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莉子

あなたとはもっと運命的な再会をすると思ってた

大翔

お前から呼んだんじゃん

莉子

断ってよ

大翔

いみわからん

莉子

私もわかんないわ…

莉子

莉子

大翔?

メッセージアプリの新規連絡先を見て 私は舐めていたイチゴの飴を飲み込んでしまった

莉子

ゲホッ…カハ…ッ

甘く溶けるような心地のものから一転 それは私も苦しめるものとなった

莉子

なんで?

莉子

全部連絡先消したじゃん!

莉子

ばか、このむっつり!!

大翔とはセフレだった

大翔

なぁ、今ひま?

莉子

ひま

大翔

うち来てよ笑

莉子

夕方に着く

莉子

おじゃまします

大翔

学校帰り?

莉子

そーだよ

莉子

そっちは?

大翔

学校だったよ笑

まるでこのあとテレビでも見るかの ような調子で話す私たち

大翔

こっち来てよ

莉子

…ん

莉子

…うわ

莉子

もうこんな時間か

大翔

あー、あと10分後くらいに出ればちょうどいい電車あるよ

莉子

ふーん…

莉子

じゃあそれで帰る

大翔

帰り道わかるよな?

莉子

うん

莉子

じゃあね

大翔

おう

こいつ事後淡白すぎだろ

という不満は飲み込んで、私は大翔の家をあとにした

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