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LINE750

1 - あ

2023年06月13日

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リク

カイ?昨日は給料日だったよね。

カイ

だから何?離婚後も連絡してくるとか、お前はストーカーかよ。

リク

好きで連絡しているんじゃないわよ。

カイ

じゃあ、何の用だよ。

リク

何の用って。一つしかないわよ。

リク

養育費よ。毎月払うって約束で離婚したわよね。

カイ

ああ、忘れてた。

リク

忘れてたって…先月の分も振り込まれてないわよ。

リク

2か月分、今月はまとめて払ってもらうわよ。

カイ

だりぃな…今月は何かと金が厳しいんだよ。

リク

何を言ってんの?息子のアオイの為の養育費よ。

リク

あなたには、アオイへの責任や愛情ってものが無いの?

カイ

はいはい、またリクお得意の説教な。

リク

何よ、その言い方。私、しごく真っ当な事しか言っていないわよ。

カイ

正しけりゃ何でも言っていいのかよ。

カイ

何で離婚してからもリクに説教されなきゃならないんだ。

リク

それは、あなたが約束を破るからでしょ。

リク

自分が被害者みたいな言い方しないでくれる?

カイ

はぁ?

リク

離婚した理由を忘れたの?

リク

あなたが、私とアオイを裏切って、不倫したからでしょう。

カイ

そりゃ、そうだけど。

カイ

慰謝料を払ってやっただろう。

リク

たった50万円ね。

カイ

たった50万円って…俺にとっては大金だったんだよ!

リク

慰謝料の相場って、それの6倍だそうよ。

リク

つまり300万円。だけど私、相当譲歩してあげたわよ。

リク

あなたが、全然貯金が無いって言うから。

カイ

相場なんて、金持ちの基準だろ!無い袖は振れねーよ。

リク

お金が無いなら、なんで不倫なんてしたのよ。

リク

どうせバレないとか思ってたんでしょ。

カイ

そ、それは…。

リク

それに知ってるわよ。私には金が無いとか言いながら

リク

女には高級レストランでおごったり、バカみたいに高いブランド品を

リク

プレゼントしてやったり。色々羽振りが良かったんだってね?

カイ

なんでそんな事を知ってるんだよ。

リク

あら、あなた知らないの?不倫相手のミドリちゃん、

リク

インスタやFacebookで、たっくさん匂わせ投稿してたわよ。

リク

もちろん、不倫の証拠もザクザクよ。

カイ

なっ…お前、ミドリのSNSまでチェックしてるのか。

カイ

マジで執念深い奴だな!

リク

あなたの彼女には負けるわよ…。

リク

離婚後も彼女、私達に嫌がらせしてるのよ。気付いてなかった?

カイ

知らねーよ。

リク

「早く○ね」だの「養育費をまけろ」だのと

リク

罵詈雑言が書かれた手紙を家に送りつけてきたり、

リク

私が少し目を離した隙に、公園で遊んでいるアオイに話しかけたりして

リク

アオイが怖がって泣いてたんだから!

カイ

それは…アオイから目を離したお前のせいだろう。

リク

目を離したと言っても、自販機で飲み物を買ってたほんの1~2分よ。

リク

そんな短時間で子供に近付いてくるなんて、

リク

私達に付きまとっていたとしか思えないタイミングだったわ。

カイ

そんな…彼女はそんな人じゃないよ。

リク

じゃ、どういう人よ。

リク

いつか子供を誘○されるんじゃないかと、気が気じゃないわ。

カイ

そんな事をするはずないだろう!彼女はとても純真な人なんだ。

リク

ふーん、あくまでも彼女を庇うのね。

リク

いいわ。でも養育費は払ってよね。耳をそろえて2か月分。

カイ

うっ…。

リク

それから、アオイに手を出したら本気で許さないわよ。

リク

そういう事で。じゃね。

~3日後、元義母からのLINE~

クウ

ちょっとリクさん!いつになったらアオイに合わせてくれるの?

