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好きです! もおー赤水の絡みが一番尊いのよねぇ~(笑) 僕のリクエスト待ってます!
赤水ほんとかあい~めっちゃ好き‼︎🤍 僕的には三角関係とかの関係好きかも🥹💭 全然違うけど百鬼夜行パロ、能力パロとかも大好物.ᐟ.ᐟ.ᐟ🤍 ̖́-
あぁ、、好き、、 先輩と後輩、いいねぇ、、 めっちゃすきだわ、、
甘 く 酔 っ た 夜 を 越 え て 。
金曜日の夜。
仕事終わりの飲み会、いつもの赤君、桃ちゃん、僕の3人組。
テーブルには揚げ物、焼き鳥、
枝豆、飲みかけのハイボール3つ。
赤君は相変わらず飲むペースが速くて、
桃ちゃんは
桃_Nai
って笑いながら水を渡していた。
桃_Nai
桃_Nai
赤_Liu
赤_Liu
水_Hto
水_Hto
ふざけながら笑って、言葉を交わす。
何気ない時間。
でもこういうのが、僕は凄く好きだ。
時間も遅くなって、帰り道が違う桃ちゃんとは別れる事になった。
桃_Nai
桃_Nai
軽く冗談めかしてウインクして、桃ちゃんは僕達と逆の方向に歩いて行った。
2人になった帰り道。
少し歩いて行くと、いつも通っているビル街に出た。
ビルから放たれるネオンが、至る所にぼんやりとした影を落としている。
赤くんは隣で、ポケットに手を入れながら、小さく息を吐いた。
赤_Liu
水_Hto
赤_Liu
水_Hto
その声は思いのほか静かで、少しだけ、僕の胸に引っかかった。
酔ってはいるけど、赤君の目は真っ直ぐなまま。
赤_Liu
水_Hto
水_Hto
赤_Liu
2軒目に寄った居酒屋は、1軒目よりも落ち着いた雰囲気だった。
2人で向かい合って座ると、
最初に運ばれてきたのは小さな冷奴と、柚子の香りがするお酒。
赤_Liu
水_Hto
水_Hto
赤_Liu
赤_Liu
赤君は頬を赤くしながら、グラスを指でなぞっていた。
赤_Liu
水_Hto
水_Hto
赤_Liu
ふっと軽く言った。
でもその言い方は、何処か真剣で。
赤_Liu
水_Hto
赤君は少し黙って、そして、ぽつりと呟くように言った。
赤_Liu
赤_Liu
水_Hto
水_Hto
赤_Liu
赤_Liu
それは、酔いのせいだけじゃない。
言葉のひとつひとつが、静かに胸に届いてくる。
赤君の瞳がふわっと揺れていた。
そして。
赤_Liu
時間が止まったみたいだった。
水音が消え、店内の騒めきも、グラスの触れ合う音も、何もかも。
水_Hto
赤_Liu
焦ったように目を伏せて、赤君は手で顔を覆った。
赤_Liu
赤_Liu
水_Hto
僕はテーブルの上の水を差し出した。
その自分の手が、少し震えてる気がする。
赤君は何も言わずに水を飲み干して、天を仰いだ。
赤_Liu
水_Hto
黙って頷く赤君。
赤_Liu
赤_Liu
水_Hto
僕の心の奥で、何かがゆっくりと、優しく解けていく音がした。
……そっか。
この気持ちは、ずっと前から自分で知ってたのかな。
水_Hto
赤_Liu
水_Hto
店を出る時、赤君の手をそっと引いた。
僕の心臓だけが、静かに高鳴っているのは気のせいなのだろうか。
部屋に入った瞬間、
『 べっとかりますね 』とふにゃふにゃな言葉を残し、
赤君はベットにぽすんッ…と沈み込んだ。
赤_Liu
スーツのネクタイはだらんとほどけ、シャツの袖は少し捲れてる。
いつもはきっちりしている筈の彼が、今はまるで、子供みたいだった。
僕は冷蔵庫からお水を取ってきて、彼の手元に置く。
