牛タンつくね
牛タンつくね
牛タンつくね
牛タンつくね
牛タンつくね
牛タンつくね
牛タンつくね
牛タンつくね
牛タンつくね
牛タンつくね
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ギィ
マイク
ギィ
マイク
マイク
ギィ
マイク
ギィ
ヒカル
…モゾッ
ヒカル
ヒカル
ピンポーンッ
ガチャッ
ギィ
ヒカル
ギュ─ッ!
ギィ
ヒカル
ギィ
ギィ
ヒカル
ギィ
ヒカル
ギィ
ヒカル
- 13年前 -
職員
光
職員
光
「 も█こんな███に描けて、 光は██くなっ██画家さ█だね〜! 」
光
職員
「 上手だね光、にぃにも好きだよ。」
光
職員
施設長
職員
職員
光
にぃにはお迎えに来なかった。 「これが"ウソつき"なんだ」って、 その時に、初めて知った。
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施設長
職員
施設長
カチカチッ
施設長
職員
-被害者は生前、反社会的勢力の経営する違法風俗店で売春行為をしていたらしく、最後の目撃は四日前の深夜、自宅付近のスーパー前であった。近隣付き合いも疎かったようだが、住民の証言では、「以前までたびたび怒鳴り声や激しい物音が聞こえた」と述べているため、配偶者による日常的な暴行があったと考えられる。また、被害者には11歳になる息子がいたことが分かっているが、どういうわけか小学校に通わせていなかったようで、自宅の郵便受けには学校側からの催促書が溜まっていた。
-現場には凶器と思われる料理用包丁のほか、麻縄や大量の睡眠薬が散乱した状態であり、子供と無理心中を図ったのではないかと推定された。現場に子供の姿はなく、心中を強要した母親と揉み合いになり、誤って刺殺してしまった後に逃走したとみて、警視庁はこれを過剰防衛と認定し、ビラ配りなどを利用し未だ捜索を続けている。
-また、現場となった自宅では明らかに女児物の子供服や人形・育児用品が見つかったため、もう一人子供が居たのではと囁かれている。警視庁は三年前に隣の×××区で起きた女性怪死事件にて、現場から消失した赤ん坊の案件とも関連付けて捜査を行う予定であると語った。 これが真実だとすれば、被害者の朱宮氏は違法売春や就学義務違反のみでなく、未成年誘拐罪にも触れる可能性が今後出てくることだろう。
職員
施設長
施設長
職員
施設長
スタスタスタッ
職員
施設には一応、感謝している。 最低限の衣食住をくれたし、 学校にも通わせてくれた。 彼女らなりの計らいなのか、 出自で虐められることも無かった。
あたしには、それで十分だったから。 職員に避けられる疎外感や友達ができない孤独感なんか気にならなかった。
特に施設長には、顔を合わせる度に虫でも見るような目をしていたけど、 カトウ先生って人がとっても優しくしてくれたから、あの日々も別に苦ではなかったと思う。
彼女だけはいつでもあたしに向き合おうとしてくれたから、あたしも段々心を開くことができた。 小学校の卒業式、彼女は保護者として来てくれて、泣いて喜んでくれたっけ。
中学に進むと、周りに流されるままに、 いわゆる"友達"らしい友達ができた。 でもあんなの、 友情なんかじゃなかった。
光
本当は微塵も乗り気じゃないのに、 見た目もがらっと派手にして、 人の悪口大会で盛り上がって。
吐きそうだった。 でも、そこまでしないと、 今度こそ居場所が無くなる── そんな気がして。 カーストにしがみつこうと必死だった。
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光
あの日の放課後、 忘れ物を取りに教室まで戻った自分を、今でもずっと恨んでる。
"トモダチ"の2人が嬉々として話す声を背に、あたしは扉の前で思わず蹲った。 ………息が出来なかった。 あの後、自分がどうやって施設に帰れたのかまったく覚えてない。
職員
光
職員
光
言葉が突っかかって、 何も言えなかった。
職員
その翌週、何も言わないまま、 カトウ先生は居なくなってしまった。
交通事故だった。 飲酒運転をしていたトラックの運転手の自損事故に巻き込まれたのだと聞いた。
自分の唯一の味方でさえ、 自分を置いて消えてしまった。
もういっその事、 自分も消えてしまいたいと思った。
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そういえば、こんなことをママから聞いたことがあるんだ。
「窓から小さく海が見えるから、 トオルくんとこの部屋に決めたの」
「トオルくん海が好きって言ってたな。ママはそんなトオルくんが大好き」
父の話をすると決まって制御が効かなくなって発作を繰り返していたママが、その日だけ随分優しく沁みる声をしていたから、鮮明に覚えているのだと思う。
ねえママ。 あなたが愛した父が、 愛したこの海になれたら、 その時は抱き締めてくれるかな。
それとにぃにのこと、恨んでないよ。 でもわがままを言うなら、 もう一度会いたかったよ。
今でも、ずっと愛してる。
ギィ
光
ギィ
ギィ
少し後ろの方の砂浜に立っていたその男の人は、あたしにギィと名乗った。 彼いわく、偶然車で通り掛かろうとしたら、あたしが海に身を投げようとしたのを見つけて慌てて降りて来たらしい。
淡くくすんだ紫の髪を潮風に委ねて、 安そうなタバコから紫煙を燻らせていた彼は、「お節介なおじさんだとでも思ってくれ」とあたしに言った。
───なんだそりゃ。と、 少し笑ってしまった。
ギィ
ヒカル
ギィ
コトッ
ギィ
牛タンつくね
牛タンつくね
牛タンつくね
牛タンつくね
牛タンつくね
牛タンつくね
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