リク

ああ、(元)お義母さま。お元気そうで何よりです。

クウ

とぼけて白々しい挨拶なんてしなくていいわよ。

クウ

アオイに会わせろって言ってるの。

クウ

孫に会いたくて、気が狂いそうだわ。

リク

勝手に狂っててください。もう他人なんですから。

クウ

他人って何よ!アオイは、私のたった一人の孫よ。

リク

あのう、そのたった一人の孫を捨てたのは、貴女の息子さんですよ。

リク

今更会いたいって言われても非常に迷惑です。

クウ

だから何?元はと言えば、リクさんがカイに優しくなかったから

クウ

他所の女に慰めを求めただけじゃない。

クウ

一度くらいの浮気を許してあげないなんて、本当に心が狭いわね。

リク

いや、私ずいぶん我慢しましたよ?

リク

最初に浮気が分かった時、「もう不倫はしない」って彼が言うから

リク

信じてやり直そうとしてたのに、何度も嘘をついて

リク

女と会っていたんですよ。一度や二度の浮気じゃありません。

クウ

あなたが散々責めたから、嫌気がさしたのよ。

リク

浮気だけじゃありませんよ。

リク

アオイの事も無視したり、うるさいって怒鳴りつけたり。

リク

どれだけ息子を傷付けたと思ってます?

リク

私に対してだけならまだしも、息子を愛してくれないのは

リク

許せませんでした。我慢の限界だったんです。

クウ

カイは、あなたと暮らすのが嫌だったのよ!

クウ

あなたさえいなければ、カイはアオイを大事にしてたはずよ。

リク

そんな身勝手な…!

リク

お義母さまもカイも自分の事ばかり。もう、私達に関わらないで下さい。

クウ

何を言ってるの!まだ話は終わってないわ。

クウ

ちょっと、返事をしなさいよ…!

~翌日、保育園からの連絡LINE~

ソラ

アオイ君のお母さま、お仕事中に失礼します。

リク

ソラ先生、ご連絡ありがとうございます。アオイに何かありましたか?

ソラ

実は至急のご連絡でして。

ソラ

アオイ君が、公園での散歩中にいなくなってしまったんです!

リク

なんですって!?

ソラ

大変申し訳ありません!今、警察の方も呼んで、必死で探しています。

ソラ

担任が、他の子に気を取られている隙にこんな事に…。

ソラ

なんとお詫びを申したら良いのか分かりません。

リク

先生、とにかく私もすぐに保育園に向かいます。

リク

警察の方が探して下さってるんですよね。

ソラ

はい。私達も手分けして探してます。

リク

私も探します!アオイが行きそうな場所を当たってみますので。

ソラ

は、はい。状況が分かりましたらまた連絡しますので…。

リク

よろしくお願いします。

~元義母からのLINE~

クウ

リクさん?アオイは私が引き取ったわ。

リク

お義母さんだったんですか!保育園から勝手に連れ出したのは。

リク

なんて酷い事を。アオイは無事なんですか?

クウ

無事も何も。ミドリちゃんと楽しく遊んでるわよぉ。

クウ

お菓子もいっぱい食べて、とっても元気よ。

リク

あの女と一緒ですって?冗談じゃないわ。

リク

アオイを返してください!

クウ

まぁまぁ、そんなに興奮しないの。

クウ

これだからアナタって人は。そんなにバカみたいに騒いじゃって。

リク

冷静でいられるわけがないでしょう。

リク

保育園から勝手に連れ去って、どれだけ私達が心配したと思ってるんですか!

クウ

勝手に連れ去ったってねぇ。私はアオイの祖母よ。

クウ

血縁者なんだから、別に問題は無いでしょう。

リク

問題大有りですよ!保育園っていうのはね、

リク

事前に届けがあった人間しか、子供の送迎が出来ないんですよ。

リク

そんな事も知らないんですか。非常識にも程がありますよ。

クウ

じゃぁ、今度から私達が保育園に送迎するわ。申請すればいいんでしょ?

リク

バカ言わないで下さい。アオイの保護者は私一人です。

リク

カイはこの事を知っているんですか?

クウ

勿論知ってるわよ。だって、アオイを引き取るって言い出したのは

クウ

カイだもの。そうすれば養育費を払わずに済むからって。

リク

呆れた!そんな理由でアオイを○拐したんですか。

クウ

だって、貴女にお金を払うなんて、ドブにお金を捨てるようなものだもの。

リク

養育費は子供の権利ですよ!私が使う訳じゃありません。

クウ

あーはいはい。とにかく、アオイは渡しませんから。

クウ

今後は、ウチで育てますから。貴女が養育費を払ってね!