水_Hto
赤_Liu
ごくごくと水を飲んだ後、赤君はぐるりと僕の方を見た。
瞳が少し潤んでいて、いつもとは様子が違う。
赤_Liu
水_Hto
赤_Liu
ぼそっと一言。
でも確かに、真っ直ぐに言葉が届いた。
その声に、僕の胸が少し熱くなる。
水_Hto
赤_Liu
ふにゃっと笑いながら、赤君が僕の膝の上に頭を預けてきた。
それがあまりにも自然で、優しくて、
僕も何も言わずにそっと頭を撫でた。
水_Hto
赤_Liu
水_Hto
赤_Liu
赤君は、僕の手を探すようにぎゅっと握ってきた。
赤_Liu
赤_Liu
赤_Liu
その声が少し震えていて。
本当に好きでいてくれてたんだなぁって、心の奥で思った。
水_Hto
僕がそう言うと、赤君はさらにぎゅうっと僕に腕を絡めてきて、
まるで子犬みたいに擦り寄ってくる。
水_Hto
赤_Liu
そのまま、赤君の言葉が段々途切れていく。
赤_Liu
ぽつ、ぽつ、と。
呟くように、溢れていく愛の言葉たち。
そのどれもが僕には真っ直ぐすぎて、
思わず、髪を撫でながら笑ってしまう。
水_Hto
赤_Liu
赤_Liu
水_Hto
その言葉に、赤君は少しだけ顔を隠して、小さな声で、
赤_Liu
って、呟いた。
でも僕は、そんな"だめな赤君"が、とても好きだった。
ほんとは誰よりも努力家で、真っ直ぐで、
僕の事を、こんなにも想ってくれる彼が。
水_Hto
赤_Liu
水_Hto
静かに頷いた僕を抱き締めながら、赤君は安心したように、ゆっくり目を閉じた。
夜はまだ深く、2人の時間はゆっくり流れている。
__瞼の裏が、ほんのり白くなる。
なんとなく、朝だなって分かった。
眠りの底から浮かび上がってくると同時に、ゆっくり意識が戻ってくる。
赤_Liu
喉が渇いていて、体が少し重たい。
いや……重い、というより、温かい。
赤_Liu
額を押さえながら、小さく呟いた。
記憶が……あるようで、ない。
最後の方の景色が曖昧で、途切れ途切れだ。
ただ、ふんわりとした感情だけが残っていて、
何か大事な事を話したような……言ったような、気がする。
赤_Liu
呟きながら、ゆっくり体を起こそうとした時。
腕の中で、すう、すう、と小さな寝息が聴こえた。
赤_Liu
何度も目を擦って、ちゃんと見る。
俺の腕の中で、水先輩が眠っていた。
顔は近づき過ぎなくらい近くて、
くしゃっとした髪に俺の手が少し触れてて、
薄いTシャツの肩越しに、温もりがじんわり伝わってくる。
赤_Liu
つい、声が漏れる。
これ絶対、昨夜の俺、なんか言ったやつじゃん。
俺がやらかして……先輩、優しいから受け止めてくれたんだろうな。
赤_Liu
申し訳なさと、恥ずかしさが同時に押し寄せる。
でも、それ以上に強く胸に溢れてきたのは─
愛おしさだった。
ごめんなさいって思った。
でも、どうしようもなく、嬉しいとも思ってしまった。
この人に触れられる距離にいて、
その穏やかな寝顔を、こんな間近で見られる事が……
もう、それだけで幸せだった。
赤_Liu
ぼそっと言って、そっと髪を撫でる。
多分、寝てる先輩にしか見せられない表情だったんじゃないかな。
赤_Liu
誰にも聞こえないように、そっと呟いた。
そんな事を側で呟かれても、寝息は変わらず穏やかで。
まだ夢の中にいるんだろうな。
でもこの"穏やかさ"が、俺にとって救いだった。
──昨日のこと、ちゃんと思い出したいな。
でも多分、言った言葉に嘘はないと思う。
本心以外の事、水先輩の前なら酔ったってきっと言わない。
