テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
青
青髪の青年は怠げに伏せられた目を擦り 靴を履き替えていた
鼻子
青
鼻子
青
青は背後から現れた彼女に双眼を向けたが 何時もの如く小言を呟かれれば またか、と少々面倒臭げに フイッと視線を外した
鼻子
青
彼女の声にひとつため息をしながら 青は自分の教室へと歩みを進めた
先生
青
教室を出ていく講師を横目に 涙を薄ら浮かべながら大きな欠伸を1つ
鼻子
青
鼻子
青
鼻子
己の声量を気にせず面倒臭げに教材を手にし 教室を後にしようとした
鼻子
青
鼻子
青
鼻子
ご愁傷さま、とでも言うように 彼女は青の絶望的な顔を見て苦笑気味に 肩をポンと叩いた
青
講師に放課後 資料を持って行くよう言われ 渡された紙の山
鼻子
青
鼻子
腕1杯に紙の山を抱え ブツブツ文句を垂れる彼に すれ違い様彼女は またも肩をポンと叩き応援の言葉を伝えた
青
鼻子
青
彼女は突然挙動不審になり 焦った様に歩いて行く 青は不思議に思うも資料を運ぶ事を 思い出し溜息とともに歩き出した
青
桃
丸田
青
桃
曲がる直前突然の衝撃に 対処し切れずバランスを崩した僕は 尻もちを着くとともに 重力に耐え切れずバサバサと落ちてくる 資料を頭から被った
青
地面に座り込んだままに視線だけを上げ 軽く睨みながらに文句を言おうと口を開く
桃
目の前にはつい息を飲んでしまうような イケメン、その髪色は鮮やかなピンクだった
青
なんだよこのイケメン! こんなイケメンなら女の子にチヤホヤされて人生薔薇色なんじゃないの!?
桃
丸田
桃
いや、僕も夢の中じゃ 女の子達にモテまくりなんですよ? そう、夢の中でね?! 何でリアルでモテねぇんだって話しよ 何でだよ!クソがァあ!!
桃
丸田
桃
青
桃
呼ばれる声にハッとすれば間近に さっきのイケメンが 僕は驚きに目を見開き
青
桃
丸田
奇声を発せば 後ろに身を引き
桃
青
桃
丸田
青
桃
丸田
やべぇ…ッ、ビビり過ぎてつい口が…ッ いや!でも近いのが悪いだろ! ビビったら声デカくなっちゃうだろ! 何で僕がこんな目に合うんだよ!?
桃
丸田
桃
丸田
桃
丸田
青
丸田
愉快そうに笑いながら立ち去っていく 男をひと睨みすれば 目の前のイケメンにまた視線を向け
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
ピンクの青年は スッと僕の方へ手を伸ばす フワッと頭が軽くなり彼を見れば 手には1枚の紙がヒラりと揺れていた
桃
青
最初は大丈夫といったものの 紙を持った先輩を見れば 断り切れなく頼んだ そのお陰か15分程で運び終えた
桃
青
お互いあまり話をしなかった為に 自己紹介をして居なかった 青の言葉に先輩はハッとした
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
さんは要らない、と言われたが 何だか図々しい気もしたので くん呼びにさせてもらった
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
まさに絶望的だ と肩を落とし項垂れる青を 見ながら、桃は面白そうに目を細めた
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
2人笑い合った後 手を振りそれぞれの帰り道へ足を運んだ
コメント
2件
す、好きです ( ´ཫ`)