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主
薆麗
主
薆麗
主
薆麗
薆麗
薆麗
薆麗
師匠
薆麗
師匠
薆麗
男性は基本、「イケメン」でなければ名前すら与えて貰えない。
薆麗
つまりー私の師匠の場合は、3つ目の手段を選び取ったという訳だ。
師匠
薆麗
そして私、薆麗は不本意にもー。 ただ今、不細工な容姿で一般 大学に潜入中のー「お嬢様」だ。
潜入中ではなく、正確に言うと「飛び級合格した」んだけど…
師匠
薆麗
薆麗
師匠
薆麗
師匠
薆麗
師匠
薆麗
師匠
足早にお屋敷から遠ざかっていく背中に手を振り、私は玄関へと足を踏み入れた。
ん…あ…っ!
やめ…そこはっ…!
薆麗
玄関を入ってすぐに聞こえてきたのは…母とその恋人(♀︎)の喘ぎ声。
つまりー2人が×××しているタイミングで、私が帰ってきてしまったわけで。
薆麗
私は足音を忍ばせて自分の部屋へと入り、そうっと鍵を掛ける。
あ、ああぁ…!!
こ、これ以上は…っん…!
あのぅ…お2人さん?
××するのは良いんですが…もう少し、声を押えてもらえませんかね?
特にお母様! あんな変な声、毎日毎日、娘の私に聞かせるって・・・
薆麗
もうほんとに、かーわーいぃ!
…んもうっ…その顔、ずるいわ!!
薆麗
せめて娘が帰る前までに、そういう事、終わらせといてよぉ…!!
薆麗
薆麗
薆麗
母に女性の恋人が出来てから、母と奴隷の父との間で、溝が深まりつつある。
母が父や他の愛人に構いもせず、恋人・楓さんばかりと夜を過ごすからだ。
薆麗
母はすっかりー悪女へと変わってしまった。
まぁ…両親の私への態度は、9年前ー私が3歳の時から変わらないまま。
彼らは、一人娘の私には何も…何のお世話もしてくれたことがなかった。
3歳なんだから、何でも自分1人で出来るでしょう? あたしにあんたの世話なんてさせるんじゃないよ!!
風邪引いた? あそこに体温計と冷えピタがあるから自分で何とかしろ!
小学校を経て直ぐ、大学へ飛び級したと伝えた時も…
ふぅんそう…それより早く、女でも男でもいいから恋人連れて来なさい!!
飛び級? そんな事より父さん、母さんの寵愛を得ようと必死なんだから…
お前はあっちに行ってろ、邪魔なんだよ!!
こんな風に、母からも父からも邪険にされ、邪魔者呼ばわりされる毎日。
広いお屋敷には常に、嫉妬と欲望の、ギスギスした空気が漂い…
それに耐えきれなくなって、私はこうして毎夜、1人でコンビニに立ち寄っている。
清歌
薆麗
清歌
清歌
薆麗
清歌
薆麗
清歌
薆麗
薆麗
「明日も会えますか」 師匠以外の誰かにそう聞かれたのはー産まれて初めてで。
私は動揺し、 「分からない」と応えてしまった。
清歌
薆麗
清歌
薆麗
清歌
薆麗
清歌
薆麗
清歌
薆麗
「他の人に言えない」 違うー本当はそうじゃない。
私が、家の事情を誰にもー師匠にさえも知られたくないだけ。
清歌
薆麗
店員さんー清歌さんに申し訳なく思いながら、足早にコンビニを出る。
知り合ったばかりの私に、こんなにズケズケと聞いてくるなんて…
皆さん。 この世界はどうやら男性ですら、末恐ろしいみたいです。
主
薆麗
主
師匠
師匠
薆麗
薆麗
主