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続きめっちゃ楽しみです♪
クロノ♧
クロノ♧
クロノ♧
クロノ♧
クロノ♧
クロノ♧
クロノ♧
花垣武道
同い年の子供が居なくなった
花垣武道
子供が居なくなる度に村長は笑う
花垣武道
武道の母・琴代
花垣武道
武道の母・琴代
武道の母・琴代
花垣武道
お祭りは賑やかで楽しいから好きだ
武道の母・琴代
花垣武道
こんな日がずっと続けば良いのに
花垣武道
やはりお祭りはとっても明るい
花垣武道
武道の父・武秋
武道の母・琴代
そう言って母はくすくすと笑う
この笑顔が好きになったから結婚したと父さんが言ってたっけ
確かに母さんは笑顔が可愛らしいからなぁ
花垣武道
武道の父・武秋
買って貰ったばかりのお面を頭に付ける
花垣武道
武道の父・武秋
そう言って父は笑った
いつも疲れている顔の父だがこの日は俺のためなのかそれを隠して笑っていた
武道の母・琴代
ななを様はこの猪名野村を治める狐神様だ
村の人によると前までは狐の神様ではなかったらしい
“人食い鬼”と呼ばれていたそうだ
花垣武道
どうしてだろう 嫌な予感がする
武道の母・琴代
花垣武道
母が心配する前に俺は慌てて笑顔になった
村人
村人
村人
村人
花垣武道
何が200人目だ?
武道の母・琴代
何だか怖くてゾッとしてきた
花垣武道
花垣武道
さっき母さんが何か言っていたような気がする
花垣武道
人の話を聞いていなかった自分が馬鹿だった
花垣武道
花垣武道
これを自業自得と言うのだろうか
花垣武道
その時 油断大敵と怒鳴られても良いくらいの出来事が起こった
村人
花垣武道
誰かに頭を硬い物で殴られた
誰かが人気のない所へ縛られた俺を連れていった
俺は縛られていたので声を上げられないし身動きもとれなかった
村人
誰かが俺に話しかけてきた
おそらく俺をここまで連れてきた人物だろう
だが心配そうな声だ
村人
少なくとも悪い奴…ではなかった
花垣武道
苦しくはなかったので首を横に振った
村人
村人
あんなに愛想の良い村長がそんな人物だったとは知らなかった
そして村長の命令とはなんだ?
この村人が可哀想になってきた
また誰かの足音が聞こえてきた
???
やっと親玉のお出ましだ
村人
村長
村人
村人が俺の口元の布を取る
花垣武道
村長
花垣武道
正直今は泣きたいくらいだったが誰も助けてくれないことは目に見えていたので諦めた
村長
この村を救うための踏み台になってもらうよ
花垣武道
村長
村長
花垣武道
俺は首の後ろに掛かっていたお面を見せる
村長
村長
主に人間の子供を食していたのじゃよ
花垣武道
村長
花垣武道
この時やっと分かったことがある
同い年の子供が居なくなった
村長
村長
お祭りの最中に見かけた村人を思い出した
花垣武道
村長
花垣武道
花垣武道
自分はもうすぐ殺される
そんな現実が頭の中に侵入してきた
村長
村長
俺は初めて人を殺してやりたいと思った
村長
村長
武道の母・琴代
武道の父・武秋
村長はそう言うなり俺を台の上に立たせろと村人に命令した
村人
村人は「ごめん」を連発しながら俺を台の上に立たせた
可哀想に、罪悪感と申し訳なさが彼に襲い掛かっているのだろう
花垣武道
一体何をされるのだろうか
武道の父・武秋
武道の母・琴代
武道の母・琴代
父さんと母さんはえもいわれぬ顔をしていた
父さんは怒り、 母さんは悲痛な声を上げていた
花垣武道
こんなにも愛されていたのだと実感して涙が出て来た。止まらない
武道の母・琴代
武道の父・武秋
村長
相も変わらず村長は笑っている
命は二の次三の次なのだろう
村長
花垣武道
焼き殺すなど聞いていない
村長
武道の父・武秋
武道の母・琴代
武道の父・武秋
武道の母・琴代
父が炎の中に入ってきた
武道の母・琴代
父さん、助けても無駄だよ
だって逃げられないように全身を縛られているのだから
武道の父・武秋
花垣武道
花垣武道
息も絶え絶えになり始めた
まもなく死ぬだろう
死んだら友だちに逢えるかな
武道の母・琴代
母が村長に飛びついた
村長
武道の母・琴代
村人
武道の母・琴代
花垣武道
息が出来なくなった。そろそろだ
花垣武道
花垣武道
ああ、そうか、ここはあの世なのか
???
