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ただ書きたいだけ

11 - ただ勘違いを書きたかっただけ【水緑】

♥

347

2024年08月10日

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ただ勘違いを書きたかっただけ

生徒A

うぉっ!?

生徒A

また学年1位すちかよ…

生徒B

すごいねすちくん!!

生徒B

この前の体育祭の

生徒B

個人競技も全部1位で

生徒B

MVPに取り上げられてたぐらいだし…

生徒B

流石学校1のモテ男!!

S

からかわないでっw

S

今回はしっかり対策できてたから

S

それに比例して

S

学年トップ取れたんだし

生徒A

何だ〜?自慢か〜!?

生徒A

コノコノッッ!!

S

わぁーーー!!w

K

テクテクテクテク…

K

(掲示板の前で)

K

(…めっちゃ騒いでるんだけど)

K

(見れないんだけど……やめてほしぃ〜)

K

(ま、いいや)

K

(どうせ……結果なんて目に見えてるし)

K

(………戻るか教室に…)

S

w………おっ?

S

!!

S

ごめんね!バイバーイ!!

生徒A

え、あ、…うん

S

テクテクテクテク!

S

こさめちゃん!!

K

ビクッ…えっ…すっちー?

S

これからどこに行くの?

K

…えっと教室だけど…

S

一緒に居ても良い?

K

…あの人達は?

S

ん〜……申し訳ないけど…

S

抜け出してここまで来た

K

…………

S

……駄目……かな?

K

……いいよ

S

っ!!✨✨✨

S

やったぁ!!

S

俺こさめちゃんに話したいことがあってね!!

S

実は…!!

K

うん………うん……

S

ーーーー!!!

K

ふふっ……はは…

K

……

楽しそうな姿は目に入るのに…

何を言っているのかは分からない

まぁ当たり前か…

嫌いなやつの話なんか聞く価値もないもんな。

どんな食いつく話でも

お前が話す話なんて聞きたくもない。

耳に入るのが不快…

目に写るのが不快…

でもそんなのあいつは知るはずない

だから、嬉しそうにこっちに駆けつけてくる。

……その姿が嫌だって

口にできればな…

でも俺は弱いから

今日もまた気持ちを抑えて

君と過ごす。

K

チラッ…

S

♪♪

K

………プイ

K

(その顔………)

K

すちくん!あーそーぼ!

S

!!……ぇ、あ?ん?

K

すちくん?あーそーぼって!

S

……いいの?

K

すちくんがいいからいってるの!!

K

ほら!いこ?

S

S

うんっ!!ニコ

S

タッタッタッタッ…

K

ほらすっちー!これ!

K

おはな!

S

うわぁ…きれー

K

みどりいろ…

K

すちくんみたい……

S

たしかに…かみ…にてる

K

なら、

K

あげる!

K

こさめからのぷれぜんと!

S

ほ、ほんとう!?

K

うん!はい!

S

ガシッッ…

S

♪♪

K

っ……

気持ち悪い

こんなこべりつく記憶なんて消えてしまえ

S

……こさめちゃん?

K

っは、うん!?

S

ど、どうしたの…

S

さっきから…ボーっとして…

S

………体調悪い?

K

いや……別に……

S

ほ、本当に?

S

……

S

ガシッッ(手を握る)

K

!?!?

S

俺…こさめちゃんに辛い思いはしてほしくない

S

だからさ

S

…何かあったら…

S

俺に頼ってね?

S

守るから!!

K

っ!!

K

んぅ……ショボン

S

テクテク…

S

あ、…いた…

S

………こ、こさめちゃん?

K

ん?…あ、すちくん…

S

…あそぼ?

K

………うん…

S

あえ……💦

S

いや…だった?💦

K

ちがう……ちがう…

K

さっき…ね

K

ぶらんこのってたら…

K

とられた…

S

!!えっ!…

S

…そんな…

K

こさめちからよわいから…

K

すぐにとられて……ショボン

S

………

S

おし!

S

ふたりでいこうよ!!

