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舎弟
こ、これで全部だぞ！？
爛
…ほぅ、
爛
ここのままでは…少々面倒なので、
爛
記憶、覗かせて頂こう…
爛が舎弟の顔に手を当てる
飯豊
なにしてｯ
爛
貴方達にも…見てもらいんすよ…
アサ
ねぇ、誠…？
舎弟
ん？なんだアサ
アサ
…私、妊娠したの…
アサ
だから、責任、取ってくれる？
舎弟
…は？
舎弟
本当か！？もちろんだ！
俺は飛び跳ねるくらい喜んだ
アサのお父上
何処ぞの馬の骨に大切な娘をやるかｯ！
数日後、カラオケで友達に相談に乗ってもらい、洗いざらい喋った
誠の友達
お前が相談なんて…どうしたんだよ？
舎弟
…実は…
数日後
舎弟
…は、なんだよこれ…
それは玄関の扉に貼られた誹謗中傷の紙だった
舎弟
んだよ…おれ、あいつとアサにしか喋ってねぇぞ…
舎弟
…そうだ、snsは…
SNSを見ると俺とアサの関係がねじ曲がったようにかかれていた
舎弟
は…？
舎弟
しかもこれ、アサの裏垢じゃあねぇか…
コメント欄を見てみると「妊娠させたのに責任とらないとか…w」「最低」「同じ人類だとは思わないで欲しい」
等酷いことがかかれていた
舎弟
アサ！！
アサ
な、なに！？！
誠の友達
…あ？んだよ
アサの家に突撃すると、そこには友人と枕を交わしているアサの姿があった
舎弟
…てめぇ！よくもぉおおお！！！
"俺はそのまま勢いで殺してしまった"
気づいた時には、血の海が広がっていた
舎弟
お前らが…、お前らが悪いんだからな…
俺は毎日夜な夜な崖に行っては友人とアサをバラバラにした肉片を海に投げ捨てていた
舎弟
お前らが…お前らが悪いんだからな…
爛
これが…理…
すると剣が音を鳴らす
"カキンｯ"
爛
…理を…得たり…
琴弦
後は形を成すだけ…
爛
…これがどうも…面倒くさい…
突然足元から赤子の泣き声が聞こえる
赤子？
おぎゃあああ！！！
爛
…モノノ怪の…幻覚…
飯豊
うぉ？！なんでこんなとこに赤子が…！
爛
さてと…
爛
誠さん…でしたっけ？
爛
少々、赤子を抱き上げてくれませんかね…？
舎弟
な、なんで俺なんだよ…！
爛
まぁ、そう言わずに…
舎弟が赤子を抱き上げる
舎弟
…うぉ！？なんで赤子がこんなに重いんだ！？
爛
…少し、札を貼らせていただきましょう…
すると床から濡れた女が出てきた
アサ
…許さ…ない…
舎弟
アサｯ！？
爛
随分ご勝手で…
アサのお父上
よくもアサをぉおおお！！！
誠の友達
俺の子を…よくも！！！
モノノ怪達が舎弟に襲いかかろうとする
茂木
ひぃいい！！
爛
…
爛
もうすぐ…形を得る…
その時、上から水が滴り落ちる
爛
…形を…得たり…
爛の目線の先には濡れた女が舎弟を引きずり下ろそうとしている
爛
その人には触らせない
カキン
甲高い音が鳴り響く
爛
形…真…理…この三様が揃うことによって…
爛
剣を…
爛
解き…放つｯ！
すると空気が一変し、爛達の姿が変わった
新義（爛）
モノノ怪よ…許せ…
剣は炎の剣と化し、モノノ怪を切った
飯豊
な、なんだったんだ…今の…
爛
さてと…私らも暇じゃないんで…
爛
先、行かせてもらいんすよ…
すると霧のようにたちまち姿を消した
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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