私の吹奏楽部！

私達は中学1年生。 今日は入部してから初めての部活だ。 私は吹奏楽部に入ることにした

みんな1日目だからか、すごく張り切っている。 返事の声も、とても大きい。 もちろん先輩には適わないが。

私の希望楽器はフルートだ。 部長さんはフルートパートで、小三からフルートをやっていたためとても上手だ。

ドキドキ...

フルートパートの人がこっちを見ながら笑顔で迎えてくれている。 私はその輪に入っていく。

誰になるんだろう。 仲良い人がいいなあ。 3年間一緒にやっていくわけだし、、

穂高 姫乃。

姫乃は学年でも評判が悪く、顔は目がぱっちりですごく可愛いのだが、性格がとてつもなく悪い。

私と姫乃は小学校で下校班が一緒で、色々あったのだ。

姫乃もﾌﾙｰﾄﾊﾟｰﾄの輪に加わる。

他のパートも次々と発表されてゆく。

フルートになったことが未だに信じられない自分がいた。

全部のパートが発表し終わったあと、私達は1年3組の教室に来た。

それから私達はかえるの歌を練習した。私も姫乃ちゃんも始めたての初心者だ。

ちらっ

姫乃に視線を向けた。

姫乃は、運指表を見るわけでもなく、指を動かしてるわけでもなく、ただ明後日の方向を向いてぼーっとしてるだけだった。

姫乃はこちらをじっと見た

その次の日も、また次の日も 姫乃はあまり練習に意欲的ではなかった。

おまけにチューバの2年生の 先輩に向かってタメ口をきいているのだ。

次の日。

2人は少し遠く離れ、話し始めた。

少しだけ会話は聞こえてきた。