桃瓦 四季
早く、逃げねぇと···ッ

???
それは、できないな···

桃瓦 四季
、!

桃柊冬呉
思い出したようだな、

桃瓦 四季
お前は、ッ

桃柊冬呉
もう、名前ですら呼んでくれないのか···

桃瓦 四季
当たり前だろ!ッ

桃翠夏騎
ちぇー、もう少し忘れてても良かったんだぜぇ〜?

桃瓦 四季
そういうわけにもいかねぇんだよ!

桃条春
まぁ、もう一度忘れさせれば良い話だよねぇー!

桃橘秋鏡
そうだね、手加減はしないよ?

桃瓦 四季
俺もだよ!

桃瓦 四季
(100%出すしかねぇか、)

四季は能力を使い、全身を強化した。伸びた髪が風に吹かれなびき、太陽の光で輝いていた。その姿は先程まで幼かった少年の面影はなく、男の色気を纏っていた。その瞬間、ゴングが鳴り響き、激闘が始まった。
桃瓦 四季
(絶対に、勝って皆と会うんだッ!)

桃瓦 四季
ッ、(流石にきついな、)

桃柊冬呉
四季、大人しく降参しろ···

桃瓦 四季
やだねぇ〜ッ!(100%でもきついとは、ッ)

桃瓦 四季
(さすが冬呉兄ちゃん達だな、頼む···持ってくれ!ッ)

桃瓦 四季
(俺の身体!ッッッ)

青年の目は覚悟を決めた瞳をしていた。その眼差しが物語っていた···それは自分の灯火が消えようとも仲間を忘れない、そんな強い覚悟だった。
桃柊冬呉
油断するなよ、ゴンッ(蹴り)

桃瓦 四季
ッッッ!(身体が、痛てぇな···ッ)

桃翠夏騎
ゴンッ、!((攻撃)熱い、はずなのに···燃えているはずなのに、なんだよこのモヤモヤ?ッ)

桃瓦 四季
(骨が、内蔵が···痛てぇなぁッ)

桃橘秋鏡
ドコッ!((殴り)彼の瞳、やはり···彼は僕の次に美しい!)

桃瓦 四季
(猛攻撃かよ、ッ撤退しねぇと···)

桃条春
させないよ〜?ドコッ(殴り)

四季は桃柊冬呉らの猛攻撃を受け、疲弊していく。身体はボロボロになり、内蔵が悲鳴を上げ、顔色は青紫に染まり、息も絶え絶えだ。今にも倒れてしまいそうな身体を起こした。目には巨大な紅色の炎が生き生きと燃え上がり、自分の無力差に抗っている。
桃瓦 四季
くッ、(逃げ、無理だなッ降参するか?ッ)

強くそう願った。倒れたくない、まだ戦える。そんな気持ちも虚しく、身体は限界を迎える。
桃瓦 四季
まだ、ッ!うッ、 ぁ”っ、!

強くそう願った。倒れたくない、まだ戦える。だが、そんな願いも虚しく、身体は限界を迎えた。ゴホッと咳き込み、膝を着く。血が床に滴り落ちる、真っ赤な液体で水溜まりができる。
桃瓦 四季
ゴホッゲホッ、ッッッ(吐血)

桃柊冬呉
降参か、

桃翠夏騎
なぁ、血の量やばくねぇ?

桃橘秋鏡
真っ赤だねぇ、美しいけど···大丈夫かい?

桃瓦 四季
、ふッ···これで俺は一生お前らの物にはならねぇよ!ッッッ

桃条春
死ぬき、?ダメだよ?そんなこと許さないッ!

桃柊冬呉
あぁ、許すわけがない

桃瓦 四季
どう、かなッ?ゲホッ(吐血)

???
よく耐えたな、”四季”

桃瓦 四季
は、ッ?”ムダ先”?

無駄野無人
久しぶりだな、京夜···早くしろ

花魁坂京夜
待ってよー皆早すぎ!

桃瓦 四季
チャッ、ぁラ···先?ッ

花魁坂京夜
そうだよ〜!京夜先生だよ〜!

