星野
星野
星野
星野
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星野
星野
注意 ※VVT様のnmmn二次創作です ※ご本人様方とは一切関係ございません ※公の場での公開、共有等はおやめください ※監禁、薬表現あり ※汚喘ぎ、濁点&♡喘ぎあり ※攻め喘ぎあり 以上をご確認の上、大丈夫な方のみご覧ください
knkr×sm 溶解 (®️)
sm
ぼんやりと半開きの扉を眺める。
扉の外に広がる普通の廊下は、唯一俺を正気に保たせてくれる。
手を伸ばそうとしても物理的に手が届かない。
この生活は、一体いつまで続くのだろうか。
前の生活に戻りたい、そう思ってもその肝心の前の生活が思い出せない。
体は、この生活を受け入れてしまったようだ。
1日3回、規則正しく提供される食事に害はなんてものはどこにも無いし、健康的な睡眠時間も確保できる。
読みたい本があると彼らに伝えれば勝手に買ってくるし、同行ありでなら別室でゲームだってできる。
特に、俺自身に身の危険はない。
…まぁ、あいつらにこうやって軟禁されている時点で危険なのだが。
実際、こうやって部屋で1人の時は鎖でベッドに繋がれているし、それのせいで片足の首は変色気味だ。
携帯電話は没収され、警察に連絡を取ろうとすれば何をされるかは明白である。
…いや、もしかしたら元は友人だった相手に変な情でも使っているのかもしれない。
こうして軟禁されていては、そんなものも無意味なのに。
sm
この部屋には時計がない。
窓もなく、食事と時折許可されるゲーム機以外で時間を知る術は無い。
己の感覚には自信がないし、そもそも腹時計なんてものは本当に参考になるのだろうか?
恐らくならないだろう。少なくとも俺の場合そんなもので時間なんて計れるはずがない。
今日は泥のように眠ってばかりなので尚更である。
飯が来れば何時間経ったかはなんとなくわかるのだが、それはいつ来るのだろうか。
時間を知る手段として、それを欲した時だった。
sm
廊下に、僅かな影が差し込んだ。
2人分の足音は俺の方に近づいてきて、止まった。
扉の隙間から差し込む人影と声。
kr
聞き馴染みのある声は、安心感と同時に言葉では言い表せない恐怖を感じさせた。
sm
kr
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kn
優しげで、でも恐怖を煽るその目は俺に疑問を呈していた。
sm
彼の目から視線を外す時、違和感があった。
いつもなら手に持っているはずの皿が乗った盆。
それが、どこにも見当たらなかった。
こいつらはついに、俺から健康というかろうじて残っていた生活の基盤すらも奪おうとしているのだろうか。
ちゃんとした回答が得られるかはわからない。
だが、俺は聞いてしまった。
sm
彼らの目を交互に見つめると、片割れは目を歪ませた。
kr
sm
意味深に彼は告げて、ベッドで中途半端に体を起こしている俺を見下ろした。
kr
sm
睨みつけても、彼は普段通りへらりと笑うだけだった。
kr
kn
慣れた手つきで鍵を外し、枷をどけた。
久方ぶりに見た己の足は、思っていたよりも赤黒く、痛々しかった。
軽くなったはずなのに、その足は重々しくて少しも動くことはなかった。
kr
sm
本心では願っていた。希望していたはずなのに。
何故この足は、ここから逃げ出そうとしないのだろうか。
結果が分かりきっているからなのか、それともまた__
…その先は、思考すらも憚られる。
sm
kr
いつもなら黙って聞き流せるその言い草も、今だけは得体の知れない何かに包まれているような気がした。
一歩引いてこちらを見てくる彼の手に、先端の尖った何かが見えた。
医療器具のように見えたそれを、彼はこちらに見せつけてきた。
kn
その青の目は、影のせいでドス黒く見えた。
kn
sm
彼がそう言うと、眼鏡をかけた方ははいはいと笑ってから、俺の方に近づいてきた。
sm
その意味を理解した時には遅かった。
抵抗する声は彼らに届くことはなく、視界は彼によって大幅に逸らされた。
sm
眼鏡をかけた方はまるで経験があるかのように俺の体からまた自由を奪う。
こういう時に限って生存本能は役立たない。
力を入れているのが嘘かのように、体はちっとも動こうとはしない。
kn
sm
命だけは守りたい。命さえあればどうにかなるはずだ。
大人しく抵抗をやめると、歪んだ笑みが俺を包囲してくる。
kn
そうやって囁く彼の声は、狂気と共にどこか歓喜の気持ちを孕んでいた。
sm
じくり、首が痛む。
sm
とくり、こぽり。
見なくてもわかる、液体だ。
先ほどの医療機器で、首に何かを流し込まれている。
死んでしまうくらい熱く感じるのに、体は痛みを訴えようとしない。
むしろ、体が苦しみから解放されていくような、そんな感覚。
sm
ふわふわと体が浮かぶような錯覚に襲われる。
目の前の彼らがどんな顔をしているのかも、自分がどんな顔をしているのかも、わからない。
体は錯乱しているかのように鼓動を速めるのに対して、精神はどこか多幸感に包まれていた。
体中の全てが彼らに飢えているかのようにゾワゾワしている。
…なんとなく、己が駄目になってしまったような気がした。
sm
ぼやけた視界の先に映る、だらりと垂れ下がった己の腕。
金髪の彼は、そんな俺の手をぎゅっと握った。
sm
kr
