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夜明け前、森の奥は霧に包まれて静まり返っていた。

木々の間を抜ける冷たい空気が肌を刺し、地面の湿り気が靴底に伝わる。

Kanadeは木の根元に地図を広げ、ランタンの光で慎重に進む道を確認していた。

Kanade

ここだよ。トレーダーの話が正しければ、谷の奥に古い檻がある

あらたろ

なるほど。問題は、その“門番”ってやつだな

後ろでは悠翔、陽葵、Dino、Krakenが静かに息をひそめている。

森の音はまるで、彼らの緊張に合わせて止まったかのようだった。

Himari

……ねぇ、足跡、これ……熊じゃない?

悠翔

間違いないな。爪の幅も深さも、成獣だ。

Kanadeは周囲を見渡し、無言で木々に刻まれたひっかき跡を確認する。

空気は重く、獣の匂いが森に立ち込める。

Kanade

あらたろ、いつもの罠じゃ歯が立たない。力で押し切るしかないね。

あらたろ

上等だ。こっちも準備できてる!

悠翔はクロスボウの矢を一本ずつ確かめる。

低い唸りが森に響いた。

Bear

ゴウゥゥゥ……

Kraken

ひ……引き返そうよ!

巨大な熊が姿を現す。

黒い毛皮に古傷があり、片目は赤く光る。

まさに“門番”と呼ぶにふさわしい姿だ。

あらたろ

やるしかねぇ!悠翔、援護頼む!

悠翔

了解。

矢が風を切り、熊の顔の横をかすめる。

熊は怒号のような咆哮を上げ、地面を揺らす。

木々の葉が一斉に散り、森がざわめく。

Kanade

陽葵、下がって!

熊の腕が振り下ろされる寸前、あらたろが横に跳び槍を脇腹に突き刺す。

鈍い音が響くも、熊は倒れない。腕を振り払い、あらたろを吹き飛ばした。

Dino

にいちゃん!!

Kraken

かなでお姉ちゃん、どうしよう!?

Kanade

落ち着いて!悠翔、右からもう一回頼む。

悠翔

わかった。

熊は吠え、のたうち回り、木々をなぎ倒す。

Kanade

立てる?

あらたろ

うん……まだできそう。ギリ。

その時、熊がバランスを崩した。

悠翔

とどめだ…!!

熊は低く唸り、

地響きのように倒れた。

Dino

……倒したの?

悠翔

もう動かない。完全に止まった。

黄色い服を着た男の子が出てきた。

Squid

…お?

Dino

スクイッド~!!

Kraken

おかえり!!やっと会えてよかった!!

Squid

おー!!会えてよかった~!

Squid

…あれ?

Squid

君たちは?

悠翔

僕は君たちを助けるためにこの森に来たんだ。

Squid

ありがたいなぁ。誰も来ないと思ってたよ。

Squid

僕はスクイッド。これからよろしく!

Kanade

よろしく!私はかなでだよ。

陽葵

私は陽葵だよ~。

あらたろ

俺はあらたろだよ!!

悠翔

僕は悠翔。これからよろしく。

Kanade

怪我はある?

Squid

まぁ、ちょっとだけ。

少年は少し笑い、真剣な顔で言った。

Squid

…あと一人か。

あらたろ

ああ。頑張るから心配ない!!

Squid

頼りにするね。ありがとう。
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