レオ(主)
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~設定~
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レオ(主)
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~プロローグ~
あれはたしか、俺が五歳くらいのころ。
俺が公園に遊びに行くと、いつも一緒に遊ぶ男の子がいた。
いつあってもどこかしらに怪我をしていた。
俺が怪我した時、絆創膏を貼ってくれた。
いつも楽しかった。
でも、俺は小学校にあがると同時に親の事情で引っ越すことになった。
引っ越す直前、あいつと遊んでいた公園に行った。
そしたら、いつも遊んでいた砂場であいつが一人でいたんだ。
『俺、引っ越すんよ』
そう言ったら、そいつは泣き始めた。
別れ際、車に乗る直前に思い出したようにこう言った。
『俺の名前は、』
『桃!』
あの時から12年経った。
高校二年生になり、俺はまた親の事情で戻ってきた。
12年も経ったらさすがに覚えていないと思う。
そう思いながも微かな希望を抱きながら地元の高校の校門を通った。
あいつは目つきが悪くて、でも笑うとふにゃっとして、可愛い。
桃か...
苗字を聞いていなかった。
名前でさえ聞いていなかったから当然、年齢は知らない。
でも身長は俺と同じくらい、いや、俺よりは少し低かったかもしれない。
俺と同い年か一つ年下だろうか。
悶々と考えていたから前を見ていなかった。
ドンッと音がし、曲がり角で人とぶつかった。
そいつは中性的な顔立ちで、男だと気づくには少し時間がかかった。
『痛ってぇ...』
もっとも、声が男特有の響きだったため、気づいたが。
こういう声、イケボって言うんだっけ。
『ご、ごめん。怪我とかしてへん?』
うつむいている彼の顔を覗き込んで、気づいた。
...気づいてしまった。
そいつは、一見目つきが悪い。
だが、俺に心配をかけないようにか、ふにゃっと笑いながら、
『あぁ、大丈夫。』
と言った。
そいつは、昔一緒に遊んだ、
怪我している俺に対して絆創膏を貼ってくれた、
桃だった。
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コメント
1件
最高過ぎる(T_T)