その日は姉の16歳の誕生日
桃音「11歳」
お姉ちゃん!
椛音 (姉)
だから何でなの?!
美幸 (母)
うるさい!私が全てなのよ!
その日は朝から喧嘩していてどんどんヒートアップしてきてついには母が包丁を持ち姉にさそうとした!
桃音「11歳」
やめて!
止めに行こうとしたがもう遅かった。
ぐさ!
姉の腹にはナイフが刺さっていた。
桃音「11歳」
キャァァァァ
私はただ叫んで固まっているだけで救急車も呼べなかった。
椛音 (姉)
桃、音
椛音 (姉)
私、はもう、ダメ、かも
椛音 (姉)
だか、らさい、ごに、桃音、笑顔は、さいだ、いのぶき、だ、か、ら、えがお、で、た、の、し、く、ね!
椛音 (姉)
いつ、か絶対、幸せ、になれるか、らそして、桃音
愛してる
そう言い残して姉はこの世を去ってしまった。
その後私の叫び声で近くに住んでいる人が救急車を呼んでくれたがもう手遅れだった。
結局包丁の指紋を見たが私が触ってしまったのもありそれ以外は証拠が出てこなくて母親はなんの罪にも囚われなかった。
でも母はお葬式すらしないと言い。結局姉がバイトしたお金を私にくれていたから私はそのお金を使ってお葬式をした。
でも私は立ち直れず、虐待もされて命を絶とうとも思った。でもその度に姉の声がする。だから死なない。
それから1年経ち私も12歳クラス替えの時期が来た。
その時私にまた新しい宝物ができるとは私は考えもしなかった。