拝啓 10年前の私へ。
楽しい時間は、大好きな時間は必ず終わるから。
そんなメッセージを10年前に書いていた日記の最後のページに書いた。
届くはずなんてないけど
あの飛行機雲と一緒に飛んでいけって
思いを込めて、飛行機にして飛ばした、
あの、大嫌いだった飛行機雲に願いを込めて
『あの場所』で飛ばした。
ピーポーピーポー
5月22日
春の匂いがまだ残る夏の季節
私は誰かを助けて
大きなトラックにとばされたらしい。
「 …!」
この時なんて呼んだのかなんて私は覚えてなかった。
次に私の意識があった時には
病院のベットの上だった。
お母さん
お母さん
はな
お母さんは言いたいことが山ほどあるのに
それを噛み殺してナースコールを押した。
医者
はな
医者
はな
医者
はな
医者
はな
私は友達がいたっけ?
はな
思い出せない。
はな
お母さん
お母さんは堪えきれないで、出たような声を出した。
それから何個か質問された
なんで、思い出せないの……、
わかんない。交友関係と恋愛関係だけが、
医者
医者
はな
思いがけない言葉に一言この言葉だけがでた。
なんで、どうして、
そんなこと言ったって思い出せないのは 自分のせいなのはわかってるのに。
はな
医者
はな
医者
そんなことしたってなんにもならないよ。記憶は、
そんなひねくれた思いを胸に抱いてる自分が嫌になる、
はな
こんな、こころからおもってもないことを吐くのには何故か慣れていた。
何分か経ったらドアの奥でバタバタとした音が聞こえてくる。
じゅり
汗を流してドアを開けたのはお兄ちゃんだった。
北斗
お兄ちゃんの後ろにもうひとりいた。
ドキッ
何故か胸が高なった。
はな
シーン
その瞬間病室が凍りついた気がした
はな
北斗
じゅり
2人とも何故か切ない顔をしていた
こんな状況今の私にはどうにもできないよ。。
入院して三日目
一人部屋から四人部屋に移ることになった
といってもその病室には1人しかいないらしい
ちょっと歳上っていってたけどて
ちょっと楽しみで、ちょっと心配で病室を車椅子で移動した。
そして病室についた時に
ひとつのベットの周りをカーテンが囲っていた
同じ部屋の人見てみたかったけど、
仕方ないか……
そう行って手続きをするために 看護師さんも担当医さんもお母さんも部屋を離れた
はな
そー言って私は携帯を開いて音楽を聞こうと思ってロックを解いた。
はな
そんなどうにでもならない独り言をボソッと言った時
カーテンが突然開いた
その時わたしの時間はスローになった
カーテンを開いたその先にいた美青年に見とれてしまったみたい...
しょうた
コメント
18件
好き♥♥♥♥♥♥
えめっちゃすき!!!(( あまって死にました((
え!ちょ!メンツが神すぎて死にそう() てか死んでる😭 兄に見せていいっすか() てかもう見せます😭()