TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

葉月咲良

明莉!次、次授業だよ。

橘明莉

えーー!せっかくいい気分なのに。

橘明莉

先生!次授業なしにしましょう!

クラスの担任

俺も授業やりたくないな...

クラスの担任

ということで授業なしにしよう!

葉月咲良

え!先生神すぎる!

クラスの担任

そりゃー久しぶりに橘が来たんだからな。

クラスの担任

お話をしようじゃないか。

クラスの担任

橘の話聞きたいからな。

クラスのみんなは先生から事情を聞いていた。

みんな明莉から聞きたいことが山ほどあった。

望月彩音

明莉~!お話聞かせてよ!

橘明莉

仕方がないなぁ。

その後クラスのみんなは病院での生活などを質問していた。

50分後

葉月咲良

明莉。もう帰らないとじゃない?

橘明莉

うん。もうこんな時間だね。

橘明莉

じゃあ、みんな私もう時間だからじゃあね。

望月彩音

また来てね~!

葉月咲良

先生、私送っていきます。

クラスの担任

ありがとう葉月。

クラスの担任

橘またな。

橘明莉

みんなバイバイ!

女子達は明莉との別れが嫌だということから泣いていた。

橘明莉

みんな、泣かないで笑顔で送ってよ!

女子達は精一杯の笑顔で明莉を送った。

葉月咲良

バスで行こうか。

葉月咲良

歩きだと遠いしね。

橘明莉

咲良も来なくていいのに。

葉月咲良

おばさんに明莉を任せられましたから!

橘明莉

もうまたお母さんたら変なことお願いしてるし。

葉月咲良

そりゃそうでしょ。愛する娘が突然いなくなったら。

橘明莉

そっか。行こう。

まぶしい太陽で照らされていた道路も赤く染まっていた。

葉月咲良

すみません。乗ります。

バスの運転手さん

あぁ。朝の子じゃないか。

橘明莉

咲良、朝もバスで来たんだ。

葉月咲良

途中で降りましたけどね!

橘明莉

ごめんて。

葉月咲良

いいよー

私たちはその後も会話を弾ませ、気づけば病院までついていた。

葉月咲良

もうここまで来ちゃったよ。

葉月咲良

じゃあね明莉。また明日も来るからね。

橘明莉

はぁい。

明莉と別れ、お母さんに迎えに来てもらった。

咲良の母

なんで病院に迎えに来させるのよ。

葉月咲良

まぁ、事情がありまして。

咲良の母

あぁ、そうなの。

咲良の母

もう帰るよ。

30分後

咲良の母

ご飯できたら呼ぶわね。

葉月咲良

はぁい。

葉月咲良

旅行のこと調べよーっ。

毎日明莉と過ごしていると刻々とタイムリミットが近づいてきていると感じた。

あと何年、何ヵ月、何日いれるかもわからない。

この数ヵ月で私の明莉への思いは変わった。

明莉といるだけで見るだけで

ギューッっと苦しくなった。

時には泣いていることだってあった。

葉月咲良

あぁ..明莉といつまでもいたい..

葉月咲良

明莉っ...私の前から去らないでよ..

葉月咲良

私は明莉の味方だよ...

「明莉」

その言葉を聞くだけで今までの思い出が頭にフワッと出てくる。

私は神に誓った。1日でも一時間でもいいから明莉のそばにいさせてくださいと。

あなたの心に虹色の花が咲きますように。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