テラーノベル
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蓮音の目は,もう 迷っていなかった。
蓮音
低い声。
蓮音
言い終わるより早く, 蓮音は康平の後頭部に手を回した。
距離が,強引にゼロになる。
逃げ場は,ない。
そして──
今度は,深く重なる。
さっきのような 触れるだけのものではない。
確かめるように, 逃がさないように, ゆっくりと,長く。
康平の指先が, 思わず蓮音の服を掴む。
雨音が遠くなる。 非常灯の赤い光だけが, 二人を照らしていた。
やっと離れたとき, 蓮音は息を整えながら, 低い声で言った。
蓮音
蓮音
蓮音
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