無駄野無人
無駄口を叩くな、早くしろ

淀川真澄
チッ、バカがよォ、?

並木度馨
四季君久しぶり、

並木度馨
隊長こんなふうに言ってるけど、実は四季君のことめちゃ心配してたんだよ?

桃瓦 四季
そうッぅ、なの?ッ

印南幽
少年!よく耐えた、そんな君にGoodを送ろう!ゲホッ

猫咲波久礼
大丈夫ですか?あまり無理しないでください、(猫かぶり)

桃瓦 四季
前髪ッ、パイッセン?ゴホゲホ(吐血)

桃瓦 四季
それに、ゲホッ

桃瓦 四季
印南、ぃッせん···ぱい?ッゴッホ(吐血)

花魁坂京夜
はいはーい、喋らない!

桃瓦 四季
コクコク(縦に振る)

花魁坂京夜
(内蔵へのダメージが酷いなッ)

桃柊冬呉
四季を、返してもらぞ···

淀川真澄
ケッ、一ノ瀬を傷つけておいて何言ってんだァ?なぁ、おい?

桃橘秋鏡
気づける、?何を言ってるんだい?

猫咲波久礼
あ”?てめぇら四季の身体をこうなるまで痛めつけたろォ?

桃翠夏騎
確かに、殴りはしたなぁ···

花魁坂京夜
、殴り?これがッ?そんなわけないだろ!

花魁坂京夜
内蔵にも、骨にも!肉体へのダメージこれは、殴りだけでつくものじゃないよ!

桃瓦 四季
ギック

朽森紫苑
、なぁ一ノ瀬···

桃瓦 四季
······?ッ

朽森紫苑
お前、なんか隠してんだろ?

桃瓦 四季
、(詰んだ···)

桃条春
ねぇ、シッちゃん?

桃瓦 四季
(あだ名呼び!?春さんがいらっしゃい!?)

桃瓦 四季
、

花魁坂京夜
四季君、傷は少し治ったから話せるよね?

桃瓦 四季
、ごめんなさい···

百鬼大我
はぁ、···あのな?俺らは謝って欲しいわけじゃねぇんだよ?

桃橘秋鏡
四季君、もしかしてあの時かい?

桃瓦 四季
うん、

桃橘秋鏡
そういうことだね、

桃柊冬呉
なにか、心当たりがあるのか?

桃橘秋鏡
四季君がね、たまに···僕らに隠れて病院に行くことがあったんだよ

桃翠夏騎
は、?四季どういうことだよ!

桃瓦 四季
えっと、

桃柊冬呉
、四季···なぜ隠す?

桃瓦 四季
言ったら、もう自由になれねぇだろ?

無駄野無人
当たり前だ、

桃瓦 四季
なら、言わなぇ

花魁坂京夜
ねぇ、なんでそんな自由になりたいの?

花魁坂京夜
俺らに守られていればいいじゃん、?

桃瓦 四季
だって、俺だけ守られて···皆が傷つくのは嫌だ

淀川真澄
、

並木度馨
ふ、

桃瓦 四季
な、なんだよ!

並木度馨
四季君らしいな、て思ってね

朽森紫苑
なんか、こんなことで悩んでいた俺らがバカみてぇ···

無駄野無人
あぁ、

印南幽
ふ、ゲホッ(笑)

猫咲波久礼
にゃんだよ、そんなことかよ

桃瓦 四季
そんな、笑うか?

花魁坂京夜
ふふ、だって···まさかずっと俺らのために逃げてたなんて、

花魁坂京夜
すれ違いすぎだろ?笑

桃橘秋鏡
ふふ、

桃翠夏騎
あはは!(笑)

桃柊冬呉
ふ、、

桃条春
んぐ、ふ、プルプル(笑を堪え中)

桃瓦 四季
お前らも笑うのかよ!プンプン

花魁坂京夜
ごめんて、笑

淀川真澄
監禁はしねぇ、だから理由を早く言え

桃瓦 四季
俺〜〜んだよ、

並木度馨
?

無駄野無人
もう一度頼む

桃瓦 四季
だから、俺寿命が少しかねぇんだよ···

みんな
!