S

とりかえそう!

K

!…いいの?

K

でも…すちくん…

K

ぶらんこにがてなのに…

S

ぶらんこもにがてだしあのこもにがて

S

でも…

S

こさめちゃんがきずつくてるなら

S

いく!

K

…またとられちゃうよ

S

そんなことないよ、だって

S

おれがこさめちゃんまもるもん!

K

!!

S

おれ、がんばるから!

S

とりかえしにいこ!

K

……

K

うん!!

K

バシッ!!!

S

!?っぅわ(尻もち)

K

……!?

K

(こ、こさめ…今…何を?)

S

……え、こさめちゃん?

生徒A

お、おい何があった!?

K

あ…人っ…

K

(やばい…やらかしたっ)

K

(勝手に…身体が動いて…)

生徒B

すちくん大丈夫!?

S

う、うん……

生徒B

ねぇ…君すちくんになにかやったでしょ!!

K

……は、えっと…

生徒A

おい!

生徒A

ちゃんと言えって!!ガシッッ

S

!…やめて!!バシッ!!

生徒A

!!…すち…

S

ただ俺が転んだだけ!

S

こさめちゃんは転んだ俺を見て

S

動揺しただけだから!

S

何も関係ないから!!

生徒B

そ、そうなんだ…

生徒A

…そうなのか…

S

そうだよ!!

S

こさめちゃん何もしてないんだから!!

K

っ…タッタッタッタッ

S

あ、こさめちゃん!!

K

タッタッタッタッ!!

K

タッタッタッタッ!!

何なんだよあいつ!

本っ当に気持ち悪いっ!!

俺を助けて良い子ですよアピールをしたいのかっ!?

そうだよな!?

こんなこさめなんか…

引き立て役が1番使いやすいもんなっ!?

自分の株を上げるには

性格も必要だからな!!

だからこんな弱くて仕方ない

俺を助けたんだろう!?

K

バンッ!!!!

K

もう関わらないでくれよ!!!!!!!!!!

K

ハァ…ハァ…………ハァ…

K

「座り込む」

K

K

俺……

K

変わったな

小さいとき

1人の君を誘って遊んだ

S

きょうは…なにしてあそぶ?

K

すちくんとならなんでもいい!

S

なら…おえかき!おえかきしたい!

K

うん!いいよ!

すぐ仲良くなって

毎日遊ぶ仲になった

小学校も

6年間、いつも一緒だった

K

すっちーすっちー

S

ん?

K

これ…逆から読んで?

S

えっと……?

S

「4だ夕nnし」?

S

何かいっぱい、書かれてる

K

それも意味があるだよ〜!

S

えぇ〜?

S

えっと…えっと…

S

し〜ん〜ゆ〜う〜だ〜よ。

S

かなっ!

K

あ!すっちーこさめに親友って言った!

K

これは責任取って親友になってもらわないとな〜

S

え、いいよ?

K

え、いいの?

S

うん…

K

な、何かわからないけどやったぁ!

お互いに心を許した関係

ずっと続くと思ってた

小学校を卒業してから

俺達は中高一貫校に入学した。

俺は…普通のクラスだったけど

すちは…特別なエリートクラス

入学前のテストから選別されて

俺達は別々のクラスになった。

K

すっちー遅いなぁ…

S

ーー!

K

あ、あれ……すっちーか

S

本当に、やめてください。

S

俺、待ってる人がいるので

上級生

えぇ〜いいじゃ〜ん!

上級生

うちらとどっか行こうよ〜!

上級生

うちら高校生だからお金あるし

上級生

なんなら…君みたいな子には

上級生

特別なものもあげちゃうよ?

S

いえ結構です。

S

興味ないです。出かけるのもあなたたちにも。

上級生

ムッ…なによそれ…

S

そもそも…

S

高校生なら…少なくとも俺と

S

年3つは離れてますよね?

S

なら……その高校生とは思えない

S

口調や態度を改めたほうが良いんじゃないですか?

S

年下の俺から見てもお姉さん

S

恥ずかしいですよ?

