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隠れた最強

第6話 - 第6話

2025年06月28日

#ウィンドブレーカー

#男主

四季

獅子頭連のアジトの中だと思ってね？

モブ達

モブ1:早く始めろー！

モブ達

モブ2:梅宮、隣は柊か？

モブ達

モブ3:おらぁ！つら見せろ！(缶を投げる)

蘇芳

なるほどなるほどﾆｺ

蘇芳

確かにこれは猛獣の檻だ

楡井

(これ帰れる？生きて帰れる…？)

光時無斗

勉強しにきたんでしょ？

光時無斗

前見てなよ笑

楡井

！ｺｸ

兎耳山

さあみんな！(ステージに上がる)

兎耳山

楽しい楽しい、タイマン勝負の始まりだよ！

モブ達

おおー！

梅宮

まぁたく、お祭り騒ぎにしちまって

梅宮

いいか、お前ら

梅宮

こんな大事になっちまったが、本命は俺と兎耳山のタイマン

梅宮

お前達の勝ち負けは、勘定には入らない

梅宮

気楽に行ってこい！

桜遥

ふざけんな！

桜遥

勘定に入ろうが入らなかろうが、負ける気なんてさらさらねぇ

柊

だってよ笑

梅宮

つくづく頼もしいねぇ笑

兎耳山

さあ梅ちゃん！

兎耳山

やろー！

兎耳山

早くやろー！

十亀

いやいや、大将が1番最初ってありえないからぁ

兎耳山

えー！

モブ達

有馬:(手を挙げる)大将ー、俺からやっていいか〜？

モブ達

有馬:さっきからあの長髪がチラチラガン飛ばしてきて、うぜんだわ笑

蘇芳

わあ、杉下君ラブコール貰っちゃったね

梅宮

あぁ、いいんじゃない？

桜遥

おい！

桜遥

お前とは決着ついてねえんだ

桜遥

だが、こんなダセェ奴らに負ける奴たぁ

桜遥

二度とやりたくねえ！

桜遥

おい！聞いてんのか！

光時無斗

桜なりに、負けるなって言ってるんだと思うよ？笑

杉下

ﾌﾝ

杉下と有馬の喧嘩が始まる前

佐野あゆ

ねね、無斗

光時無斗

ん？何？

佐野あゆ

こっち、一緒に座ろ！(獅子頭連の方)

光時無斗

え、いいの？

佐野あゆ

大丈夫でしょ、ほらほら(無斗の腕を掴んで引っ張る)

光時無斗

え、まあいっか(力強ない？)

佐野あゆ

(十亀の隣に座る)

光時無斗

(あゆの隣に座る)

桜遥

おい、あいつあっちにいるけどいいのかよ(無斗を指す)

梅宮

いいんじゃない？笑

梅宮

仲良さそうだったし！

柊

ほら、始まんぞ

モブ達

有馬:(ステージに上がる)

杉下

(ステージに上がる)

喧嘩が始まる

モブ達

有馬:たく、マジで癪にさわる目してんなぁ笑

モブ達

有馬:ﾆﾔ、おい！梅宮どうしたんだ？！

杉下

ﾊｯ(梅宮の方を見る)

モブ達

有馬:ﾆﾔ(杉下に近づき1発顔面を殴る)

モブ達

有馬:喧嘩中によそ見すんなよ、馬鹿が笑

杉下

…さんだ

杉下

(有馬の顔面を掴み床に叩きつける)

モブ達

有馬:ｶﾞﾊｯ

光時無斗

よっわ笑(ﾎﾞｿｯ

桜遥

よっわ

杉下

梅宮"さん"だ、馬鹿が

楡井

い、1発！

兎耳山

ははははっ笑(拍手しながら)

兎耳山

凄〜い！君頑丈なんだね！

兎耳山

名前、なんて言うの？(席から立ち上がる)

兎耳山

次俺とやろ〜！

十亀

(丁子のスカジャンを掴む)

