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ルル
一通り復習を終えた私はそう呟いた
ルル
手には今日作ったフラワーポムがある 持って帰っていいよって言われたから
時計は2時を指している
私は冷蔵庫からミニサイズのケーキを 引っ張りだした
ルル
フラワーポムのクラッカーのような紐を引くと、部屋が優しい香りに包まれた
ルル
花の香りは好きだ 幸せが満ちている時の感情に 似ているから
花弁も憧れと恋の象徴みたいで 見惚れる
でも1番の理由は あんまり世界が美しいと また貴方に会えそうな気がするから
あっという間に1週間が過ぎた
平和だけれど、慌ただしく 過ぎる日々だった
ルル
魔石の館に入った瞬間にわかる
ルル
一般的な器具や、本で見たことのある 珍しい魔法石、高価な杖など 色々な物がある
レナ
ルル
小さく深呼吸して あの人が頭を撫でてくれた時のことを思い出し、勇気を貰った
ルル
レナ
魔術師は 魔導具を主に使う人と 杖と呪文で発動させる人に 分かれる
レナさんが前者だから、 弟子である私もその試験を受ける
レナ
試験が始まる頃には、審査委員会の人達も見に来ていた
ルル
レナは迷うことなく問題を解き進めた
レナ
ルル
レナ
ルル
ルル
少しでも量を間違えると 材料が真っ黒に染まってしまう
ルル
レナ
ルル
途中までは知っている技で なんとか完成させる
5色あるけど、最後の2個の作り方が 曖昧だ
ルル
ルル
魔術師様の家にあった 砂時計。あれも魔族のエレメント にちなんだ物
順番に光の色を映しながら色が 変化する
ルル
変わり方の変化に合った 魔力を思い出していった
ルル
ルル
レナ
ルル
ルル
ルルは自分なりに答えを導き出し 答えられないはずの問題も いくつか正解した
レナ
レナ
ルル
ルル
ルル
ルル
ルル
私は黙々と作業を進めた
ルル
ポチッと1番上のボタンを押すと 中からハムスター型の人形が出てきて 魔力の余分な邪気を食べた
レナ
レナさんはにこにこ顔を 隠しきれていない
ルル
30分後 そわそわしながら待っていると レナさんが結果を告げにきた
ルル
結果は想像できていても、声が震える
レナ
ルル
ルル
レナ
レナさんが喜びすぎて 自分の分まで、はしゃがれてしまった みたいな感じがした
ルル
ルル
私はレナさんに抱きしめられながら 思った
この、優しくて純粋な 女神みたいな師匠さえ 裏切ることになるかもしれないけど