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私って、愛されてないんだ。

第2話 - 1話

2022年09月20日

#夢女子

#夢小説

#いじめ

灰谷の妹

主

1話めです！

主

あれ？夏奈汀は？

夏奈汀

なに？

主

いた！

主

一緒に行ってっしゃーいってするよ！

主

はい！せーの

主

行ってらっしゃい！

夏奈汀

行ってらー。

主

本当に冷たいね君は

夏奈汀

うっせ。

夏奈汀

ﾄﾞｶｯﾎﾞｺｯ

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

痛い！

夏奈汀

ふーんそっか。

夏奈汀

ｶﾞｼｯ

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

痛ｯ！！

夏奈汀

うるさい。猿みたい。騒がないでくれる？

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

じ、じゃあやめて！

夏奈汀

無理。あんたみたいに恵まれてる奴が嫌いなの。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

恵まれてる……？

夏奈汀

なに？自覚ないわけ？うざ。

夏奈汀

ﾄﾞｶｯ

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

ｱﾞｱ！

夏奈汀

私は

夏奈汀

ﾄﾞｶｯ

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

やめっ……！

夏奈汀

どんなに

夏奈汀

ｹﾞｼｯ

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

痛い！！

夏奈汀

努力したって

夏奈汀

ｶﾞｼｯﾄﾞｶｯ

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

あﾞぁﾞ！！

夏奈汀

報われなかったし

夏奈汀

ｶﾞｼｯﾌﾞﾁﾌﾞﾁｯ

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

髪がぁ！！！

夏奈汀

恵まれなかった。

夏奈汀

ﾄﾞｶｯ

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

もう、……やめ、て

夏奈汀

じゃあ私のために死んで？

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

それは……できない、

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

周りが、悲しむから……

夏奈汀

今の私の話聞いてよくそんな事言えたよね。

夏奈汀

尊敬する。

夏奈汀

もういいよ

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

え、

夏奈汀

もう何もしない

夏奈汀

手も出さない。

夏奈汀

殴らない。

夏奈汀

ふつーに過ごせば？

夏奈汀

もういいや。

夏奈汀が去った後

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

え、どうしたんだろ……

夏奈汀

ｶﾞﾀｯ(自分の席に座る)

夏奈汀

はぁ、やってらんない。(ﾎﾞｿｯ)

夏奈汀

なんで、なんであいつは恵まれて私は恵まれないの？

夏奈汀

考えるのもめんどくさい。

美月

ねぇ夏奈汀！遊ぼ！

夏奈汀

おー。

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

担任

はいさっさと席につけー

美月

はーい！じゃあね！夏奈汀！また後で！

夏奈汀

うん。

担任

じゃあ、数学の準備しろー

担任

じゃあ始めるぞー

担任

起立。例。

皆：お願いします

担任

じゃあまず昨日の続きなんだが……

担任

はーいじゃあこれで終わるぞー

担任

起立。例。

皆：ありがとうございましたー

夏奈汀

ねぇﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ。放課後理科室来て。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

わ、分かった(殴らないって言ってたし大丈夫だよね？)

放課後

担任

じゃあさようならー

皆：さよーならー

夏奈汀

おっそ……早く来いよ……

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

し、失礼しまーす……

夏奈汀

遅い。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

ご、ごめんなさい

夏奈汀

まぁそれはどうでもいいんだけど、これなんだと思う？

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

ビーカー？

夏奈汀

違う中に入ってる方

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

なに？これ？

夏奈汀

飲んでみたら？分かると思う

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

い、嫌だよ？

夏奈汀

は？飲めよ。ｸﾞｲｯ

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

いや！ちょっと！はなし……ｺﾞｸｺﾞｸ

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

あぁ、痛い！痛い！喉がやけちゃう！

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

水！

夏奈汀

痛い？そっか、

夏奈汀

で、何か分かった？

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

ｺﾞｸｺﾞｸ(水を飲む)

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

わ、わかんないよ！

夏奈汀

じゃあ皮膚にもかけてみる？

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

や、ヤダ！

夏奈汀

ﾊﾞｼｬﾝ

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

痛い！！！熱い！熱いよ！

夏奈汀

ごめんねぇ？手が滑ったの。

夏奈汀

私、アンタみたいに安心して暮らせる環境がないの。

夏奈汀

私が持ってないものを、欲しくても手に入らないものを、アンタは全部持ってる。

夏奈汀

親は交通事故で死んだ。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

え、？

夏奈汀

友達言えるほど心を許してる人はいない。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

……

夏奈汀

家もない。

夏奈汀

家を借りるお金もない。

夏奈汀

私は恵まれてないの。

夏奈汀

生きてる間だって、親に期待されてなかった。

夏奈汀

ピアノのコンクールも、運動会も、体育祭も、音楽会も、親は来てくれなかった。

夏奈汀

誕生日だってまともに祝われたことない。

夏奈汀

父がギャンブルにお金を注ぎ込むからお金もなかった。

夏奈汀

親が死んだ後だって、お金がまともに残ってないから、家賃払えなくて追い出された。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

(そんな辛いなんて……ごめん、夏奈汀気づいてあげられなくて……)

夏奈汀

美月は優しい。家に止まらせてくれるんだもん。

夏奈汀

ねぇﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

？

夏奈汀

今、幸せ？

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

……((･･*)ｺｸ

夏奈汀

いいなぁ、私も幸せって言えるようになりたい。

夏奈汀

ﾊﾞｼｬﾝ

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

?!熱ｯ！！

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

痛い！

夏奈汀

うん。そうだね。

夏奈汀

私もう帰るから。片付けよろしくね

夏奈汀

じゃ、またあした。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

痛い！ねぇ！夏奈汀！夏奈汀！

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗﾊﾞﾀﾝ

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

水！水！

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

ﾊﾞｼｬﾝ(水をかける)