カイロみたい、と呟いているのに気を取られていた。
sm
体が大きく震えた。
首から伝わる、冷たくて温い感触。
それが人の手であるということを理解するのに、そう時間はかからなかった。
kn
そう平然としながらも、彼の手は体を支配するかのように絡みついてくる。
服越しにそれが触れるだけで、全身の毛が逆立つようで気味が悪い。
謎の液体一つで、体の全てが狂ってしまったのだ。
sm
絡みついた複数の手が体中に散っていき、小さな快楽が複数になって襲ってくる。
やがてそれは大きな濁流へと変化して、脳を蝕む。
耳から下半身、全てを彼らの手のひらの上で弄ばれる。
耳に当たる生温い感触、腹と胸に触れる冷たい肌、下半身を襲う波打つような快感。
その全てが同時に襲う度、脳がダメになっていくのを感じた。
sm
怖い。
怖いはずなのに。
いつしか、体は抵抗する気を無くしていた。
最早、もう何も考えたくもないとも思ってしまった。
薬の効果もあってか、彼らへの依存心は強まるばかりだ。
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聴覚と触覚から刺激を受ける度、枷のない自由になった足ががくりと固まる。
己の荒くなった息が彼らの体の一部に降りかかる度、彼らの目は何かに溺れるように溶けていく。
kn
sm
kn
sm
彼の話す時の吐息でさえも、体を興奮させる材料としては十分すぎた。
4本の腕の指の一本一本が気持ち良くて、あるはずのない何かがぎゅっと疼く。
sm
知らない感覚に身を捩らせ彼らを交互に見ても、その手が、彼らが止まることはない。
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胸の突起は女の体にでもなったかのように腫れ、その存在を主張していた。
指の腹で押し込まれたり、爪先で弾かれたり擦られたり。
それだけで、足腰は攣りそうになるほど力がこもる。
一方的に嬲られるのが、どうしようもなく苦しかった。
kr
sm
名前を呼ばれて、反射的にそちらの方向を見てしまう。
瞬間的に顔を固定され、顔に金色の毛髪が降り注ぐ。
視線が交差した時、口が熱くなった。
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舌が熱く蕩けて、呼吸もままならない。
舌が絡まっている間でさえももう1人の手が止まることはなく、脳から神経の先々まで彼らに汚染されていく。
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熱く染まった2人分の吐息が交差する。
緩やかな快楽に引き摺り込まれそうになるたびに、もう1人が存在を主張するかのようにして脳を刺すような快楽を与えてくる。
先端をなぞるように触って、擦って、弄んで。
人生で出したことのない快楽物質が、湧き水のように溢れ出てくるだけ。
声で刺激を逃がさないままに、それらが下半身に集中していく。
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口がかぱり、と音を立てて解放された時だった。
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呼吸を妨害するかのように、体中に電撃が走ったかのような気持ちよさが全てを包んだ。
自分でも何が起こったかわからなくて、ただただ荒くなった息で酸素を吸い込むだけだった。
sm
酸欠で頭がくらくらする。
自分の身に何が起きたのか、何を考えていたのか、何を望んでいたのか。
それが、今の衝撃で全てわからなくなってしまった。
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荒んだ息で返事をすれば、彼は俺の目をじっと見つめて口を開く。
kn
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俺に何かを求めているかのように、手を擦り寄せてくる。
気がつけば、勝手に口走っていた。
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kr
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嬉しそうに目を細める彼を見て、妙な気持ちになった。
ふわふわとした毛布に体の全てを包まるような、満たされた感覚。
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もう片方の手をぎゅっと掴まれた。
kr
両手が、彼らの手で満たされた。
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2人分の息が耳元にかかった。
あぁ、そうか、俺が__
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__俺が望んでいたのは、これだったのか。
星野
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星野
星野
星野
星野
星野
星野
コメント
3件
うわぁぁぁ!!私の理想が文章になっている...✨ よく分からないリクエストを受けていただいて本当にありがとうございます😇