おそ松
チョロ松
ふと告げられたおそ松の言葉に言葉を失った
なにかあったのではと心配し顔を見つめるがいつもと何ら違和感は無くてだけど少しもの恥ずかしそうにニヒヒと鼻の下をこすった
おそ松
チョロ松
おそ松
チョロ松
おそ松
おそ松
おそ松
やつの言葉を聞き胸が痛くなった
だってそれって。 家出するってより
チョロ松
チョロ松
チョロ松
気付くと涙が溢れていて思わずおそ松兄さんの手をギュッと握っていた
離れていかないようにできるだけ強く握った 離したら消えてしまいそうだったから
おそ松
チョロ松
泣いてる姿を見られ恥ずかしくて繋いでいた手の片手だけ離し涙を急いで拭う
それを手伝ってくれるかのようにおそ松兄さんも指で優しく僕の涙を取ってくれた
チョロ松
チョロ松
ふと気付いた時には電車に乗っていた
電車の窓を見るともう夕日が沈みかけていて海には綺麗に水平線ができていた
チョロ松
おそ松
チョロ松
他の乗客なんか知らずに兄さんと窓を見ながら楽しそうに熱海の海を眺める
すると兄さんと僕からぐぅと腹の虫が鳴く音がした
おそ松
チョロ松
おそ松
チョロ松
チョロ松
おそ松
ヘラヘラしながら右ポケットからチャリンと300円と1円を出してみせる
チョロ松
おそ松
チョロ松
チョロ松
おそ松
チョロ松
おそ松
チョロ松
痛いところを突かれ顔が赤くなり俯いた僕の顔をにやけながら覗いてくる
そんなあいつに1発かましてやると車内アナウンスが響き渡った
熱海だ 熱海に着いたのだ
パーカーに手を入れたまま1つ石を不機嫌そうに蹴飛ばす
おそ松
チョロ松
おそ松
蹴った地面の石から目を離し前を見るとぶわっと海のしょっぱい匂いがした
電車越しで見た時とは違って水平線なんてなくて真っ黒だったはずなのに何故かとても綺麗に見えた
おそ松
チョロ松
ふと口から零れ落ちた言葉を我に返り急いで下手に拾う 自分の顔が熱くて真っ赤になっているのだと気付き恥ずかしくて隠す
おそ松
チョロ松
おそ松
ヤケになり真っ赤な顔で兄の方を睨むと自分と同じぐらい真っ赤な顔をしたおそ松兄さんがいた
余計恥ずかしくなりやつを見たことを少し後悔する
チョロ松
チョロ松
おそ松
夕日はとうの前に沈みきったはずなのに僕らはまだ夕日に当たっているかのように赤く染っていた
おそ松
チョロ松
肌寒い海の傍で潮風を感じながら買ってきたビール缶を開ける
おそ松
チョロ松
おそ松
チョロ松
チョロ松
チョロ松
おそ松
チョロ松
ふと呟いた言葉に心配すんなとでも答えるように頭をポンポンと優しく触れてくる
おそ松兄さんの姿はとても優しそうな顔をしていた
おそ松
おそ松
チョロ松
おそ松
チョロ松
いつも通りいじってくる兄を蹴る ここに来てまでそれを言うか…という怒りと雰囲気もくそもねぇんだなと言う呆れで感情が溢れていくのを感じた
いつもの感情だけど少し違った 怒りと呆れの感情よりずっと強く他の暖かくて胸がキュッとなるような感情がいた
おそ松
チョロ松
おそ松
チョロ松
おそ松
自分の暴言に覆い被さるようにぽつりと放った奴の言葉はとても優しくて 一瞬コイツと家出して良かったなとかコイツの恋人が僕で良かったなと思ってしまった
おそ松
チョロ松
ふと出てきた涙を急いで拭う ズッと鼻水を啜り兄の視界から自分の顔が映らないように後ろを向いて目を擦った
おそ松
チョロ松
チョロ松
チョロ松
暖かい兄の温もりを感じ抱きしめられたのだと気付く 恥ずかしくて涙が止まらない自分がいやになって思わず兄に毒づいてしまう
おそ松
チョロ松
おそ松
チョロ松
おそ松
チョロ松
おそ松
チョロ松
チョロ松
おそ松
チョロ松
おそ松
チョロ松
おそ松
チョロ松
凍え死にそうなのは僕もだった 周りの5人より冷え性な僕には少しの風だけでも大ダメージでおそ松兄さんに言われた言葉で我に返りストンと隣に座る
そしたらさっきみたいにまた暖かくて優しい温もりで抱きしめられた
おそ松
チョロ松
丁度いい暖かさで目を瞑ると眠気が襲ってくる
今日はとてもいい夢が見れる気がした
おそ松
コメント
5件
最高かよ、
_人人人人人_ > 続かない <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y ̄