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この世界はぐちゃぐちゃだ。
汚い大人と真っ赤な血に塗れてる。
そんな世界の中で私たちは生きている
でも
いくら汚れてると言っても 楽しみがない訳ではない
上手に生きてさえいれば楽しめる。
バーバラ
バーバラ
シスロ
ルーナ
PROFILE 名:ルーナ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎︎ ︎ ︎ 年: 13歳︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎︎ ︎ ︎ 体:翼が生えている︎ ︎ ︎ ︎︎ ︎︎ ︎ ︎ 出身:GF︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎︎ 武器:忍者系︎︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎︎ ︎ ︎︎ ︎ ︎ (手裏剣、クナイ、手榴弾 etc…)
↑物騒な女メーカー
産み親がエマと同じ = 血のつながっている兄弟 同じ農園、同じ第3プラント育ち なのは手違い
本作は漫画路線です。
まだ続きます⬇️⬇️
ここからは私が 出荷されてからのお話。
ビリビリビリッッ
ルーナ
ルーナ
毎日毎日
背中に電流が流れる。
神経を刺激される。
ここはΛ7214
食用児の実験場だ。
ビリビリッ
研究員A
研究員C
研究員C
“これ”と呼ばれる。
まるで物みたいに。
食用児
ルーナ
ガラス張りの部屋の中で 私と同じ人間が殺し合っている
そして敗者は強者に貪られる
骨があることなんかお構いなく
ボリボリと。
このグロテスクな光景から 目を逸らしても
ガラスの向こうから 音は絶え間なく流れてくる
研究員A
また“これ”と言った
人間に対して、
私たちは物じゃないのに。
AI
AI
自室と言われた部屋は 壁も床も家具も全部真っ白。
私はここで睡眠と食事をとる。
硬いマットレス、薄味のご飯
これまでのことだけでわかる通り、
ここは地獄だ。
AI
AI
部屋でも 監視され、盗聴される。
ここΛではまだマシな方だけど。
ビリッ
ルーナ
電流のせいで背中が ずっとヒリヒリする。
やっと収まったかと思えば また流される。
エマ。。
エマに会いたい、
世界一素直で、まっすぐで、 可愛い私の妹。
一目でいい、一言でいい
元気な姿を見たい。
言葉を交わしたい。
エマだけじゃない、 レイ、ノーマン、ギルダとドン、 ラニオンにトーマ、ナット、アンナ、
ここから脱獄して、 みんなに会いたい。
こんなことを考えるのも もう何百回目だ。 何千までいってるかもしれない。
現実を言えば、 力の無い私には脱獄など不可能で、
脱獄が出来なければ エマにも会えない
この時点でゲームオーバーだ。
脱獄出来たとしても 外には鬼がいる。 農園の場所もわからない。
夢のない世界だよ、
ビリビリッッ
今日も電流を流される。
痛くて痛くてたまらない。
このまま刺激され続ければ 神経がダメになって 身体を動かせなくなるだろう。
そう研究員が話していたのを聞いた。
研究員A
プスッ、💉
背中に注射器が刺され得体の知れない 液体が体に注ぎ込まれる。
私に何をしたいのか さっぱり分からない
他の人もそうだ
凶暴化させてどうするの?
毎日実力テストをしてどうするの?
頭に管を繋いでどうするの?
そんな事を考えながら 私は眠りに落ちた
1.2時間経った頃、
何かフワフワしたものが 背中に当たって目が覚めた
研究員A
研究員B
皆が慌てているようだった
研究員A
横目で見た限りだと 私に怯えているようだった
研究員C
研究員A
研究員C
研究員C
翼
翼?
私に翼が生えているとでも言うのか
そう思ったのもつかの間
ガラスに反射している自分が見えた
そこには確かに 黒くて大きい翼が見えた
私は身体を少し動かした
しっかり背中と繋がっている
研究員A
研究員C
研究員C
部屋に戻り翼をパタパタ させてみたりした。
驚くことに身体は宙を浮かんでいた
そのまま壁や家具に当たらないように 宙を移動してみたりして
楽しかった。
と同時にΛの実験がもたらす 身体の変化が恐ろしくもあった。
AI
AI
ここにきてから1番時間の 流れが早い日だった
「時間を忘れるほど はしゃいでいたのか、」
と自分にびっくりしながら 渋々ベッドに入った
ルーナ
ルーナ
ハウスでエマやみんなと鬼ごっこを 散々やった成果だろうか、
体を動かしたにも関わらず なかなか眠りに付けなかった
寝返りうったり、仰向けになってみたり、横を向いてみたり、
それでも眠れなかったので 再度寝返りを打とうとしたとき
ルーナ
ルーナ
ベッドの隙間に羽が 引っかかってしまった
どうにか取ろうとして 引っ張ったところ、
とんでもない変化が 私の身体で起きていた
引っかかっていた羽は取れたのだが、
羽が1本抜けてしまった
そこまでは大したことない、
大したことないのだけど、
問題はここからだ
抜けた羽が小さくポンッと音を立てて クナイに変わってしまった
クナイといえば忍者が使う武器だ
前にドンが「かっこいいだろ!」と何故か自慢げに教えてくれた
そのクナイが今私の手元にある
実はもう眠っていて これは夢なのかもしれない
頬をつねっても痛みはあった
夢じゃない、、
確認のためもう一度羽を抜いてみた
ポンッ
ルーナ
次は手裏剣に変わった
私が武器を持っている、
これを上手く使えば、
ここを脱獄できるかもしれない。