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双子になんか生まれなきゃ良かった

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双子になんか生まれなきゃ良かった

5 - 双子になんか生まれなきゃ良かった

♥

8

2022年02月11日

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その頃……

高野 麻衣

あ……

高野 麻衣

……ごめん

高野 麻衣

私、先戻るね!

高野 麻衣

ダッダッダッ(走り去る音)

高野 麻里

あ……

高野 麻里

(さっき、お姉ちゃん怒ってた……)

高野 麻里

(私、何か怒らせるようなことしちゃったのかな?)

高野 麻里

……ハッ!

高野 麻里

(こんなことしてる場合じゃない!)

高野 麻里

海斗くん、ごめん!
私も用事思い出した!

藤本 海斗

え……わかった。

高野 麻里

ダッダッダッ(階段を急いで降りる音)

高野 麻里

(急いで見つけないと!)

高野 麻里

ツルッ……

高野 麻里

え……

高野 麻里

バターン!(階段から落ちる音)

高野 麻里

ッ……痛い……

高野 麻里

はぁ……捜さなきゃ

高野 麻里

スクッ(立ち上がる)

高野 麻里

ズキ!

高野 麻里

ッ……!

高野 麻里

足首……捻ったのかな……

高野 麻里

でも、見つけないと……

高野 麻里

テクテクテク(少し右足を引きずりながら)

高野 麻里

お姉ちゃん……はぁ……

高野 麻里

どこ……?

高野 麻里

ズキズキズキズキ……!

高野 麻里

ッッ!(痛みに耐える)

高野 麻里

(さっきよりも痛みが増してる……痛い……)

高野 麻里

ウッ、ヒック……

泣くな……泣くな私!泣いたらお姉ちゃんに心配される! ……でも、もうそのお姉ちゃんに嫌われた。

いつでも傍で守ってくれて、味方をしてくれて……そんなお姉ちゃんが大好きだった。間違った道に進もうとしてる時は怒ってくれて、正しい道を歩ませてくれた。

それが、私の支えになってた。 でも、その支えが無くなっちゃった。支えがなくなったら、自分で立てない。

どうやって生きればいいの?

高野 麻里

お姉ちゃんがいないと……私何も出来ないよ……ヒック

高野 麻里

そうだ、連絡してみよう……!

【お姉ちゃん】

高野 麻里

お姉ちゃん、今どこ?

高野 麻里

既読すら……付かないよ……

高野 麻里

(本当に、嫌われたんだ。)

高野 麻里

最後に電話してみよう……

プルルルルル……

高野 麻里

(やっぱり……出ない)

高野 麻里

(これから、どうしよう?)

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