上級生

んなっ!?

S

それでは……テクテクテクテク

上級生

…………はぁ(心に大きなダメージ)

S

ごめぇんこさめちゃん!!

S

待ったよね!?

K

待った…けど

K

大丈夫そ?

S

え、あーあれ?

S

いいよ別に…気にしなくて

S

高校生なのにみっともないよね

K

………

S

さ、帰ろこさめちゃん!

K

……うん

別々になってから

2人でいる時間が格段に

少なくなった。

最初は俺も

寂しかったけど

まぁ放課後会えるしいっかと

あまり気にしてなかった。

でも…違った

第1学年、学年ランキング 1位、すち ・ ・ ・ 23位、雨乃こさめ ・ ・

K

す、すちくん…すご

K

1位だ…。

K

(前学年模試のときも、1位だったのに…)

あの1位の子…噂によると

もう高校生レベルでもいけるぐらいらしいよ

えぇ〜絶対生まれてくるタイミング間違えたって

それなwこんな凡才たちに囲まれたって

意味ないっての

あはははw…テクテクテクテク

K

………

S

ダンダンダン!!

S

シュッ!!スカッ

キャアァアー!!!!!!

K

スリーポイントだっ!

K

(こさめ…スリーポイントなんか)

K

(力足りなくて入らないのに…)

S

タッタッタッタッ(自陣に戻る)

S

チラッ

K

チラッあ、(目が合う)

S

ニコ…ブンブン(手を振る)

K

!!……あ、れ?

K

…………なんで今

K

(心…痛かったの?)

校長

第1学年、エリートクラス

校長

すちっ!!

S

はい!!テクテク…

校長

賞状、ーーーー。

校長

ーーーーーーーー

校長

ーーーーーーーにて

校長

これを称します。

校長

皆様、盛大な拍手をお願いします!

パチパチパチパチパチパチ!!!!!!!

S

「お辞儀」ペコ

K

パチパチ、パチ…パチ……パチ…………

S

いただきまーす

K

いただきます。

S

…こさめちゃんお弁当は?

K

ないよ、これだけー

S

えっ?少なくないw

S

はいこれあげる

K

え、いいよーそんなの

S

大丈夫!

S

こさめちゃんは食べなさい!

K

あーうんwパクッ…

S

パクッパクッパクッパクッ

S

そう言えばこさめちゃん最近どう?

K

……最近?

K

んー……

K

どう、て…あんまり変わってないかな

S

そうなんだ

S

でも変わってないってことは

S

充実してるってことだからね

S

よかったよかった

K

…充実か…

S

パクッ

S

ごちそうさま

K

え、…もう?

S

うん、実は先生から呼ばれてて

S

今度のスピーチコンテストのことで

S

だからごめんねこさめちゃん💦

K

え、あ…うん

S

それじゃあね!バタン……

K

待っ…て…すち………

K

…っ…

離れ離れになってから

あいつは…変わった

周りの人に囲まれるようになって

色々なことを任されるようになって

それを当然のように全てこなして

俺よりも前へ前へ進んでいった。

…この中の誰よりも前にいるあいつは

やっぱりアイドルのように注目の的

同級生にも上級生にも、まさかまさかの先生にも

好意を寄せられている。そんな存在だった。

あの頃は…あの頃までは…

隣りにいたはずなのに……

……俺が目を離した間

離れていってしまった消失感を

日に日に重く感じていった。

K

………

K

……

K

K

充実なんて…してねぇだろうが

K

……節穴

そして…喪失感と共に

すちへの嫌悪感も増していった。

この嫌悪感は一方的なものだって分かってる

ただ何もできてない俺が

…勝手に嫉妬して

勝手に毛嫌いしてるだけって

でもそんなの抑えれるわけない。

だってあいつは俺の親友

心を分かち合える友であり

一生競い合うライバルなんだから…。

K

テクテク…

S

あ、こさめちゃん!

K

チラッ…すっちー

S

帰ろう

K

…うん!