十亀

こぉら、丁子ぃ

十亀

大人しく待ってなさいぃ(丁子を席に戻す)

楡井

負けた人を心配しない所か、対戦相手の事を褒めるなんて…

楡井

あの時も、ですけど、

楡井

やっぱりあの人達、おかしいですよ…！

杉下

(ステージから下りる)

梅宮

おーい、おかえりぃ

梅宮

いやー、相変わらず強引だな笑

柊

殴られたとこ大丈夫か？

梅宮

お前、昔っから頑丈だったもんな〜笑

梅宮

あっはははは〜笑

佐野あゆ

有馬、負けちゃった

佐野あゆ

しかも1発って

光時無斗

心配してんの？

佐野あゆ

…いや、別に

光時無斗

そっか

兎耳山

亀ちゃんと佐野ちゃんだったらどう倒す？

佐野あゆ

うーん、わかんない

兎耳山

そっか！亀ちゃんは？

兎耳山

亀ちゃん？

十亀

…

兎耳山

よぉーし！次やろ、次！

兎耳山

あ、ねね

兎耳山

誰かさ、あれ片して(有馬を指す)

光時無斗

僕がやろっか？

兎耳山

え？ほんと！じゃあお願い！

光時無斗

ちょっと席外すね、あゆ〜

佐野あゆ

うん、わかった

光時無斗

(有馬をステージから下ろして、有馬を横にする)

桜遥

なんでお前がそんな事すんだよ

光時無斗

別にいいじゃん？

光時無斗

気分でやっただけ☆

梅宮

お前、優しいんだな〜

光時無斗

そんな事ないよ〜

光時無斗

(あゆの隣に座り直す)

佐野あゆ

無斗がやんなくても良かったのに、なんで？

光時無斗

気分だよ、気分〜

兎耳山

さぁさぁ次！次、次はだぁれ？

桜遥

じゃあ俺が…

蘇芳

馬鹿だなぁ笑順番的に俺でしょ？笑

光時無斗

それな〜笑

桜遥

誰が馬鹿だ！

兎耳山

お〜！沼ちゃん頑張れ〜！

蘇芳

(ステージに上がる)

モブ達

鹿沼:(ステージに上がる)

光時無斗

蘇芳、ガンバ〜

モブ達

鹿沼:お前らのせいで有馬が…ｶﾞﾘｶﾘ(爪をかじってる)

蘇芳

なんだ、仲間のために怒れるんだﾆｺ

蘇芳

あの時とは随分違うね

モブ達

鹿沼:僕は、有馬とずっと一緒にやってきたんだ…！

モブ達

鹿沼:兄弟がやられて、怒らない訳ないだろ！

蘇芳

あっはは笑

蘇芳

自分が被害者になった時だけ喚くなんて

蘇芳

我慢を知らない子供の様だね

桜遥

(優しい、ね)

蘇芳

辛かったでちゅねぇ、僕ちゃん

桜遥

(あれが優しい奴のする顔か？)

モブ達

鹿沼:ｷｯ、うおおぉ！(蘇芳に殴り掛かる)

蘇芳

(それを受け流す)

光時無斗

(へぇ、凄〜)

蘇芳

癇癪を可愛いで済むのは、せいぜい小学生までだよ

蘇芳

さ、俺と一緒に大人の階段登ろうか

あれから数分後

モブ達

馬鹿やろー！

モブ達

真面目にやれー！

モブ達

何遊ばれてんだ！

モブ達

ふざけるな！鹿沼！

モブ達

鹿沼:(好き勝手言いって、僕がふざけてるって？)

モブ達

鹿沼:(押しても引いても掴んでも、一瞬でいなされる…)

モブ達

鹿沼:(だったらお前らやってみろよ！こいつと！)

