不良の男の子

内藤ないこ 16歳

三度の飯より寿司が好き

そんなないこは

隣の席の不登校の男の子にプリントを持ってきました。

チャイム押すのをただいまチキッております。

嫌だってさ？ 隣の男の子不良らしいしいっすよ。

怖くね？

ん～どうするべきか…。

身長俺より低いな、、。

弟さん？

受け取らないとかいったらどうしよう…。

な、なんかめっちゃ顔が輝いてるんだけど…。

本当は学校行きたいんじゃ…。

なんかまぁ(？)

一件落着ってことで！

キーコーンカーン

飛ばしまして放課後

なんでそんなことを恥ずかしがらずに言えるのだろうか。

とてもすごいと思った。

初兎ちゃんの笑顔は

今まで見たことがないくらい綺麗だ。

まだあって1日しかたっていないのに初兎ちゃんに惹かれていた。

あーー！

初兎ちゃん！

二葉高校の制服。

二葉高校の生徒…。

心がズキッと痛む。

あぁ受験に落ちたときの感覚だ。

あの痛みを隠すかのように明るく取り繕った。

初兎ちゃんは

ほとけっちの事が…。

好きなのかな…。

前編end

後編に続く