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

はぁ、保健室行こっと

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

あ、その前に片付け

片付け後

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

保健室〜

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

しつれーします

保健室の先生

あら？どうしたの？

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

いやあの実はですね、理科の実験で薬品被ってしまって……ﾊﾊﾊ

保健室の先生

なんですって?!見せて？

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

はいｽｯ

保健室の先生

酷い怪我……気をつけな？命が関わってくるんだから。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

はい！w

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

ありがとうございます

保健室の先生

はーいお大事にねー

その頃の夏奈汀は

夏奈汀

はぁ、なんでなんだろ、

夏奈汀

すぐ八つ当たりしちゃう。

夏奈汀

もうこれ嫌われたよな……

夏奈汀

大事な親友までもいじめて失うなんて……

夏奈汀

もう、救いようないよなw

夏奈汀

消えたい。

夏奈汀

でも勇気がない。帰ろ。

夏奈汀

ただいま。

美月

おっかえりー！！！

美月

遅かったね〜

夏奈汀

ごめん。

夏奈汀

お店寄ってて、ほしいものなかったから帰ってきた

美月

あ、そうw

夏奈汀

あ、そういえば美月、急に気持ち悪いかもしれないけど、いつもありがと

美月

え？wなになにw

美月

いいよ〜友達だし？

夏奈汀

(友達か……私はそうは思えないけど。)

ある日の放課後の空き教室

美月

え、それでさーw夏奈汀が〜泊めてとか言ってくんのーw

涼

え何それキモ〜w

美月

まあまあしゃーなしって感じで泊めてあげてるw

涼

やっさし〜w

美月

私いつも友達だよとか言ってるけど正直いって泊めてあげてる恩もあるし、奴隷にしよってことで

美月

ちょっと仲良くしてあげてるだけw

涼

美月ったらわっるーいww

夏奈汀

(……これが現実か)

夏奈汀

(正直いってこんなもんだろうとは思ったけど流石に目の当たりにするときつい)

夏奈汀

ねぇ美月、うちさ、友達が奢ってくれたクレープのおかげでお腹すいてないわ

夏奈汀

今日はもう部屋から出ずにさっさと宿題終わらして寝ることにする。

美月

お、おっけー

美月

じゃ、おやすみ(？)

夏奈汀

うん。おやすみ。

夏奈汀

奴隷にされるのはごめんだわ。

夏奈汀

でもこの家出てったら行く宛てないんだよなー

夏奈汀

も〜どうすればいいかわかんない！

夏奈汀

ﾄﾞﾝｯ

部屋が荒れる

夏奈汀

頭、冷やしてこよっかな

夏奈汀

はぁ、もうどうすればいいかわかんないよ……

夏奈汀

うぅ、(うつ伏せ)

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

とんとん

夏奈汀

え？

夏奈汀

なんで、なんで？！

夏奈汀

なんで……

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

しーっ

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

静かに！

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

とんとんとん(背中を優しくたたく)

夏奈汀

あ、え？(なんか、落ち着く)

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

辛かったね、

夏奈汀

(うん)

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

苦しかったね、

夏奈汀

(苦しかった)

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

幸せになりたいんだよね、

夏奈汀

(幸せになりたい……)

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

自由に生きたいんだよね、

夏奈汀

自由に、生きたい…

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

わかる。わかるよ。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

私ね、夏奈汀ちゃんみたいに、親が死んだわけじゃないし、

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

友達だっていないわけじゃない。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

お金もあるし、恵まれてると思う。

夏奈汀

……

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

でもね、私は夏奈汀ちゃんみたいに、1人で生きれない。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

親とか友達が離れていったら、私生きれない。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

今まで支えられて生きてきたから、1人になると生きていけないの。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

でも、夏奈汀ちゃんは、自分で考えて行動できるでしょ？

夏奈汀

うん、

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

そこが、夏奈汀ちゃんのいい所。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

自分で動ける、行動出来る。生きていける。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

これって、強い証拠。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

夏奈汀ちゃんは強いよ！

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

誰にだって負けないくらい孤独に生きてきたんだから誰にだって負けないくらいの強さを持ってる。

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

ここさえ長所として捉えちゃえば少しは楽になれるんじゃない？

夏奈汀

た、しかに

夏奈汀

でも、なんでﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀは私にこんなに寄り添ってくれるの？

夏奈汀

あんなに酷いことしちゃったのに、

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

夏奈汀ちゃんの現状を知った以上、苦しんでられないし、夏奈汀ちゃんさえ変えれば私だって苦しまないで済むでしょ？w

夏奈汀

そう…だね、

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

それにね、私、夏奈汀ちゃんがいいなら

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

夏奈汀ちゃんと仲良くしたい！友達になりたい！

夏奈汀

え？

夏奈汀

友達……？

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

そ！

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

だから、これからは家に住みな！

夏奈汀

え、あ、でも親が……

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

今出張で向こうに引っ越してもう帰ってこないからー

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

ふたりで暮らそ！

夏奈汀

え、いいの？

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

もちろん！

夏奈汀

あ、ありがと

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

じゃあ！早速！私ん家へGO！

夏奈汀

ご、ごー！

主

ス、ストーップ！！！！

主

今なんタップでしょう！

ﾓﾀ(ง ˙˘˙ )วﾓﾀ

200！

夏奈汀

150

主

240タップ。

主

だから！もうしめます！

主

続きは2話で！

主

ｼﾞｬﾈｰ!

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灰谷の妹

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