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ここがGLの世界なんて、何1つ聞いてない!

ここがGLの世界なんて、何1つ聞いてない!

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ここがGLの世界なんて、何1つ聞いてない!

♥

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2022年08月21日

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皆さん今晩は!
今回のお話で初めて登場する主です!

薆麗

|ヾ(。`・ω・)o|Ю コンバンワ!!!
この物語の主人公?
らしいです!
名前は立華 薆麗(たちばな あいり)、現時点では12歳です!

この物語は薆梨ちゃんが、ここがGLの世界だと気付くことからスタートします!

薆麗

主、それってネタバレになるんじy

それでは本編、スタート!

薆麗

私が、この日本がGLの世界であると気付いたのは、3歳のとき。

薆麗

気づくと周りには、可愛い女の子と、綺麗な顔の女の子ばかり。どこを見回してもイケメンは、ほとんど居なかった。

薆麗

私にとってGLは見る専なので…出来るだけ、フラグというものを避けなければならない。

薆麗

なので私はその当時から、何でも目立たないよう、地味に見えるように影で努力してきたんだ!

師匠

さっきから、なーにをブツブツと喋ってるのかな…愛弟子よ?

薆麗

し、師匠!
な、何でもないです気にしないでくださいごめんなさい!

師匠

いや、嘘ついてんのバレバレだから笑

薆麗

(…もへじの顔のようなこの人は、私の武術の師匠。
この世の中は男性よりも女性の方が権力が高い、そのためー)

男性は基本、「イケメン」でなければ名前すら与えて貰えない。

薆麗

(イケメン以外の男性は女性に媚びを売るか、奴隷になるかー。
それとも、自力で仕事を見つけるかの、3つの手段を取らなければいけなくなっている。)

つまりー私の師匠の場合は、3つ目の手段を選び取ったという訳だ。

師匠

で…薆麗 お嬢様は、俺にどんな嘘を付いたのですか?

薆麗

師匠、私はこんなにも、不細工なモンキー娘なので…「お嬢様」呼ばわりはしないで良いですよ?

そして私、薆麗は不本意にもー。 ただ今、不細工な容姿で一般 大学に潜入中のー「お嬢様」だ。

潜入中ではなく、正確に言うと「飛び級合格した」んだけど…

師匠

俺には分かってますよ?
貴女の顔はー特殊メイクで出来ているんだって。

薆麗

ギクッ

薆麗

そ、そんな事ないです、元からこんな顔でしたよ!!

師匠

ふーん?
ま、そういう事にしとくけど笑

薆麗

(師匠、時々鋭いから困る…)

師匠

んじゃ、公園で稽古してから帰ろ!家まで護衛するよ!

薆麗

…はい、宜しくお願いします^^!!

師匠

すっかり暗くなったね!
じゃあ俺はここまでだから…

薆麗

はい、また明日…送り迎えとお稽古、宜しくお願いします( . .)"!!

師匠

んー(´꒳` )りょーかいっ!!

足早にお屋敷から遠ざかっていく背中に手を振り、私は玄関へと足を踏み入れた。

ん…あ…っ!

やめ…そこはっ…!

薆麗

(…あちゃぁ…)

玄関を入ってすぐに聞こえてきたのは…母とその恋人(♀︎)の喘ぎ声。

つまりー2人が×××しているタイミングで、私が帰ってきてしまったわけで。

薆麗

(勘づかれないように、こっそり行こう…)

私は足音を忍ばせて自分の部屋へと入り、そうっと鍵を掛ける。

あ、ああぁ…!!

こ、これ以上は…っん…!

あのぅ…お2人さん?

××するのは良いんですが…もう少し、声を押えてもらえませんかね?

特にお母様! あんな変な声、毎日毎日、娘の私に聞かせるって・・・

薆麗

私は…親がこんな声出してるの、聞きたくないんだってば!((ボソ

もうほんとに、かーわーいぃ!

…んもうっ…その顔、ずるいわ!!

薆麗

はぁ…

せめて娘が帰る前までに、そういう事、終わらせといてよぉ…!!

薆麗

(コンビニ…いたたまれなくなって来てしまった…)

薆麗

さて、今日は何を買おうかな…

薆麗

(これとか良いかも!
レトルトカレーとスパゲッティと…)

母に女性の恋人が出来てから、母と奴隷の父との間で、溝が深まりつつある。

母が父や他の愛人に構いもせず、恋人・楓さんばかりと夜を過ごすからだ。

薆麗

(お母様には、他の奴隷ー見目麗しい男性達も、沢山いるのに…)

母はすっかりー悪女へと変わってしまった。

まぁ…両親の私への態度は、9年前ー私が3歳の時から変わらないまま。

彼らは、一人娘の私には何も…何のお世話もしてくれたことがなかった。

3歳なんだから、何でも自分1人で出来るでしょう? あたしにあんたの世話なんてさせるんじゃないよ!!

風邪引いた? あそこに体温計と冷えピタがあるから自分で何とかしろ!

小学校を経て直ぐ、大学へ飛び級したと伝えた時も…

ふぅんそう…それより早く、女でも男でもいいから恋人連れて来なさい!!

飛び級? そんな事より父さん、母さんの寵愛を得ようと必死なんだから…

お前はあっちに行ってろ、邪魔なんだよ!!

こんな風に、母からも父からも邪険にされ、邪魔者呼ばわりされる毎日。

広いお屋敷には常に、嫉妬と欲望の、ギスギスした空気が漂い…

それに耐えきれなくなって、私はこうして毎夜、1人でコンビニに立ち寄っている。

清歌

計 2000円です!
お買い上げ有難うございましたー!

薆麗

(〃..)) ペコッ

清歌

(´。・//・。`)ドキッ

清歌

…??

薆麗

こちらこそ、有難うございます^^

清歌

あっ…あの!

薆麗

??はい…?

清歌

明日も…お客様に会えますか?

薆麗

…え?

薆麗

それは…分かりません…

「明日も会えますか」 師匠以外の誰かにそう聞かれたのはー産まれて初めてで。

私は動揺し、 「分からない」と応えてしまった。

清歌

そう…ですか‎(´._.`)シュン。。

薆麗

??店員…さん?

清歌

ー清歌

薆麗

へ?

清歌

き・よ・か!
俺、杳 清歌(はる きよか)って言うんです。

薆麗

私は…薆麗…あいら、です。

清歌

薆麗…さんは、俺より年下ですよね?

薆麗

はい…お恥ずかしながら…12歳です。

清歌

え…俺より一回りも年下じゃ…!じゃあ、親御さん…とかは今…

薆麗

うちの家のことは、他の人にはあまり言えなくて!
その…ごめんなさい。

「他の人に言えない」 違うー本当はそうじゃない。

私が、家の事情を誰にもー師匠にさえも知られたくないだけ。

清歌

そう…なんですね…分かりました、ならまたー別の機会に!

薆麗

はい…また…^^

店員さんー清歌さんに申し訳なく思いながら、足早にコンビニを出る。

知り合ったばかりの私に、こんなにズケズケと聞いてくるなんて…

皆さん。 この世界はどうやら男性ですら、末恐ろしいみたいです。

いかがでしたか?
少しでも面白いなぁと思って頂けたら嬉しいです^^

薆麗

恐い恐い恐い恐…

薆麗ちゃん、戻って来てー!

師匠

えーじゃあ、2人を代表して…

師匠

100タップ以上、お疲れ様!
❤&コメント、フォロー待ってるぜ!

薆麗

…!!!( ゚д゚)ハッ!!!!

薆麗

おつ薆です!!

おつUXです(´▽`)ノ

この作品はいかがでしたか?

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