梅宮

はっはははは笑

梅宮

ただの優しい奴じゃなかったな笑

桜遥

優しさの欠片もねえだろ

桜遥

クソ性格悪ぃじゃねえか

光時無斗

それは僕も同感だな〜

楡井

え？

桜遥

格下の奴を生かさず殺さず、見世物にしてる

桜遥

永遠に差をつきつけられる

桜遥

俺が相手なら死にたくなるね

楡井

な、なるほど…

光時無斗

遊んでるよね、あれは笑

桜遥

俺なら嗚呼はならねえけどな

楡井

確かにエグい…

蘇芳

そろそろ、もう答え分かって来たんじゃない？

蘇芳

今、君が考えて…

モブ達

鹿沼:ありえない！ありえない！

モブ達

鹿沼:こんなの、ありえない！(また蘇芳に殴り掛かる)

蘇芳

(鹿沼の顔の目の前で蹴りを止める)

モブ達

鹿沼:？！

蘇芳

今君が考えてる事、当ててあげようか？

蘇芳

君が嘲笑った人間に、君自身がなるイメージ

蘇芳

それが質問の答え

蘇芳

大人になる為に必要な物

蘇芳

想像力だよ

モブ達

鹿沼:(後ろに後ずさりをして後ろに転ける)

十亀

やめやめぇ

十亀

もういいわぁ

十亀

眼帯君も、悪いけど下りてくれるぅ？

兎耳山

あれ？もう終わったの？

モブ達

鹿沼:え、いやなんで…

十亀

これ以上、恥じ掻かせないでよぉ

十亀

いや、恥にはならないのかぁ

十亀

もう仲間じゃないしぃ

モブ達

鹿沼:！？

蘇芳

大人になるということは、人の思いに寄り添えることだ(鹿沼の横を通りながら)

蘇芳

それには想像力と経験がいる

蘇芳

良かったね

蘇芳

階段、1段くらいは登れたんじゃない？

蘇芳

(ステージから下りる)

梅宮

いやぁ〜蘇芳

梅宮

お前強いのなぁ

蘇芳

いえいえ、そんなﾆｺ

兎耳山

いいなぁ

兎耳山

ねえ、俺も眼帯君とやりt

十亀

はーい、次次ぃ

十亀

次はどうするぅ？

桜遥

やっと俺の番

佐狐

(立つ)

桜遥

ん？

佐狐

(柊を指す)

桜遥

え？はあ？

柊

悪いな桜、俺が先だ

桜遥

おいちょっと待て！

桜遥

1年2人がやって、なんで俺が後なんだよ！

光時無斗

桜は副頭取とやるんだし、仕方ないと思うけど？笑

光時無斗

それに、桜のお相手さんはまだ出る気なさそうだよ〜

柊

十亀は副頭取、本来なら俺があいつとやるのがだとうだが

桜遥

俺じゃ勝てねぇってのか？

柊

そうじゃねえよ

柊

任せる

桜遥

！

桜遥

別に、お前に任されなくてもやるし！勝つし！

光時無斗

(眠…、眠くなってきたなぁ、まあ柊さんが勝つと思うし、寝てよっかなぁ)

光時無斗

ｳﾄｳﾄ

佐野あゆ

眠いなら寝ててもいいよ？

光時無斗

分かったちょっと寝るわ…

佐野あゆ

うん

光時無斗

んん…、

光時無斗

あれ、今誰がやってる？

佐野あゆ

十亀が負けたよ

光時無斗

え？

光時無斗

桜が勝ったの？え〜、見たかった〜

桜遥

ふざっけんな！

桜遥

なんなんだ最後の！

桜遥

何がギブアップだ！

桜遥

てめぇ何わざと負けてんだ！

兎耳山

はーい！お疲れお疲れー！

兎耳山

君強いね！今度俺ともやろうね！

兎耳山

さあ梅ちゃん！カモーン！

桜遥

おい待て！俺はまだ、

十亀

丁子ぃ、

十亀

もうやめよう

十亀

この喧嘩、俺達にせいぎはない

十亀

俺達が、俺が悪かったんだ

十亀

丁子…

兎耳山

(十亀を蹴り飛ばす)

