吸血鬼と人狼

この世界は人狼か吸血鬼しか居ない

人狼 群れをなして生きている 茶髪に赤眼の人狼が多いが、ごく稀に全く違う色の人狼が生まれる そのためその人狼は忌み子として扱われ、被虐な扱いをされる 忌み子の件を除けば仲間思い

吸血鬼 ある程度１人で生きていけるようになったら親は子を捨て赤の他人として生きていく 酷な種族だと人間は言うが、吸血鬼としてはそれは普通なのでこんなことで可哀想という人間に理解ができない 吸血鬼には様々な髪色、眼色があり、特に固定はされていない

でも、人狼はどんなに強い人狼でも吸血鬼には逆らえないので

吸血鬼は殆どしか居ないようになっている

人狼や吸血鬼は血や人を食べないと生きていけない

その為に村人は吸血鬼、人狼よりも沢山いる

村人達は頭が賢いので人狼や吸血鬼は家の中には入れないようになっており村人達は殆どが家にひきこもっている (でも、自分が住んでいる家は入っていい)

一応説明をしておこう

吸血鬼の吸血について 人によって差はあるが、大抵血を吸われた人間は暫くは吸血鬼と同じ淫乱効果がある血液になる(しばらくすると元の人間の血液に戻る) 吸血鬼に吸血された人間を人狼などの食人が食べると発情期同様になる

吸血鬼と人狼について 吸血鬼と人狼は昔からの因縁関係 そのせいもあってか吸血鬼は人狼の血を美味しいとは感じず、人狼は吸血鬼の血肉を美味しいとは思わない しかし例外はあるようだ

マーキングについて 吸血鬼それぞれにはお気に入りの人間、人狼の首筋に吸血鬼自らの血液を体に流し込むとそのお気に入りの首筋に吸血鬼それぞれのマークが現れる お気に入り本人には気付かないが、吸血鬼が見るとそのマークが見える マークの主以外の吸血鬼がマーキングされた人間、人狼の血液を飲むと死に至るほどの猛毒になる

淫紋 吸血鬼が人間、人狼の体内に吸血鬼の血液を体内に流し込んだら下腹部に現れる模様 淫紋が現れた人間、人狼はその吸血鬼からは一生逃れられない どこに隠れようが、どれだけ遠く離れようがその淫紋がある限り吸血鬼は"絶対"に目の前に現れる この淫紋を解く方法はない

まぁ、説明はこんな感じだ

敢えて言うのならば人狼と吸血鬼は敵

だから勝てる事の無い吸血鬼と人狼の戦いはいつ起こるか分からないのだ

そう言い私はどうも小腹が満たされなくて仕方が無かった

でも、私の目の前には真っ赤っかな赤色の血の海が広がっている

まだ残り僅かの村人の桃色の肉を食べてもぐもぐした

やっぱ、今回は美味しくないな、なんて思いながら骨を噛み砕く

私は他の人狼よりも沢山食べるので人4、5人だけじゃ足りないのだ

ここに居ると面白くないな、と思い敢えて私の大切な友人の元に行った

私は窓から顔を覗かせた

私の声を聞いた途端ホビットさんは少し吃驚した顔でいたが

もう慣れたかのように私の事を呆れた目で見ていた

とホビットことロボロがまた私の事を呆れた目で見てくる

テーブルの上に置いてあったのはロボロの特製手作りのハンバーグだった

そのハンバーグには血が混ざっていて吸血鬼や人狼に人気だ。 それをロボロは手作りで作ってくれた

今言うのもなんだがロボロも人狼だぞ？

あ、そう言えば私の自己紹介忘れてた 私は狼(ろう) 一応だが狼 性別は女 私は何故か普通の狼じゃなく普通の狼と全く違う狼として生まれてきてしまった。それを見て他の狼達は私の事を酷く言っていた。でも、それを受け入れてくれた唯一の友人がロボロだ。

んで、こっちのホビットさんは ロボロ こっちも狼 性別は男 狼と友人

と私の頭を叩く

私は袖を引っ張りあざとくグーで握りわざとらしい声で言った

やったぜ、上手くなんとかロボロを騙せた

ロボロ身長の事になると見逃せないんだよなぁ〜…

いい友人を持った！！うん！！(最低)