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甘々ケーキ☆Xmasバージョン

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甘々ケーキ☆Xmasバージョン

第1話 - 甘々ケーキ☆Xmasバージョン

320

2022年12月23日

#BL

#クリスマス

ゆるな

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320

ゆるな

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■甘々ケーキ☆Xmasバージョン■ 　再掲

ごちそう食べて大好きなひとと一緒に過ごす、ハッピーでメリーなクリスマス。可愛コちゃんの待つ部屋へ、ケーキを買うてまっしぐら！

ケーキは定番に、白いクリームに真っ赤ないちごのショートケーキや。

ホールの方がイベント感いっぱいなんやけど今年はね、ちょっと、うん。ピースでひと切れだけ買うてきました。

兎「二人でひと切れ？」Ｌ「そ、仲良く食べよな♡」兎「え～普通に一人一切れでよかったじゃん」

ところがどっこい。

Ｌ「俺の予想では一切れで十分や思うんよね」兎「へ？それはどういう」

Ｌ「うーくんに食べさしてもらいたいな～」兎「え···あーんってしてほしいの？」まあそんなトコやけど···もうちょい、ね。

Ｌ「なあなあクリスマスってイベントなんやし、ええやろ？」兎「ん、んー、まぁいいか」

···とりあえず了承は得ました。さて。Ｌ「ふふw　···うーくん？」

まずはひとくち分、生クリームだけをフォークに取ってうーくんの口元へ。Ｌ「ほら···あ－ん」

兎「あれ？エルくんも俺にあーんしたいの？」Ｌ「ちゃうんよなぁ、とりまうーくんくち開けて」兎「え？どゆこと？あとそれクリームしか···」

わけのわからない、という顔でとりあえずくちを開けたうーくん。こどもみたいで可愛らしなあ。

Ｌ「ええかうーくん？食べちゃあかんよ、これ俺が食べる分やで？」兎「ア、　···？」

うーくんの舌にクリームを乗せて言い渡す。

Ｌ「ほんならうーくん、それ俺に食べさせてや？はい、あーん」

うーくんの目の前でくちを開けてスタンバイすれば。驚いて目を見開き、舌にクリームを乗せたままかたまるうーくん。

くちを開けたまま、舌のクリームを落っことさんよう小刻みに首を振るあたり律儀やな。

Ｌ「あーん、」兎「アウー！///」Ｌ「うーくんほら～、あーんってばぁ」兎「ア、ア！」

Ｌ「舌をそのまま、俺のくちの中に差し入れてくれるだけでええねん」

ほらほら、こうしてる間にもクリームが溶けて。

兎「ん、っくん、」Ｌ「あー飲み込んじゃったん？」

兎「だ、だってずーっとくち開けっ放し、」Ｌ「せやな···くちの端からよだれ垂れちゃっとる」兎「う、うるさいなもぉ！///」

Ｌ「じゃもう一回」兎「ええぇヤダよいっそ普通にあーんした方がいいっ！///」

うーんそれも嬉しいけど、ここは曲げずに。だってクリスマスって恋人の一大イベントやもん。

Ｌ「はい、落とさんでな？」兎「アウ～！」

上手に乗せたひとくち分のケーキ。紫ぁくんの舌ごと食いついちゃいます、はむはむしちゃいます。

　はむ、　れろれろ···　ちゅく、ちゅる···　

Ｌ「···ん、美味しいね」兎「ア、ん、はぁ···」

Ｌ「まだあんねんで？ほな次のひとくち行こか」兎「も、もう普通に食べようよっっ！///」Ｌ「イヤや」

だって赤い顔してそないなこと言うても、こうして口元にフォークを持ってくと。

兎「···ァ、」 ···ね、素直にくち開けるんよ。

Ｌ「ほら、···ん」兎「ん···んむ、///」

　ちゅ、ちゅむ　ちゅくっ　れろっちゅくっ···

クリームを舐め取るように、舌を絡めてしゃぶって丹念に味わいます。

そう、丹念に。けっこうあからさまにいやらしく。

俺の舌がうーくんの舌を犯すように。

兎「んんっ、はぁ··· はぁ···」Ｌ「どないしたん？　顔まっ赤やで」

兎「あ···　ハ、ア···」

ほらね、もう。うながさなくたってうーくん自分でくち開けたよ。

おずおずと差し出された、いちごのようななまめかしい舌にケーキを乗せる。

きゅっと目を閉じたうーくんの震えるまつげを見つめながら、ゆっくりとうーくんの舌を咥えにいく。

兎「ンゥ、ンッ···」Ｌ「んむ···うーくん、おいし···」

息も上がっちゃってすっかりチカラが入らんうーくん。そろそろ食べ頃やろか？

兎「んぅ、ふ···、」Ｌ「ケーキまだ半分も進んどらんよ？」兎「も、ぉ、あとでいい···」

···ほらな？やっぱりひと切れで十分やった。

とうとううーくんの両腕が俺の首に回されて、今度はうーくんが俺の舌を物欲しげに絡め取る。

その甘くて優しくて魅惑的な感触は、俺だけのケーキ。ああ、なんて甘美なケーキやろ。

Ｌ「じゃあ、もううーくん食べちゃってええ？」兎「ん···」

ノーベル賞とっちゃうよな人とか、年俸が億単位の野球選手とか、スゲェなって思う。でもね、どないなスゲェ人たちよりも。

兎「ぁ···、んぁ、えぅくんん···///」

こんな、奇蹟みたいに可愛えうーくんの恋人な俺が一番スゲェよね？

最高の恋人にキスして、味わって、抱きしめて愛を交わして。

サンタさんもヤキモチ妬くらい、幸せなクリスマスです。 END

ジャンケンで勝った人が残ったケーキを　兎くんに塗りたくr(((