リク

な、なんて非常識な。

リク

絶対に許さない…。このままじゃ終わらせませんよ!

クウ

ふーん、さようなら~。

~その夜、リクとカイのLINE~

リク

カイ。アオイを返して。

カイ

アオイは俺の子だ。俺が引き取ってミドリと母さんと3人で育てる。

カイ

お前は母親失格だ。もう用済みなんだよ!

リク

なにが失格よ。貴方の方こそ父親失格よ。

リク

結婚してた時も、アオイのお世話なんて殆どしなかったくせに。

カイ

俺は男だから、子供の世話なんて出来なくていいんだ。

カイ

今は、母さんもミドリもいるから、いくらでもアオイの世話をしてくれる。

カイ

お前は保育園に預けっぱなしで、ロクにアオイと遊んでやれないだろう。

リク

それが目的じゃないでしょ?

カイ

あ?

リク

アオイの養育費を払いたくないから、保育園から連れ去ったんでしょ!

リク

お義母さんから聞いたわよ。

カイ

あ~だから何?

リク

あなた達にアオイを育てるなんて、無理よ。

カイ

だから~。3人で育てるから平気だっつーの。

カイ

お前は養育費を払う側だぞ。しっかり払ってくれよな。

カイ

そうだなぁ。お前は正社員だから、月10万円は払えるよな?

リク

つくづくおめでたい人ね。

リク

あなた方がアオイを育てるのは、もう無理よ。

カイ

へ?

リク

物理的に、もう無理なのよ。

カイ

何を言って…ん?誰か来たぞ。

リク

もう、到着したようね。

カイ

まさか、今訪ねてきたのは…。

リク

警察よ。

カイ

へ?なんで?

リク

なんでじゃないわよ。保育園の職員の目を盗んで、

リク

アオイを○拐したんだから。立派な犯罪よ。

カイ

そんなバカな!俺はアオイの父親だぞ!

カイ

それに連れて行ったのは母さんとミドリだ。

カイ

母さんは、アオイのばあちゃんだぞ?

リク

保育園に送迎者申請をしていないんだから

リク

アオイを連れて行く資格なんて無かったのよ。

リク

でもあなた方は、勝手にアオイを連れて行った。

カイ

そんな…急に警察に来られても。

リク

もう観念しなさいよ。アオイは返してもらうわ。

カイ

いや、待ってくれ。俺は何も悪くない!

リク

往生際が悪いわね。

リク

でも、あとは警察の皆さんにお任せするわ。

リク

実はもう私も、あなたの実家の前にいるのよ。

カイ

なんで。

リク

アオイを迎えに来たのよ!当たり前でしょう。

カイ

リク、助けてくれ!

カイ

警察になんて行きたくないよ。

リク

ダメダメ。あきらめなさいね。

カイ

リク~。。。

~後日談~

リク

アオイを連れ去った罪で、カイ、元義母クウ、ミドリの3人は

リク

あっけなく警察に捕まりました。

リク

警察に連行される時、3人はかなり抵抗していました。

リク

特に義母は「私はアオイの祖母だ!なのに○拐罪なんておかしい」と大騒ぎでした。

リク

まったく良識も常識も無い、宇宙人の様な人たちです。

リク

それに、元夫の不倫相手ミドリさん。

リク

彼女は元夫の他に男がいたようで、パパ活もしていたと発覚しました。

リク

まともに働いた事がないのに、どうやって稼いだのか、

リク

500万円もの大金を持っていたそうです。

リク

どこが純真な女なのでしょう。

リク

慰謝料を少なくしてあげた自分がバカみたいです。

リク

だから改めて、養育費も慰謝料も一括で請求する事に決めました。

リク

今度の事もあって、私の訴えはすぐ認められ、

リク

500万円を払わせる事に成功しました。

リク

そして、彼らがアオイと私に近付く事は禁止となり、

リク

おそらく実刑判決も免れないだろうという事でした。

リク

これからは息子と二人で、仲良く平和に暮らしていきます!

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