???
誰かがケラケラと笑った
花垣武道
???
ななを様
花垣武道
ななを様
ななを様
ななを様
俺だって好きで死んだわけじゃないのだが…
ななを様
花垣武道
ななを様
花垣武道
ななを様
花垣武道
ななを様
花垣武道
殺してやりたい
確かそんな気持ちだった気がする
ななを様
ななを様
ななを様
花垣武道
ななを様
花垣武道
ななを様
花垣武道
ななを様
花垣武道
神………………か…………
ななを様
答えは………………
花垣武道
それから俺は神になり、多くのことを学んだ
稀に開かれる神々の集まりも、ななを様に連れられすべて行った
他の神の弟子とも気が合い、すぐになじむことが出来た
そんなある日
ななを様
花垣武道
ななを様
ななを様
花垣武道
ななを様
とっさにこんな言葉が出て来てしまった
花垣武道
ななを様
花垣武道
俺はななを様に頭を下げてから下界へおちた
フワッ
花垣武道
???
???
花垣武道
花垣武道
花垣武道
花垣武道
マイキー
マイキー
花垣武道
さすがにあの薄黄色の長い髪をした男の声にはあっとうされた
こんな大きな声は久しぶりだ
ドラケン
マイキー
ドラケン
マイキー
花垣武道
何故分かるのだろうか
マイキー
マイキー
アングリー
千冬
マイキー
花垣武道
マイキーという人物は俺が隠れている茂みを指差した
アングリー
千冬
花垣武道
俺は慌てて逃げるようにその場から立ち去った
花垣武道
下界ということもあってか中々長く走れない
花垣武道
木の根っこにつまずいた挙げ句、随分と鋭い葉っぱが足に突き刺さった
花垣武道
花垣武道
アングリー
千冬
花垣武道
俺はそこら辺の茂みに隠れた
アングリー
千冬
アングリー
千冬
鋭い葉っぱに刺さったせいで足から血が出ていた
俺はまだななを様から回復能力について教わっていない
アングリー
その時嫌な出来事が起こった
花垣武道
アングリー
千冬
自分は馬鹿なことをした
花垣武道
七つの尻尾を隠していなかったせいで青髪の男に踏まれたのだ
アングリー
千冬
花垣武道
姿を見られただけでも最悪だったのに何故か疑問が先にやって来た
こいつら
俺より年上なのか?
花垣武道
アングリー
千冬
花垣武道
アングリー
千冬
花垣武道
金髪の男はともかく青髪の男が自分より年上だということに驚いた
花垣武道
逃げだそうとしたが足を怪我してるので立てなかった
アングリー
アングリー
千冬
金髪の男が俺を動けないように体を押さえてきた
花垣武道
花垣武道
何をされるか分からなくて泣き喚くしかなかった
アングリー
花垣武道
花垣武道
アングリー
千冬
花垣武道
傷つけるつもりはなかったが恐怖心のせいで青髪の腕に噛みついてしまった
アングリー
花垣武道
アングリー
花垣武道
アングリー
花垣武道
アングリー
そう言って青髪は俺の手当てをし始めた
怒っている表情の割には手当ての仕方が優しかった
それにこの青髪は信頼できる人間だ
なんとなくそう思う
確か年上の人には敬語を使いなさいってななを様が言ってたっけ
花垣武道
アングリー
花垣武道
アングリー
千冬
アングリー
千冬
アングリー
花垣武道
面倒ごとにはさせたくない
アングリー
花垣武道
俺は金髪と青髪の足にしがみついた
アングリー
千冬
クロノ♧
クロノ♧
クロノ♧
クロノ♧