投稿

最近は、弟たちに 振り回されてばっかり

夕飯の要望を聞くも、 なんでもいい のみなのに

直前になって、 あれが食べたい。これが食べたい。 というのだ

こうやって、 弟に妨害されて、 お兄ちゃんと話す時間も減った

別に日常話をしたい訳では無い、 ただ、聞いて欲しい

"生徒会長になったよ "今日もテスト学年一位だった" "弟たちも家事、手伝って欲しいな"

ちょっとの自慢だったり、 悩み事を聞いて欲しい

ただ、それだけ

そろそろ文化祭がある。 だからこそ、今、 みんな盛り上がってる

生徒会長として、 学年一位を保たなくてはいけないし 後、２週間強で期末テスト

しかも今回は範囲が広く、 先生たちも口を揃えて 難しいと言っていた

生憎、俺の嫌いな教科が多く 出るらしい

英語は、暗記ができるから行けるが、法則とかを覚えるのは 何度やっても身につかなくて

毎日やるしかない

昔は、お兄ちゃんが法則について 色々教えてくれたから、 中二までのはわかるけど

中三から今での 法則がついていけない

だから、みんながご飯食べて、 家事を終わらせて 勉強

昔から寝るのは得意ではなく、 寝なくてもある程度は 生きていける

だけど、暗記も追加で来ると、 寝ないと入ってこないから 難しい

桃が部屋を出る

意味分かんない みんなのために頑張ってるのに

なんで俺が怒られなきゃいけないの

それになんでお兄ちゃんは 注意しないの

弟が兄弟に悪口言われてるんだよ 仕事で忙しいからなんとも思わない？

特に重要なところもないので 飛ばさせていただきます

結局、あのまま 家事を追われて、 課題をやっていたら、

いつの間にか朝になっていた

一睡もできてない…

元々、人前に出るのが得意ではない 生徒会長も先生に言われ、 渋々やったのだ

まだ知らない人達だけなら 大丈夫だが、兄弟が来るとなると 話は別

都合により、 文化祭前日の夜まで 飛ばせていただきます

とうとう、明日が文化祭…

何気に初めて、 演技を見せるし、生徒会長だってことも証す

正直、不安しかなくて 発作が心配だけど

とりあえず友達に言えばなんとかなるかな…

都合上飛ばします

何気に赤くんの学校に来るのは 初めて

こんなに大きいとは思わなかった…

赤くん、副生徒会長だったの、？

遠くにいますが、 聞こえる距離です

"苺" って、お兄ちゃんたちだよね…

早く準備しなきゃ…

びっくりするほど。 綺麗、 チラッと色んなものがあるが、 それも全て本物そっくり

まさか、本当にやってたなんて… 知らなかったし、 聞いたこともなかった

赤くんの言葉を合図に、 全校生徒が騒ぐ

あまりにも突然だったので、 黄ちゃんが怖くなったのか、 袖を掴んできた

俺が、前に出てきた時、 お兄ちゃんも、全員、 びっくりしたような顔で こちらを見上げた

当たり前だ、 普段、家事だけをしている弟、兄が 生徒会長をやってるなんて。

言ったこともないし、 聞いてくれたこともなかった

ちょっと怖かったけど、 俺の言葉を合図に みんなが盛り上げてくれた助かった

赤くんのクラスかな？

物だって衣装だって何からなんだって全部本物みたい

それに加えて、 A組の子達の演技力

まるでほんとに合ってるのはかのように演技をしている

やはりその中でも目立ってるのは 赤くん

赤くんがセリフを読む度に

保護者席だったり、 生徒側から、 (おぉ、) という声が上がっている

ここまですごいとは思わなかった。 演劇部部長をしていたという 風の噂を聞いたことがあるが、 本当だろう

言葉が出ないほど、 A組の子達の演技は素晴らしかった

👏( 'ω' )

この量を 紙を見ず全て暗記…

いつ覚えたんだ？ いや、まずまずどうやって覚えた？ 声に出して言ってた時なんて なかったし…

よし…

ご丁寧な方だな〜

赤くんにこっそり聞くのは 気が引けるが、 赤くんの学校の様子を知らないから 聞ける絶好のチャンスかもしれない

お兄ちゃんが待っててくれてるらしい、何気に二人きりでいるのは 久しぶり

最初は結構怖かった。 なんかしたっけ？なんて思ってたけど友達と先生から、 大丈夫だよ。

と言って貰えたから、 まだ大丈夫

何を話したいんだろう…

き、気まず…

そうなんだ、 ならいいか

こんなの違う 都合が良すぎる

聴き逃してしまう程、 小さな嗚咽

傷つけたのは自分。 そんなのを理解してしまったら これ以上喋れなかった

また、赤くんを傷つけてしまう

ここまで反抗的な赤くん初めて。

赤くんの思いを教えて

家事するのは、 俺の役目なんだ、w

今なら、逃げてもいいのね 頑張ったもん

家政婦として、生徒会長として 逃げてもいいじゃないか

完璧を演じてたんだから、 少しは気を楽にしても許されるよね

きっと、あいつなら 泊めてくれるだろうし…

別に期待なんかしてない 走って追いかけてくれるなんて

今頃、 邪魔者がいなくなって、 笑ってるだろうなぁ、

携帯、置いてきちゃった… てか、財布とかも全部置いていっちゃったな

まぁいいや、 また銀行とか言って崩して 買い直そう

黒くんには、 お見通し、か

どこにいるのかな、、

誰に連絡するのがいいのかな とはいえ、学校しかわかんないけど

担任の先生が言ってた、 親友の人に聞けばわかるかな

でもなんも知らない…