佐野あゆ

？！

兎耳山

うるさいなぁ、もう

兎耳山

負けたんだから黙っててよ

桜遥

(兎耳山を殴ろうとする)

光時無斗

(桜の拳を止める)

梅宮

！

光時無斗

桜、梅宮さんに交代だよ

梅宮

良かったよ、ちゃんと会話ができたみたいで

梅宮

お前のその行動が、何よりの証だ

梅宮

十亀も、あとは任せてくれねぇか？

梅宮

頼む

十亀

！ﾌｯ、随分お節介だねぇ

十亀

(ステージから下りる)

桜遥

ﾁｯ

桜遥

もし負けたら、ぶっ飛ばす

梅宮

おう

桜遥

(ステージから下りる)

梅宮

光時も、桜止めてくれてありがとな！

光時無斗

大したことしてないよ笑

光時無斗

梅宮さん、後は任せますね

梅宮

おう！

光時無斗

(ステージから下りる)

梅宮

(俺よりも先に桜を止めた、光時は一体…)

佐野あゆ

いつステージ上がったの？わかんなかったんだけど

光時無斗

さぁて、いつでしょうね〜☆

光時無斗

あ、席少し外すね

佐野あゆ

別にいいけど、何するの？

光時無斗

桜達の手当て☆

光時無斗

(桜達の所に行く)

光時無斗

柊さんと、杉下と桜〜、怪我みーせて

桜遥

あ？なんでだよ

光時無斗

なんでって手当てするからに決まってんじゃん☆

桜遥

出来んのかよ

光時無斗

できなかったら言わないよ笑

柊

じゃあ頼む

柊

杉下もやって貰え

杉下

ｺｸ

光時無斗

あ、でも梅宮さんの喧嘩最後まで見たいだろうし

光時無斗

梅宮さんの喧嘩終わったらでいい？

桜遥

まあそれでいい

光時無斗

わかった〜

梅宮の喧嘩が始まる

正直、めんどいんで飛ばします☆

兎耳山

梅ちゃん(スカジャンを脱ぐ)

兎耳山

俺は梅ちゃんに負けた

兎耳山

だから、獅子頭連を抜ける

兎耳山

獅子頭連は梅ちゃんのものだ

兎耳山

みんなを、よろしくお願いします(頭を下げる)

梅宮

え？やだよ(手を横に振る)

兎耳山

え？

梅宮

お前が勝手にチームをかけた勝負にしてたわけで

梅宮

俺はさらさらそんなつもり、なかったし

梅宮

チームでかくするとか、全く興味ないし

梅宮

上だ下だとか、めんどくさい！

兎耳山

で、でも！

梅宮

うーん

梅宮

あ、じゃあよ

梅宮

今日から俺達友達ってとこで

兎耳山

え？

梅宮

まあ、だから今日の喧嘩はあれだ

梅宮

親睦会？みたいな？

梅宮

みんなも集まってくれてありがとな〜！

梅宮

楽しめたか〜？

兎耳山

あっははは笑

兎耳山

やっぱり梅ちゃんは面白いね！

梅宮

はい！じゃあ今日は終わり！

梅宮

解散！解散！

梅宮

なあ、この辺で食い物持ち帰りできる店ないか？

十亀

え、なんで？

梅宮

なんでって、打ち上げだ！打ち上げ〜！

梅宮

うぇーい！カンパーイ！

梅宮

お疲れ〜い！

柊

なんで外でやるんだよ

梅宮

宴会っつったら外だろ！

光時無斗

その前に手当てしてもいい？

梅宮

え？嗚呼！

梅宮

頼む！

光時無斗

は〜い、お任せを〜

光時無斗

(梅宮の手当てをする)