そう思えたのは、目の前で眠る先輩が、
今も優しく微笑んでいるような寝顔をしているから。
赤_Liu
そっと、先輩の手に自分の指を絡めた。
その瞬間、微かに眉が動いて──
水_Hto
小さく目を開いた水先輩と、ふと目が合った。
赤_Liu
水_Hto
水_Hto
赤_Liu
水_Hto
赤_Liu
頬が一瞬で熱くなった。
けど、もう隠せない。
この人の前では多分全部見透かされてる。
赤_Liu
水_Hto
水_Hto
水先輩が、少しだけ悪戯っぽく笑って、俺の方へ擦り寄ってくる。
あぁもう……可愛すぎておかしくなりそうだ……。
赤_Liu
水_Hto
赤_Liu
そう言うと、先輩は小さく笑って、
俺の首にそっと唇を落とした。
水_Hto
──この朝が、俺にとって、1番幸せな目覚めだった。
水_Hto
その言葉に、心の奥からふわっと何かが溶けていった。
赤_Liu
赤_Liu
水_Hto
言葉にならない想いが胸に溢れて、
水先輩を強く抱き締めた。
布団の中で、静かに身を寄せると、
先輩の体温がどこまでも優しくて、泣きたくなる程安心した。
水_Hto
赤_Liu
ふわりと背中を撫でられる。
安心して、やっと眠れそうな程だ。
でももう朝。
そろそろ起きないとだよな。
赤_Liu
水_Hto
水_Hto
赤_Liu
水_Hto
赤_Liu
キッチンに並ぶ2人。
時々目が合って、先輩がにこっと笑ってくれる。
些細な時間がこんなに幸せなんだなぁ…と初めて知ったのは、
きっとこの朝だった。
そして、2人で出勤する道のり。
赤_Liu
水_Hto
通勤ラッシュの中でも、水先輩と並んで歩くだけで胸が高鳴った。
時々、手が触れ合うだけで、
俺は何度も『 好きだなぁ…… 』と呟いてしまう。
__でも、仕事は仕事だ。
……とは言いつつも。
午前の仕事中、どうしても集中出来ない。
赤_Liu
画面に映る文字は、やけにぼやけて見える。
心ここに在らず、とはまさにこのことか。
__さっきの笑顔、可愛かったな。
__僕も好きだよって声、まだ残ってる……。
そんな事ばかり浮かんできて、ペンをくるくる回す手が止まらない。
赤_Liu
昼休み。
休憩室の片隅。
2人きりになれる数少ない場所。
水先輩がコーヒーを手に入ってきて、俺の隣に腰を落とした。
水_Hto
赤_Liu
不意に肩に頭を預けると、先輩はすっと受け入れてくれた。
水_Hto
赤_Liu
赤_Liu
水_Hto
赤_Liu
ぽそっと言ったその言葉に、先輩はちょっと笑って、頭を撫でてくれた。
水_Hto
……ほんとにだめだ。
こんなの幸せすぎて仕事にならない。
そして、午後の仕事が終わった頃。
桃_Nai
水先輩の隣の席の桃先輩が、大きく伸びをして俺の方を見た。
桃_Nai
赤_Liu
桃_Nai
"やっと"なんて言ったら、俺が桃先輩に恋愛相談してたのがばれてしまう。
水_Hto
赤_Liu
慌てて否定しつつ、横目で桃先輩を見ると、
見たこともないくらいにやにやして笑っていた。
桃_Nai
赤_Liu
桃_Nai
と、笑いながら席を立つ桃先輩。
……あ ~ あ、相談してたのばれちゃったなぁ。
まぁでも、こんな日常も、きっと今の俺には何より大切なものだ。
明日も、明後日も、出来ればずっと。
こうして水先輩の隣にいれたらいい。
そう、願わずにはいられなかった。
社会人×社会人って言うのが好きなので、衝動書きで書いてしまいました……🥹 みなさんはどんなペアが好きですか? 例えば、後輩×先輩、幼馴染、などですかね…‼︎ リクエストまだまだ募集中です‼︎