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祈（ｲﾉﾙ）
ふわぁぁ…
祈（ｲﾉﾙ）
今日も仕事、疲れたなぁ
祈（ｲﾉﾙ）
あ、そういえば…
回想…
アマゾナイト
アメシストの知り合いって、どのような方なのでしょう？
アメシスト
僕の知り合いかい？
アメシスト
彼は知り合いではなく、友人さ
アメシスト
でも、心の距離は近いと思うよ
アマゾナイト
ロマンチックで良いですねぇっ…
アマゾナイト
そ、その！貴方様の友人ってどんな方なのでしょうか！
アメシスト
彼の名はツァイル・アフェディアン
アメシスト
かつては優秀な執事だった
アマゾナイト
（まぁ…とても素敵なご職業…）
アメシスト
しかし、やむを得ない事情に出会ってしまった為
アメシスト
今は吸血鬼さ
アマゾナイト
なるほど
アマゾナイト
人間から突如吸血鬼に変わり果ててしまったのですか？
アメシスト
いや、彼は生まれてから吸血鬼さ
アメシスト
恐らく、不快に思われぬようニンゲンのフリをしていたのだろうねぇ
アマゾナイト
なんだか過酷な人生ですねぇ……
アメシスト
そうだねぇ
アメシスト
ぜひ僕たちで力になれればと、思っているのさ
アマゾナイト
では、私もご協力致します
アメシスト
Thank you ♪
祈（ｲﾉﾙ）
って、言ってたなぁ…
祈（ｲﾉﾙ）
ツァイルさん、ですか
祈（ｲﾉﾙ）
確か特徴は…
アメシスト
おまけにワインを楽しんだらどうだい？
アメシスト
ツァイル君ならお似合いさ
ツァイル
そうだな。ワインなら俺も興味あるし
アメシスト
……ツァイル君、ちょうど相手が現れたようだねぇ
ツァイル
え？
祈（ｲﾉﾙ）
あ、あの
祈（ｲﾉﾙ）
もしかして、貴方様が
アメシスト
あぁ♪ツァイル君だよ♪
ツァイル
え、ちょ、
ツァイル
もしかして、アメシストの兄の
祈（ｲﾉﾙ）
はい！私はアマゾナイト・ハルヴォニこと、天河祈でございます
ツァイル
こ、こんばんは…
アメシスト
ちょうど終わりを迎えたところかい？
祈（ｲﾉﾙ）
はい。まさか、アメシストから聞いた方と出会えるだなんて…
祈（ｲﾉﾙ）
あぁっもう興奮しちゃう…！
ツァイル
さ、流石兄弟って言ったところだな…
アメシスト
嬉しい限りだねぇ
祈（ｲﾉﾙ）
あ、もしや深夜デートでございますか？
ツァイル
違うから！！（）
アメシスト
あはは、兄様の世界を覗けばそのように見えてくるだろうねぇ
祈（ｲﾉﾙ）
申し訳ございませんねぇ
ツァイル
ごめん、ちょっと腹立つわ
祈（ｲﾉﾙ）
この後はどうされますか？
ツァイル
ちょうどアメシストの家へ行こうと思ってたところだ
祈（ｲﾉﾙ）
ということは…
アメシスト
一緒に住処へ帰ろう？
祈（ｲﾉﾙ）
是非とも
着きました
ツァイル
なんか、久しぶりに来たな
アメシスト
そうだねぇ
アメシスト
かなり日数が空いていたのだから
アマゾナイト
おや、そうだったのですねぇ
アマゾナイト
お久しぶりのハルヴォニの空気、どうですか？
ツァイル
空気……？（）
ツァイル
まぁ、綺麗ではあるな
ツァイル
宝石ぐらい？
アメシスト
ツァイル君！
ツァイル
はいはい落ち着け
アマゾナイト
もう、アメシストってば
アメシスト
おっと、ここですまない
アメシスト
今夜の宝石の任務へ移動するよ
ツァイル
頑張れよ、怪盗
アマゾナイト
頑張ってくださいね
アメシスト
では、see you＿
ツァイル
アメシストが怪盗だってこと忘れてたわ…
アマゾナイト
忘れてしまうほど、仲が深まってらっしゃるのですねぇ…
ツァイル
それとこれとは別の話だと思うけど
アマゾナイト
あと、
アマゾナイト
貴方様にご確認しておきたいことがございまして…
ツァイル
確認？
アマゾナイト
貴方様は吸血鬼で間違いありませんか？
ツァイル
え、？
ツァイル
まぁ、合ってるけど…
アマゾナイト
へぇ……なら、
アマゾナイト
ここに口をつけてくださいませんでしょうか？
ツァイル
は？
ツァイル
貴方のホクロに？（）
アマゾナイト
私、やむを得ない事情がございましてですねぇ…
ツァイル
要は、血を吸えってことだな？（）
アマゾナイト
はい！！
アマゾナイト
仰る通りでございます！
ツァイル
わかったから…
ツァイル
じゃあ、吸うぞ？
アマゾナイト
はい
アマゾナイト
んっ…
ツァイル
ちょ、あんまり変な声を出さないでくれるか
アマゾナイト
申し訳ございません…
ツァイル
はぁ…
ツァイル
ん、ご馳走様
アマゾナイト
触れ合う体が快楽だった…
ツァイル
祈さーん？
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