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ヒナ
たまたま夜に目が覚めた!
こんなに早起きするなんて…私天才では!?
ヒナ
誰もいない城はちょっと怖くて
怖さを紛らわすために一人で喋っていたんだ
ヒナ
なんだろ、なにか落ちてる
いつも菓子が付けているリボンが落ちていた
ヒナ
ヒナ
・・・一人でしゃっべても虚しいだけだな
るかにいが居たら突っ込んでくれるのに!
菓子
菓子
もう疲れた
なぜ人外は何もしていないのに蔑まれるのだろう
なぜ能力者は人外と大して変わらないのに敬われるのだろう
菓子
苦しい
私には猫のような耳が生えている
それをリボンで無理矢理抑えている
そのせいでずっと痛みがおさまらない
茶子に隠すのもしんどくなってきた
菓子
菓子
何処にもぶつけられない苛立ちを声に出す
問いかけた所でなにも帰ってこない
菓子
声にならない音が喉を掻き毟る
つらい
くるしい
楽になりたい
死にたくない
菓子
誰にも頼れない
頼ってはいけない
菓子
涙がポロポロと頬を伝う
何か変わらないかと願ってしまう
そんな自分の浅ましさが腹立たしい
菓子
心が痛い
耳が痛い
茶子、茶子を裏切りたくない
あの優しい姉を苦しませてはいけない
菓子
私は愚か者だ
この日常が大好きなのに
早く終わってほしいと願っている
そんな自分が嫌いだ
ヒナ
ヒナ
アイコンの子
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