かわいいきみと瀕死の俺

俺はただの高校生 今は学校帰りだ。

溶けそうになりながら帰宅しているところに元気なこどもが飛び出してきた

こいつは近所の中学生

どうみたって小学生だが、これで本当に中学生なのだから驚きものだ。

そして、俺はこいつに恋をしている。

世間一般のショタコン…なのか、 いや、でもそうではない気がしている

不意に口から出てしまった なんで今日に限って沈黙するんだ 気まずいじゃないか せめて茶化してくれ

少し気恥ずかしくて、チラリとだけ ひなたに目をやった

そこには、ありえないほど 頬を赤く染めているひなたがいた。

両手で顔を覆うひなたがあまりにも 可愛くて、何も考えられなくて、

あーあ、言ってしまった

目を丸くして驚いている

もうだめだ 一緒に通学することも帰宅することも もうできないのかもしれないな

自業自得_______________

やばいやばいやばいやばい

くそ可愛い

所謂ぽかーん顔をしている かわいい

はっず

いや、恥ずかし

なになになんで固まるんだ、引いてる？引いてるよな、ずっと友達と思ってた近所の高校生から告白されてんだもんなしかも、男だし。意味わからん長文を長々と本人に告げてしまった恥ずかしすぎる。

俺が悶々としているとひなたが口を開いた

待ってくれ

え？夢？

夢でもいいぞだって

最強に可愛い

ちゅ

、は？

このくそ可愛い彼女に 俺の心臓がもつのか 言うまでもなかった