梅宮

上手いな！手当て

光時無斗

それほどでも〜笑

光時無斗

次、柊さん

柊

おう、頼む

光時無斗

(柊の手当てをする)

柊

ありがとな

光時無斗

(桜の手当てをする)はいできた〜

桜遥

さ、サンキュな…//

光時無斗

また赤くなってる〜笑

桜遥

う、うっせえ！/

佐野あゆ

(尊い…)

光時無斗

次、杉下〜

光時無斗

…、座ってくれない？

杉下

ﾌｯ

光時無斗

ﾑｶｯ

梅宮

杉下、意地悪してやんなよ笑

杉下

ｺｸ(座る)

光時無斗

(杉下の手当てをする)

佐野あゆ

ねえ、十亀と丁子の手当てもしてくれない？

光時無斗

いいよ？

十亀

俺らはいいよ、別にぃ

佐野あゆ

じゃあ、血だけでも拭いてもらってよ！

十亀

わかったよぉ

光時無斗

(十亀と丁子についてる血を拭く)

兎耳山

ありがと！

十亀

ありがとねぇ

梅宮

よし！じゃあ改めて宴会開始〜！

梅宮

お〜、どれも美味そうだ！

梅宮

流石飲み屋街のメニューって感じだな！

梅宮

んじゃ、いっただきまーす！(唐揚げを食べる)

梅宮

ﾓｸﾞﾓｸﾞんまい！

梅宮

どれも美味いぞ！

杉下

ﾓｸﾞﾓｸﾞ

柊

確かに美味いな

杉下

ｺｸ

梅宮

あ、レモンあんじゃ〜ん(レモンを唐揚げにかけようとする)

柊

(その腕を掴む)ばっか！全部かけんなよ！

楡井

よ、よくこんなの状況で食べられますね…

蘇芳

だね〜

楡井

と、思ったら蘇芳さんもですか

楡井

良かった

蘇芳

あ、俺はダイエット中なだけﾆｺ

楡井

ダイエット？！

光時無斗

(美味い〜)ﾓｸﾞﾓｸﾞ

佐野あゆ

美味しいでしょ！

光時無斗

ｺｸ

梅宮

お？どうした十亀

梅宮

なーんも食ってないじゃん！

十亀

申し訳ない…

十亀

今回の事は、元を正せば全部俺のせいなんだぁ…

十亀

獅子頭連が腐り切った事も、昨日の衝突から今日の事も…

十亀

全部、本当に申し訳ない…

兎耳山

亀ちゃん…！それは俺が！

十亀と兎耳山がそろって頭を下げる

佐野あゆ

十亀、丁子…

梅宮

だってさ

梅宮

桜ぁ、どうする？

梅宮

お前が決めろ

桜遥

はあ？！

十亀

どんな罰でも受けるよ…

十亀

そうあってしかるべきだ…

佐野あゆ

じゃあ私も…！

兎耳山

佐野ちゃんは悪くないよ、だから佐野ちゃんは頭下げなくていい

桜遥

(立ち上がる)絶対！かっけえ奴になりやがれ！

桜遥

ダセェ事、二度とすんな！

桜遥

いいなぁ？！

十亀

約束するぅ

佐野あゆ

(良かった…)

