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コメント
2件
ワッワッワッ( ◜ω◝ )( ◜ω◝ )好きだとても好きだありがとう() メルマちゃんの過去いい……好き……
彗奈の参加型に出してる侍女のメルマとリリーベル様の出会いの妄想
解釈違いあったらすまんぬ
両親
メルマ
私、メルマ・ノアは聖女リリーベル教会の信者である両親の元に産まれた 感情の起伏がかなり少ない子供だった
同時に、両親に連れられて週に数回、 したくない礼拝を行い、 他者から見ても、何を考えてるのかも分からないような 生意気な子供だったと思う
実際に、両親や他の人が"聖女"を妄信的に信仰している中で 私は何も興味がなかった
だって、聖女様って言われている人がいても 私には関係無いし、興味無い存在だったからね
本当は教会にいるくらいならさっさと家に帰って まだ読み終わてない本の続きを読みたかったけど
両親の目もあったから 毎週毎週、面倒ながらも渋々行っていたわ
???
メルマ
フォイ
張り付いたような微笑みを浮かべる 薄い金髪に青い瞳が特徴的な少女 フォイ・トルブル
"聖女様"の狂信者の娘で ほぼ毎日教会にいて、住んでるんじゃないのかと思うくらい。
一見すると穏やかで礼儀正しいけれど 濁った瞳の微笑みがどうしても気色が悪くて 今ほどでは無いけど子供の頃からアイツのことは苦手だったわ
メルマ
フォイ
フォイ
フォイ
メルマ
フォイ
メルマ
フォイの呆れたようなため息を聴きながら 私が紅茶を淹れていると、廊下の方から物音がして
思わず私が振り向くと、 フォイが片付けをする手を止めて私の方に目を向けた
メルマ
フォイ
フォイ
メルマ
フォイに言われた通りティーカップとティーポットをトレーに乗せて 私は廊下に出て行ったの
まぁ、それが全ての始まりだと知らずにね
メルマ
???
メルマ
廊下に出た時、過ぎ去って行く金髪の女性の後ろ姿が見えて、 恐らくこの人が足音の主だと思って跡を追って声をかけたの
パッと見10代程度の女性は 紅茶を持った私を見るなり困惑した表情を浮かべていて 子供達ながら少し申し訳なさを感じたわ
まぁでも、そんなのは私に関係ないし、 後でフォイに色々言われたら面倒だったから半ば強引に会話を続けてみることにしたの
メルマ
メルマ
???
メルマ
???
メルマ
???
メルマ
メルマ
???
メルマ
???
メルマ
???
私がそう言った時 女性が少し目を丸くして、私の方を見つめたきたの
メルマ
私も思わずそのまま女性を見つめ返して
そのまま数秒間見つめ合うような奇妙な時間が経ったら、 私の持っていたトレーからティーカップを取って ケラケラ笑いながら紅茶を一口啜った
???
???
メルマ
女の人の赤い瞳が幼い私のことをとらえ他のその時 一瞬空気が静まった気がしたのは、多分気の所為ね
メルマ
???
???
メルマ
「この人が狂信者だったらきっと大目玉をくらう」 そうわかっていたのに、何故か素直な気持ちを答えていたの 何故かこの人になら言っても良い。とでも思ったのかしら
???
???
自分でも少し困惑しながら女の人の方に目をやると、 女の人はクスリと笑っていて、拍子抜けしてしまったわ
メルマ
メルマ
???
メルマ
???
メルマ
メルマ
???
もう空になったティーカップの持ち手部分を指でつまんでくるくるしながら 女の人は笑っていた
「またね、メルマ」と言って 立ち去った女の人の後ろ姿を暫くの間見つめた後 私はフォイの居る部屋に戻って、 ティーカップが一つ無くなったことを口煩く説教されたわ
まぁでも、アイツには感謝しないといけないかもね
アイツが居なかったら、 "あの人"には出会えていなかったかもしれないし
???
???
リリーベル