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わはーっ!零ちゃん怪異だぁぁ!! 何その究極の二択…弥咲くんどうなるんだぁ…
なんか、色々とやらかしてるうちに気づいたらめっちゃ進んでる~!!? 続き楽しみ...! あ、一応未来3号デス
究極の2択!?札を剥がすのは、、、でも、みんなが、、うちの子早く出ないかな!
弥咲の玄関
弥咲 みさき
弥咲 みさき
零 れい
弥咲 みさき
零 れい
僕がそう言えば、 零さんは安心したように笑顔を零した。
玄関のドアの鍵を取り出して、 鍵穴に差し込もうとした時ーー
弥咲 みさき
弥咲 みさき
零 れい
零 れい
大きな、なにかが割れる音が 家の中から響いた。
弥咲 みさき
弥咲 みさき
零 れい
弥咲 みさき
弥咲 みさき
僕と家を見比べて、 零さんがゆっくり目を細めた。
零 れい
弥咲 みさき
弥咲 みさき
零さんの言葉に 疑問を覚え振り返った瞬間ーー
弥咲 みさき
美しい……角の生えた少女が 此方を見つめて微笑んでいた。
それと同時に、 僕は意識を手放した。
こーんなオハナシ知ってる?
カミサマに気に入られた男の子のオハナシ!
その子はね……
「陰陽師のなりそこない」って 馬鹿にされて生きてきたんだって
陰陽師、はね カミサマが作り出す怪異というのを 祓う人達のことだよ
その子の両親は優秀な陰陽師で、 とても信頼されていた
「藤田家」は陰陽師の家系として 非常に有名なんだって
その子も「藤田家」の子供として産まれてきた
でも……
その子は陰陽師たちの使う術が 使えないんだって
不可能ではないけれど……
使うと 「必ず怪異が暴れだした」らしいんだ
あまりにも危険だから、 その子は「なりそこない」という 存在として嫌われた
馬鹿だよねぇ
あの子はボクのお気に入り
うふふ
あは!
その子は不思議な力を持ってた
怪異を祓うべく生まれた存在でありながら
怪異を造り上げるーー
カミサマの力を持つ人間だったんだよ
あの子は力を使い過ぎて
最終的には体が持たなくて、 死んじゃったんだけどさ
「藤田家」の「ノロイ」はまだ続いてる
いつか
あの子の恨みが憎悪が憎しみが
後世の人間に引き継がれる
あの子の記憶を取り戻した時
それはボクらの狼煙が上がる時
人間を全て消し
ボクらだけのセカイを造り上げる
さぁ
ピースが揃う
なんせ
生まれたんだもんね
もう
「あの子の意思を継ぐ者」が
逆らえない宿命さ
ふふふ
んふふ
あは
あはははははははッ!!!
???
弥咲 みさき
?¿?¿?
弥咲 みさき
弥咲 みさき
僕を見つめる2人の少年
似た顔をした2人が無言で僕を見ている
弥咲 みさき
?¿?¿?
?¿?¿?
弥咲 みさき
うさぎのぬいぐるみを持つ 少年……よりは男児に近い子供が 淡々と言葉を紡いだ
?¿?¿?
弥咲 みさき
?¿?¿?
?¿?¿?
?¿?¿?
?¿?¿?
弥咲 みさき
弥咲 みさき
顔が引き攣る
駄目だ……
思い出しちゃいけない
お父さんが……そう叫んでる気がする
?¿?¿?
?¿?¿?
弥咲 みさき
弥咲 みさき
弥咲 みさき
弥咲 みさき
今までにないくらいの声が出た
喉がはち切れるのではと思うほど、 僕は声を張り上げて叫んだ
弥咲 みさき
弥咲 みさき
弥咲 みさき
弥咲 みさき
弥咲 みさき
弥咲 みさき
再び僕の意識は反転した
咒神社
赤い髪の男児が鳥居に座り込み、 鼻歌を歌っている
日向 ひなた
識先 しきめ
3人の人間ではないーー 怪異が鳥居の近くに立っている
そのまた怪異たちの近くに 2人の人間が倒れていた
弥咲と…もう1人は知らない男性だ
庵楼 あんえい
庵楼 あんえい
俺はそれを見て 拘束されている縄を睨みながら 焦っていた
俺の近くには同じように 拘束された人間が複数いて、 知っている顔もいれば知らない顔もいた
渚 なぎさ
水夢 きみゆ
聖羅 せいら
憐 れん
憐 れん
憐 れん
庵楼 あんえい
誠志郎 せいしろう
誠志郎 せいしろう
誠志郎 せいしろう
誠志郎 せいしろう
渚 なぎさ
庵楼 あんえい
憐 れん
庵楼 あんえい
先程「弥咲」という名前を出した 眼鏡の青年がこちらを見た
憐 れん
憐 れん
庵楼 あんえい
怪異3人の近くに顔立ちの整った男性 (今は同じく拘束されて気絶している) が倒れているが、 彼のことだろうか
憐 れん
憐 れん
庵楼 あんえい
聞いたことない単語に首を傾げる
憐 れん
聖羅 せいら
焦ったように呟く青年を見ながら、 糸目の少女が呆れたように呟いた
弥咲 みさき
目を閉じていた弥咲が呻きながら顔を上げた
憐 れん
庵楼 あんえい
弥咲 みさき
青い綺麗な瞳が 此方をぼんやりと見つめーー 目を大きく見開いた
弥咲 みさき
弥咲 みさき
弥咲 みさき
隣に倒れる男性を見て 弥咲の顔は青ざめた
弥咲 みさき
憐 れん
青年の叫びも虚しく、 赤髪の男児は弥咲に近づく
そして 手元に複数の木箱を出現させた
庵楼 あんえい
庵楼 あんえい
間違いなくーー 怪異を除いた、 この場の全員が恐怖した
男児の笑みは…… 俺らの「死」を簡単に彷彿とさせた
男児の小さな口が開かれた
庵楼 あんえい
弥咲 みさき
弥咲の口からか細い声が零れた