梅宮

よーし！この件はこれで終わり！

梅宮

お？これはなんだ？

梅宮

ﾓｸﾞﾓｸﾞ、ごぼうフライだ〜！

兎耳山

梅ちゃん、どうしててっぺんなのにそんなに楽しそうなの？

梅宮

俺さ、飯食うの好きなんだぁ

兎耳山

俺も食べるの好きだよ！

兎耳山

俺カレーが好き！梅ちゃんは？

梅宮

俺はオムライスだな！

梅宮

あ、でも食べる物っつーより

梅宮

こうやって、みんなでわいわいしながら食べる事が好きなんだよ！

梅宮

色んな話したり、馬鹿笑いしたり、嫌な事があってもどーでもよくなる！

梅宮

その時間が、何より楽しみだ！

梅宮

だから俺、今もめっちゃ楽しいよ！

梅宮

そんで、それは俺がてっぺんだっつー事と

梅宮

なんの関係もない！

兎耳山

やっぱり、そうだよね

兎耳山

俺、思い出したんだ

兎耳山

てっぺんになる前だって楽しかった

兎耳山

みんなが笑ってると、俺も楽しかった

兎耳山

でも、その時は気づけなくて

兎耳山

てっぺんになれば楽しくなれるって思っちゃったんだ

兎耳山

…、なんできづけなかったんだろ

光時無斗

それは人間呼吸する時に、酸素ありがたい！とかならないでしょ〜？

光時無斗

それだけ兎耳山さん？にとって楽しいって事が

光時無斗

当たり前なくらい、傍にあったって事だよ

梅宮

おう！光時の言う通りだ！

梅宮

無くなる前に気づけて良かったなぁ

梅宮

本当に、良かった

兎耳山

あと、もう1つ聞いていい？

梅宮

ん？

兎耳山

梅ちゃんはそれを分かってたのに、なんでてっぺんになったの？

梅宮

ずぅーっと楽しくみんなで飯が食いたいから！

梅宮

みんなが幸せで、笑っていてくれれば

梅宮

俺は楽しく飯が食える！

梅宮

そのために、俺がこの街でできる事を考えた時

梅宮

それが風鈴のてっぺんだった

梅宮

それだけだ

梅宮

なる事を目指したんじゃなくて、てっぺんになってやりたい事があっただけ

梅宮

他にいい方法があったら、そっちをやってたかもしれないけど

梅宮

もしそうだったら、お前らとこんな風に飯が食えてないな！

兎耳山

やっぱ梅ちゃんは凄いな〜

兎耳山

ちゃんと自分の事分かってててっぺんになってる

梅宮

いやいや、なってるんじゃない

梅宮

ならせてもらったんだ

梅宮

てっぺんは1人じゃなれねぇだろ？

桜遥

ｯ

光時無斗

…ﾓｸﾞﾓｸﾞ

梅宮

てっぺんになれたのは、みんなが担いでくれたからだ

梅宮

俺のやりたい事に、共感して協力してくれたから

梅宮

だから俺、てっぺんになった時思ったんだ！

梅宮

俺の願いは、俺だけの願いじゃなくなったんだって

梅宮

だからこそ、その願いを叶えるためにどんな困難にも、理不尽にも不条理にだって

梅宮

俺は、絶対負けない

兎耳山

…、梅ちゃんは何もかも背負ってるんだね

十亀

丁子？

兎耳山

あーぁ、俺の拳は軽いわけだ

兎耳山

勝てっこないや笑

梅宮

なんだ！佐々木！

梅宮

ずっと待ってたのか？！

モブ達

佐々木:あ、あの…

梅宮

任せとけって言ったろ！

梅宮

全部終わったよ

モブ達

佐々木:ほんとに…っ、本当にありがとうございました…！(泣)

ｶﾗﾝｯｶﾗﾝｯ(ことはの店に入る)

梅宮

たっだいま〜

ことは

おかえ、ってあれ？

ことは

もう手当て済んでるじゃん！

ことは

毎回派手にやるわね

ことは

大丈夫？

柊

問題ねぇ、これくらい

柊

それに光時が手当てしてくてたしな

ことは

あんた、意外と器用なのね

光時無斗

それほどでも〜笑

ことは

あんたはサラッとしてるわね

蘇芳

俺、汗かかないタイプなんだ

ことは

桜も、ボロボロね

ことは

おかえり！

楡井

桜さんどうしたんすか？

楡井

帰り道もずっと黙りでしたし

桜遥

帰る

楡井

えぇ？！桜さん！どうしたんすか？

光時無斗

僕も帰る〜

楡井

え！光時さんまで！

梅宮

待て待て待て(桜を持ち上げて光時の後ろのえりを掴む)

