主です!!
主です!!
黒子 テツヤ
黒子 テツヤ
主です!!
黒子 テツヤ
帝光中学バスケットボール部――
全国屈指の強豪にして、最強の中学チーム。
その名門の体育館に、今日もボールの音が響いていた。
???
青い髪の少年――黒子テツヤは、いつも通り静かに体育館に姿を現していた。
目立たず、喋りすぎず、空気のような存在。
けれどこの日、彼を待っていたのは“ただの後輩”ではなかった。
黄瀬
青峰
黄瀬
黒子 テツヤ
黄瀬
小さく笑うように言い返した黒子に、そこにいた全員が驚いた。
青峰、大人しそうな緑間、マイペースな紫原、そしてリーダー然とした赤司――
“天才”と呼ばれる新入生たちの中に、
その場にただ立つだけで自然と空気を制する男がいた。
赤司
赤司征十郎が、黒子を一瞥して言った。
赤司
黒子 テツヤ
赤司
赤司の目がわずかに細められる。
“この先輩は、危険だ”――そう、本能が警鐘を鳴らしていた。
その日の練習。
最初はなめていた。1年のメンバーも、上級生も。
???
パスを受けたと思った次の瞬間、ボールは別の方向へ流れていた。
黒子の姿は、相手の視界にすら映っていなかった。
黄瀬
緑間
紫原
練習試合が終わったとき、スコアは圧倒的な差で、黒子たちの勝利。
誰もが唖然としていた。
“何もしていないように見えた男”が、試合を完全に支配していたのだ。
練習後。誰もいなくなった体育館。
黒子は一人、静かにボールをついていた。
黒子 テツヤ
天才だらけの新入生。
それでも、黒子は焦っていなかった。むしろ、どこか楽しげだった。
黒子 テツヤ
そう、小さく呟く声には確かな情熱があった。
黒子 テツヤ
彼の目に、迷いはなかった。
キセキの世代――天才たちが光ならば。
その背を、彼は静かに、だが力強く押し続ける。
それが、“黒子テツヤ”という先輩の物語の、始まりだった。
主です!!
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黒子 テツヤ
黒子 テツヤ
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