運命の人は私じゃない

先輩

大学合格おめでとうございます。

私は今、晴れ晴れしい入学式を終え

国立高等学園で楽しく生活しています。

先輩は、今も彼女と...

出会いは1番嫌いな塾だった

さかのぼること4年前

私が小6だった頃

初めて見たその先輩は

テキストが散らかったまま イヤホンをつけていた

.....受験生？

塾が終わり、待ち合わせをしてました。

キィーーッ

初っ端から誤解された出会いでした。

もっともっと話したいな

でも先輩は受験生

私はまだガキの小学生

笑えますよね、恋なんて

この時から気になってたんですよ？

でもあなたは笑ってくれました。

くしゃってした笑顔がとても好きで

きっと2人は

付き合ってるんだろうな

気がついたら、

妬いてばかりでした。

先輩とメール交換をした日。

ちょっと私が強引にしたけど

とっても嬉しかったんです。

でも数日後

ぐちゃっ

って心臓が絞られました。

それから連絡は来ませんでした。

別に私は求めてもなかったけど

でもやっぱ

少しくらい、考えて欲しかったです。

私が中学生になった日。

友達もできた

勉強もそこそこできる

恋は.....

って日々でした。

親友は認めてくれました。

嬉しい半分

やっぱそうだよな...って

叶うはずでもないよな

って思っていました。

分かってるのに

分かってるのに

察しが良すぎる親友に出会いました。

いつ見ても思うんです。

今日もかっこいい

いい加減気づいてください、先輩

かっこよすぎるんです。

先輩の知らないところで

私は全部費やしてたんですよ？

こっちが恥ずかしくなっちゃいますよ。

それから私は

運命を恨みました。