何で玲穂には出来ないの?
玲穂
うるさい…
玲穂って勉強出来ないよねw
玲穂
黙って…
あんたはもう家の子じゃないよ。
玲穂
だから何?…
玲穂はそんな顔だから彼氏出来ないんだよ〜?
玲穂
彼氏なんかいらない…
あんたを生まなきゃよかった。
玲穂
もう…いや!
タッタッタッ
キーッ(ブレーキ音)
玲穂
え?
ドカッ
ルア・ウルツビア
あれ?
ルア・ウルツビア
此処どこ?
母
ルア10歳のお誕生日おめでとう!
母
貴方の様な王太女の来召族が生まれて来てくれて。
ルア・ウルツビア
私が王太女?
母
そうよ。貴方は次の王なのよ。
父(王)
ルア誕生日プレゼントは何が欲しい?何でもいいぞ!
ルア・ウルツビア
何でも?いいの?
ルア・ウルツビア
(私が8歳の時妹が生まれるまではこんな事して貰ったな。)
ルア・ウルツビア
(そういやこの人誰?て言うか私さっき女の人に生まれてきてくれてありがとうって言われたよね?)
ルア・ウルツビア
ごめんなさい。ちょっとお手洗い行ってきます。
母
えぇ。
母
どうしたのかしらあの子?
父(王)
まぁ、トイレを我慢してたんだろ。
ルア・ウルツビア
鏡、鏡…あった!
ルア・ウルツビア
うーん
ルア・ウルツビア
やっぱりかぁ…
ルア・ウルツビア
これ転生してるやつだ。
ルア・ウルツビア
しかもこの片目何?神って…
ルア・ウルツビア
来召族と関係があるのかな?
ルア・ウルツビア
多分私この城の姫だし。召使いもいると思うから、何か聞いてみようかな。
ルア・ウルツビア
そうだ。言葉使いとか気を付けておこう。
ルア・ウルツビア
(お母さんがお母様。お父さんがお父様。で良いんだよね?)
ルア・ウルツビア
お母様!
母
おかえり。
母
そうだ丁度いいわ。
母
ルア、貴方召使い欲しくない?
父(王)
ルアもこの歳だからな。
父(王)
忙しくなると思うから召使いはいるんじゃないか?
ルア・ウルツビア
(よし。丁度良かった。)
ルア・ウルツビア
はいっ!
父(王)
そうか!それは良かった!
父(王)
後勉強もしたくないか?
父(王)
将来中央国に行って旅立つからな。
ルア・ウルツビア
(この国の事よく知れそうね。)
ルア・ウルツビア
良いんですか!
ルア・ウルツビア
是非!
父(王)
明日から教師を呼んでおくから、勉強がんばれよ!
ルア・ウルツビア
(私小学校生活の方が慣れてるしいいな。)
ルア・ウルツビア
あの、我儘かもしれませんが私は国民の皆さんと勉強したいです…
ルア・ウルツビア
友達も欲しいし、人との関わりも大切かな、なんて…駄目ですよね…
父(王)
うぅ…なんてこの子は偉いんだ(泣)
母
こんなに偉く成長して…母さん達嬉しいわ…(泣)
ルア・ウルツビア
(なんか、凄い親バカだな…)
ルア・ウルツビア
では行ってきます!
母
勉強頑張りなさいよ〜!
ルア・ウルツビア
は〜い!