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黒名
凛もう着く？
凛
嗚呼
凛
あっとちょっとだ
凛
この道抜けたら着く
黒名
ほんと！
黒名
楽しみ楽しみ
凛
ほらもう着くぞ
凛
ここ曲がれば
そこに広がっていたのは
ピンク色の吹雪と
唯碧い空
それに2人目を奪われた
この景色に全て飲み込まれるように
黒名
綺麗､､､
凛
だな
黒名
凛
黒名
ありがとう
黒名
俺
黒名
きっと幸せだよ
黒名
凛と見たかった景色を見れたから
凛
､､､これで満足かよ
黒名
うん
黒名
多分俺は最高の幸せを､､､
凛
ちげぇ
凛
お前はこれだけで満足かよ？
凛
こんだけで幸せとかぬりぃんだよ
凛
俺はｯ
こんなに好きなのに
黒名
､､､凛
黒名
じゃあ俺にひとつ言わせて
凛
なんだ
黒名
凛自分の心に素直になって
凛
は？
黒名
俺いつも思ってた
黒名
凛がどこか強がって
黒名
自分を隠してる感じがするって
黒名
俺は本当の凛を見てみたい
凛
ｯ！
冴
消えろ凛
冴
俺の人生に
もうお前はいらない
凛
俺はｯ
凛
強がってなんかｯ
黒名
凛ｷﾞｭ
凛
！
黒名
俺は凛に何があったのか知らない
黒名
知る権利もないと思う
黒名
でも俺は凛に寄り添いたい
黒名
凛が俺に最高の幸せを教えてくれたから
凛
俺はｯﾎﾞﾛﾎﾞﾛ
凛
強がらないとｯ
凛
弱いって認めた事になるｯ
凛
アイツを超える為に強くならないとｯﾋｸﾞｯ
黒名
大丈夫凛
黒名
超えるのに強がらなくていい
黒名
だって凛は強いやつだから
黒名
いつも気を張って
黒名
練習も体調管理も欠かさない
黒名
自主練だって誰よりも早く来る
黒名
だからもう
黒名
強がらなくても良いんだよ
凛
！
凛
う゛ｯ
凛
あ゛ぁぁｯﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
黒名
大丈夫よしよし
凛
ﾋｸﾞｯﾋｸﾞｯ…
黒名
泣けるだけ泣け
黒名
俺は傍に居るから…
凛
う゛ｯ
凛
あ゛りがとう
黒名
､､､
黒名
ずっと､､傍に…
凛
蘭世？
黒名
はァﾊｧ
黒名
ｺﾞﾎｯｹﾞﾎﾞｯ
ﾋﾟｼｬ
黒名
な､んで…
凛
おい蘭世ｯ！
凛
血が
凛
大丈夫か！？
黒名
俺､､
幸せだったのに
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