テラーノベル
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※リオスキ&キャラ崩壊注意
鈴虫の泣く音、静かに吹く風。
夜の風は少し涼しくて、秋の匂いをまとっていた。
二人は家の窓の外に置かれた縁台に並んで腰掛けていた。
縁台の上には、白いお皿に盛られた丸いお月見団子が並べられていた。
リオラ
低い声でリオラがぼそりと言う。
関西弁の響きは夜の静けさにやけに馴染んで、スキマは思わず笑った。
スキマ
リオラ
スキマ
口ではそう返すけど、スキマは少しだけリオラの横顔を盗み見る。
月の光に照らされたリオラは、毒舌な時よりも大人びて見えて、
なんだか、胸の奥がざわついた。
リオラは団子をひとつ口に放り込んだ。
リオラ
スキマ
リオラ
スキマ
リオラ
リオラは唇を尖らせながらも、団子をまた一つ手に取る。
そんな仕草が子供みたいで、スキマはつい笑ってしまった。
リオラ
スキマ
リオラ
軽口を叩き合ううちに、二人の間にまた静けさが戻る。
空を見れば、丸くてとても綺麗に輝いている月が二人を見下ろしていた。
リオラがふいに声を低くして言った。
リオラ
スキマ
リオラ
リオラは視線を月に固定したまま、声を落とす。
リオラ
スキマ
リオラ
一瞬、時間が止まったようにスキマは息を呑む。
スキマ
思わず素っ頓狂な声が出てしまう。
リオラは口角を上げて、少し意地悪そうに続けた。
リオラ
スキマ
リオラ
月明かりに照らされるスキマの頬は赤くなっていた。
言葉を探して口を開くが、うまく出てこない。
スキマ
リオラ
スキマは苦笑しながら、でも視線を逸らしきれずにリオラを見る。
スキマ
最後の言葉は少し小さく、照れ隠しのように風に混じって消えた。
リオラはそれをちゃんと聞き取って、満足げににやりと笑った。
リオラ
スキマ
スキマ
リオラ
スキマ
リオラ
スキマ
リオラ
スキマ
リオラ
スキマ
リオラ
スキマ
リオラ
スキマ
リオラ
スキマ
リオラ
スキマ
笑い声と団子の甘さが、秋の夜空にやさしく溶けていった。
ここまでのご視聴、ありがとうございました!
今回はリオラさんとスキマさんで書かせていただきました!
お月見は10月ですが、9月に何か投稿したかったので今日投稿しました…
ということで!次回の作品もお楽しみに~!
それじゃ!
※この作品の連載、番外編は書きません。
あと!スプラトゥーン3 3周年おめでとう!!!くコ:彡
コメント
3件
なんか…すごい!語彙力が神! 天才?いや、あなた天才ですね! (語彙力ないですごめんなさい)
雰囲気がとても素敵です。優しくて余白のある空気感をありがとうございます。