桜遥

何すん…

梅宮

せっかくの記念日何だから、お祝いしなちゃだろ〜？

光時無斗

僕、それ関係ないんじゃ…

梅宮

いいからいいから〜

梅宮

こっとは〜コーヒーを頼む！

梅宮

(桜と光時を席に座らす)

桜遥

祝われることなんかねぇ！

梅宮

喧嘩中、桜が対話してたから！

梅宮

だから今日は対話記念日！

桜遥

はあ？何わけのわからないこと言ってんだ！

光時無斗

その記念日、僕関係なくない？

光時無斗

僕喧嘩してないし〜

楡井

対話記念日って何すか…

蘇芳

うーん、サラダ記念日みたいな感じかな〜？

ことは

はぁ…

桜遥

やりたきゃk…

梅宮

俺が、話してぇの

梅宮

お前と

桜遥

！

梅宮

それで？どうだった？

梅宮

十亀と対話してみて

桜遥

いや、だからできてねぇし

桜遥

拳から声なんて聞こえなかった

梅宮

ん？お、あっははははは笑

梅宮

あーそうか笑そういうふうに捉えてたのか笑

蘇芳

桜君、意外とロマンチストなんだね笑

楡井

桜さん、流石にそれは笑

桜遥

な、なんだってんだよ！やった笑うな！

光時無斗

対話ってそういう事じゃないと思うよ？笑

梅宮

いやーすまん笑

梅宮

ちゃんと説明してなかったな笑

梅宮

にしてもお前、素直なんだなぁ笑

梅宮

でもテレパシーじゃないんだ

梅宮

流石に声は聞こえないよ笑

桜遥

ｸｯｸﾞﾇﾇ///

梅宮

拳が言語だって言ったのは、話す言葉ではなくて伝えたり受け取ったりする手段だって事

梅宮

そして拳は言語より古く、原始的手段だから伝えられるのも原始的だと思う

光時無斗

原始的？(コーヒーを飲む)

桜遥

(同じくコーヒーを飲む)

梅宮

そいつが好きとか嫌いとか

桜遥

？！ﾌﾞｰｯ(コーヒー口から出てて梅宮の顔面にかかる)

光時無斗

？！ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯ(桜にびっくりしてコーヒーでむせる)

梅宮

ぐはあぁっ？！目がぁぁ！？

光時無斗

ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯびっくりさせないでよ、桜〜

梅宮

(タオルで顔を抜く)

梅宮

すまん、ことは

梅宮

お前は十亀と対話して、十亀の事好きになったんじゃないのか？

桜遥

は、はあ？！//

梅宮

だからこそ、あの時兎耳山に殴り掛かろうとした

桜遥

！

梅宮

それが対話できた証だと、俺は思う

桜遥

そ、それが出来たからってなんだってんだ！なんで祝われないといけないんだよ！//

梅宮

それはお前、俺が嬉しいから！

桜遥

は？

梅宮

俺なぁ、街の外から来るやつがいるって聞いて

梅宮

「物好きなやつがいるもんだ、どんな奴なんだろう」って思った

梅宮

昨日、今日と、お前を見て確信した

梅宮

お前は良い奴だ

梅宮

そんな奴がこの街に来てくれた、それが嬉しいんだ！

光時無斗

僕は桜と違ってなんもしてないけど？

梅宮

お前も良い奴だと思ってる！

梅宮

今日のタイマンで、倒れた獅子頭連の奴を丁重にステージから下ろしたり

梅宮

俺達の怪我手当てしてくれたり！

光時無斗

そっか、

柊

それなら歓迎会でいいじゃねえか

柊

対話記念日よりわかりやすいだろ？

梅宮

お！確かにな！

力尽きたのでここで終わりにするよ！バイバーイ！

隠れた最強

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目がぁ！のシーンちゃんと見てない？から知らなかったけど…ムス〇かと思った

四季

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