まいと
そうやな
れい
じゃあ
れい
…
ゆろ母
~!
ゆろ
…
昔の記憶は
怒鳴ってる母と
黙ってる兄
これだけだ
でも
母がいないときは
ゆろ
れい
れい
おにいちゃん…
ゆろ
ごめんな
ゆろ
俺がダメだから
ゆろ
お母さんが出ていっちゃった
れい
お兄ちゃんのせいじゃないよ
ゆろ
優しいんだなれいは
そっと撫でてくれる兄が好きだった
兄の優しい声が好きだった
大きい手が好きだった
それでも
ゆろ
はぁ
ゆろ
もっと頑張らなきゃ
れい
…ッ
辛そうに勉強する兄は
嫌いだった
そんな僕はクラスにも
どこでも馴染めなかった
れい
はぁ
れい
なんでこんなことしなきゃいけないんだよ
先生にお願いされたことを
放課後にやっていたり
クラスメイト
きっも
クラスメイトB
本当それな
クラスメイトA
マジ消えてほしー
クラスメイト
なんで生まれてきたの?
クラスメイトB
じゃま
クラスメイトA
消えて?
れい
…
クラスメイトからの暴言
ドカッ
れい
い"っ
クラスメイト
いたい?
クラスメイト
ねぇ!?
クラスメイト
痛い!?
クラスメイトB
あはは!
クラスメイトA
いたそー
れい
…
クラスメイト
なんも言えない?
クラスメイトB
そんな痛かったの?
クラスメイトA
よかったね
クラスメイトからの暴行
それでも僕が生きていた理由
それはね
ゆろ
れい
れい
おにいちゃん…
貴方が名前を呼んでくれるから
大事にしてくれるから
それを支えにいつも生きていた
なのに
れい
お兄ちゃん
れい
なんでよ
兄は一人暮らしをしだした
それから
兄がいない不安
そして
性別の違和感
この二つが僕を襲った
ゆろ母
ねぇ
ゆろ母
れいは見捨てないわよね
ゆろ母
そうよね
ゆろ母
ねぇ!
れい
…
ゆろ母
れい
ゆろ母
お願い
ゆろ母
答えて
ゆろ母
貴方しかいないの!
ゆろ母
あの子は見捨てた
ゆろ母
私と貴方を
ゆろ母
そんなことしないわよね
ゆろ母
貴方は
ゆろ母
そんなこと
れい
さぁね
ゆろ母
!
ゆろ母
お願い!
ゆろ母
見捨てないで!
ゆろ母
あの人にも!
ゆろ母
ゆろにも!
れい
それは
れい
あんたのせいじゃん
れい
僕はもう
れい
あんたの娘じゃない
れい
息子でもない
れい
赤の他人だよ
ゆろ母
れい…
ゆろ母
お願いよ
ゆろ母
私を見捨てないで
ゆろ母
ねぇ!!
兄のいない世界なんて
興味がなかった