K

そうだね!…

K

今日は何買い食いしよっかな

S

クレープあるらしいよ

K

本当に!?

K

やったぁ!

S

ふふっ

K

……はは…

その嫌悪感を自覚した日には

もう心の中はグチャグチャになっていった

表で話していくうちに

心は混沌のように渦巻いていく

張り付いてる笑顔の仮面でなんとか過ごしているけど

剥がせば全て飛び出していきそうなほど

どす黒い何かに変わる

K

…ねぇすっちー?

S

ん?

K

学校は楽しい?

S

そうだね、楽しいよ!

S

すっごく充実してる。

S

楽しくて楽しくて仕方ないよ!!

K

……

K

(あぁ…初めてかも)

K

ここまですちを嫌いになるっ…てさ

K

……

K

もう関わりたくない。

K

居るだけで

K

心の中のグチャグチャな感情が

K

抑えきれなくなりそうなんだよ。

K

もう…やめてほしい

K

……頼むから俺の前から消えろ…、

K

俺はお前に

K

嫌悪感しか向けていないッッ

K

友情なんて…もう消えたから……

K

だから…

K

これ以上……

K

俺に構うのやめてよ…。

K

嫌悪感でいっぱいになってッッ

K

おかしくなっちゃうから……

K

あぁ…もう…

K

誰か…俺を

K

楽にして………っ…。

K

楽にして?

K

……楽…楽…楽

K

何をすれば楽?

K

この混沌をどかしたい。

K

嫌悪感でいっぱいな心をスッキリさせたい。

K

何もできない自分を変えたい。

K

………あぇ…

K

あれ、何で思いつかなかったんだろう。

K

俺の悩み全部

K

すちが原因じゃん。

K

……何で気づかなかったんだろう。

K

なくならないなら…

K

自分の手で…

K

なくせばいいんだっ!

ピーンポーン

K

………

K

入ってきていいよ

S

ガチャ

S

こさめちゃん

S

ごめんね、待った

K

いや…全然

K

むしろこさめのほうが速すぎたから

S

??……こここさめちゃんの家なんだけど…

S

まぁいいや

S

誘ってくれてありがとう!!

S

でも急にどうしたの?

S

…こさめちゃん?

K

……来てくれてありがとう

K

絶対来てくれると思ったよ

K

優等生の天才なすちなら…ね

ザシュッ

S

………えっ?

K

…優等生にも

K

ミスはあるんだね

K

大きな赤いシミ、ついてるよ?

S

ハッハッハッハッ…

S

な、何で…ッッボタボタ…

K

何で……?

K

ドン!!(押し倒す)

S

ウグッ!?

K

そんなの…お前のせいだろうが

K

お前が…お前が…

K

俺を追い込んだんだろ!!

K

無自覚に、でも確実にこさめの心を壊しに来たんだろ!!

K

だから、壊しに来た……

K

こさめをこうした

K

"元凶"を壊しに…

S

!!…ポロポロッ

K

…ふふ、泣いちゃって

K

怖い?怖いよね?怖いよね?

K

痛い思いもしてるもんね?

K

4んじゃうの怖いでしょ?

K

でも……

K

遠慮する気なんてないから

K

グサッ!!!!

S

っっ!?がぁっ!!ハァハァ

S

ポロポロッ……あぁ"……はぁっ、あぁ…ポロポロッ

K

………ふは…

K

いい顔だよ…すっちー

S

…………………

K

……4んじゃったか

K

これで、全部…全部救われるんだ

K

俺は……もう何も抱えずに

K

生きてっいいんだ!!!………

K

………

K

人を殺したときって

K

てっきり嬉しさが舞い上がると思ってたのに…

K

何でだろう…

K

何で……今俺……

K

泣いてるの……ポロポロッ

K

………

K

何の、涙?ポロポロッ

S

………

S

コロコロッ…ポチャン(何かが血溜まりに落ちる)

K

……?

K

あ、……れ、なに、これガシッッ

K

(表面血でべっとり…)

K

(なにこれ、包装紙?)

