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半透明な君

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半透明な君

1 - 青水

♥

5

2023年05月06日

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※注意※ BL、not 夢 nmmn 通報❌

青水です。

この世界は本当に不思議。

h

……いったッ

通行人

あれ?今誰かに当たったような…?

通行人

気のせいか……

h

もう…この生活飽きたな…

僕はある日突然、透明人間になってしまった。

最初は誰にもバレずに色々できる~♪とか思ってたんだけど……

この能力ほんっっとうに不便なの!

実例みたいなの調べて見たけど

透明人間になったら、《運命の人》にしか

姿は見えないらしい……

??

なぁ、何ぼーっと突っ立ってんの?

その時、後ろからふいに話しかけられた…気がした。

h

…へ、?

h

ぼ、僕……?

I

逆にあんた以外誰がおんねん……って、ほとけ…??

h

い、いふくん…!?

彼は確か大学の何個も上の先輩だった人。

え、なんで僕の姿見えてんの…??

h

い、いふくん、僕の姿見えてんの!?

I

おお、なになに。見えてるに決まっとるやん。

I

とうとう頭まで本格的にイカれた…?

h

ち、違うし!

いふくんには僕が見えてるの……?

I

んなことより、なんで道のど真ん中で突っ立ってんの。しぬよ?

h

うぁっ、

そう言われた瞬間、僕はいふくんに手を引かれた。

I

車が来てからじゃ遅いんやで?

h

ご、ゴメンなさい…

h

でッ、でも…!

I

……ん?なに?

h

僕、透明人間だから、別にしんでも誰の迷惑にもならないかなーって…

I

…は?

いふくんはちょっとだけ怒ったような顔をした。

I

お前が透明人間って……

I

俺から見たら半透明……やけどな?

h

は、半透明…?

I

んー、別にこーいうのって珍しいことちゃうし、気にしとらんかったんやけどさ。

・・・

いやいや!透明人間いることが普通って、なんやねん!

ってツッコミいれたかったけど、あまりにもいふくんが真剣に話すから言いそびれちゃった…

h

ぼ、僕さ

h

誰からも存在自体わかってもらえなくて…

I

…!

S

まろちゃんはさ、知っとる?

I

んー、なにがー?

S

透明人間の病があるってやつ。

I

透明人間…?なんやそれ、からかってんの?

S

っはは、からかうわけないやん!

S

そーいうのがほんまにあんねん。

I

へぇ……それが何?

S

俺さぁ…ほんまはその透明人間やったんよ、ついこの前まで。

I

……え!?

正直初兎の話はにわかには信じられないものだった。

だって、透明人間て……

I

……ふっとびすぎやろ…

S

ん、…ふふ、まあ、僕は透明人間になったことはないんやけど

I

なんや、やっぱりうそ……

S

いーや?見たことには見たで。今ははっきり見えるけど。

I

は、はぁ。

S

透明人間って、不思議よなぁ。

S

こっちの一方的な片想いやと半透明に見えて

S

両想いになればはっきり見えるっていう……

まさに《運命的》よな。

I

(こいつ……はっきり見えるようになった…)

I

ほとけ…?

h

ご、ごめんッ!なんか、いふくんと会えたこと自体…そのッ

I

……

ぎゅっ

h

!!

I

今まで、いつから透明人間やったかは知らんけど、苦労してきた……よな。

h

ぇ……

I

ほんまに、お疲れ様。俺からはお前がはっきり見えとるよ。

h

な、なに、それ…っ

僕は気付いたら安堵の涙を流していた。

h

いふくん、

I

んー?

h

久しぶりに会ってこんなこと言うの変かもだけど…

h

いふくんのことが___。

𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸

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