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コメント
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うわあああああ読み終わったあああああ😭💦!!!!! 「あなたを守るなら、悪になってやる」シオンの台詞がもうズルすぎるでしょ!!真っ直ぐな覚悟に胸がギュッてなったよ…。リリアの手をほどくシーンも切なすぎて涙出そうだった🥺✨ 背中の向こうの足音が遠ざかる描写がまたエモくて、何度も反芻しちゃう。めっちゃ良い話読ませていただきました…!!! 続きも楽しみにしてますね⋆♡
金色の女王と、青い髪の執事
城の外で、鐘が鳴っていました。
黄色い髪の女王リリアは、玉座に座ったまま、閉ざされた扉を見つめていました。その向こうから、怒鳴り声と、いくつもの足音が近づいてきます。
金咲 リリア
いつもは命令する声が、その夜はかすれていました。
青い髪の執事シオンは、女王の前にひざまずきました。
倉紫 シオン
金咲 リリア
リリアの指が、玉座のひじ掛けを強くつかみました。
金咲 リリア
シオンは答えませんでした。
リリアの命令を届けたのは、自分でした。泣いて頼む人の前で、城の門を閉めたこともありました。
知らなかったとは言えません。 ただ命令されたからだと、言い逃れることもできませんでした。
シオンは立ち上がり、リリアへ手を差し出しました。
倉紫 シオン
金咲 リリア
肩が激しくたたかれました。
シオンは一度だけ目を閉じ、それから、まっすぐ女王を見ました。
倉紫 シオン
リリアの目が大きく開きました。
シオンが、女王にそんな口をきいたのは初めてでした。
金咲 リリア
倉紫 シオン
彼はリリアの肩に地味な外套をかけ、王冠をそっと外しました。
本棚の奥に隠された、小さな扉を開けます。階段の下は、真っ暗でした。
倉紫 シオン
金咲 リリア
シオンは答える代わりに、女王の手へ小さな鍵を握らせました。
リリアはその手を離しませんでした。
金咲 リリア
シオンの指が、かすかに震えました。
けれど彼は、ゆっくりと手をほどきました。
倉紫 シオン
扉に、ひびが入りました。
シオンはリリアを隠し階段へ送り、内側から戸を閉めました。
金咲 リリア
戸の向こうの声に、返事はしませんでした。返事をすれば、もう一度開けてしまいそうだったからです。
シオンは息を整え、玉座の前へ戻りました。
やがて大扉が破られ、人々が広間へ押し寄せました。
人〜
シオンは背筋を伸ばしました。
いつもリリアの後ろに立っていた執事が、その夜は初めて、一人で人々の前に立ちました。
倉紫 シオン
背中の向こうで、小さな足音が遠ざかっていきます。
シオンはそれが聞こえなくなるまで、扉の前を動きませんでした。