K

……破くか…

K

ベリベリベリ…

K

「中から取り出す」

K

!!!!

中には2つのクッキーが入ってた

こさめちゃんは宇宙一! 俺の大切な親友!

2人で1つ!苦労も共有! 1人じゃないよこさめちゃん! 隣にいるから!

そうクッキーにチョコペンで書かれてあった……。

K

あ、あ、あ、あ、……ポチャン(クッキーが血溜まりに落ちる)

不意に心が温かい

強くハグされてるような

そんな感覚

殺したときに求めてた嬉しい感覚が

今襲ってきた……

クッキーに書かれているのは

紛れもないすちの字

彼本人が俺に届けようと

心を込めて書いてくれたものだ

K

ポロポロッ……

K

なんッッで……なんッッ……でっ!

K

今、気づくんだよ…ッ!!ポロポロッ

K

……俺は…ッッ

K

関わって欲しかったんじゃないっ!

K

殺したかったんじゃないっ!

K

こさめの自己肯定感を上げたかったわけでもないっ!

K

ただ……こんな風に…

K

君から…

K

隣りにいることを認めてもらいたかった…ポロポロッ

K

周りなんて関係なく、ただ……君とポロポロッ

K

……また、子供のように

K

隣りにいたかっただけだったっっポロポロッ

K

………ごめんね。

K

すっちー……

K

……もう会えないけど…

K

…償うからね

グサッ!!!!!…

お互いが大事に思ってても

気付かないすれ違いは

関係を壊す。

一度狂えば視点は一変

何が起きようと

助けの声なんて一生届かない

狂人になるだろう。

シンユウなんて

所詮は肩書

分かち合えなかった時点で

ただの他人

心の底の思いに気づかず遠ざけ続けた君と

守ろうと努力したが力尽きた彼

戻れなかった2人の関係は

来世も未だ檻の中…

END

おまけ

S

………えっ?

K

…優等生にも

K

ミスはあるんだね

K

大きな赤いシミ、ついてるよ?

腹部に激しい痛みを感じる

目をやるとナイフが刺さっていた…。

S

ハッハッハッハッ…

血が止まらなくて、身体が悴む

痛くて痛くてたまらない…

でもそれよりも、

K

………

こさめちゃんのその目がとても怖い。

まるでゴミを見るような目を

俺に向けていた……

おかしいよ……

お、俺……こさめちゃんに…

何をしたって言うの?

S

な、何で…ッッボタボタ…

K

何で……?

K

ドン!!(押し倒す)

S

ウグッ!?

K

そんなの…お前のせいだろうが

K

お前が…お前が…

K

俺を追い込んだんだろうが!!

S

………えっ…

お、追い込んだ?…

俺が……こさめちゃん…を?

K

だから、壊しに来た……

K

こさめをこうした

K

"元凶"を壊しに…

S

!!

…あぁそうなんだ

俺、気づかない間に

君を傷つけてたんだね。

苦しめてたんだね。

だから……君なりに判断して、俺を殺すのか………。

S

ポロポロッ

K

…ふふ、泣いちゃって

K

怖い?怖いよね?怖いよね?

K

痛い思いもしてるもんね?

K

4んじゃうのが怖いでしょ?

S

………

怖い…それもあるかもね

でも、この涙は…

君を…守れなかった、救えなかった

情けなさと悔しさ…

そしてこさめちゃんを追い込んだ罪悪感…

それがこみ上げてきた。

K

ザクッ!!!

S

っっ!?がぁっ!!ハァハァ

S

ポロポロッ……あぁ"……はぁっ、あぁ…ポロポロッ

すちくんがいいからいってるの!

ほら、いこ?

S

(何で…今、思い出すんだろう)

S

(あの日のことを…)

S

(孤独の俺を救ってくれた君を……)

S

(ごめんね……こさめちゃん)

S

(でも、これだけは…言える)

S

(君は……最高の)

S

(俺の…親友…だか、ら…)

S

パチッ………

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