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今日生徒を返すのには大きな理由がある
勿論1日目から授業をするのは可哀想だという配慮もあるが主な理由はこれからの動きについての職員会議のためだ
猿山 らだ男
上の老人どもは変化を恐れるからいい意見を出しても結局は却下される
まさしく無意味な時間だ
猿山 らだ男
モブ
猿山 らだ男
猿山 らだ男
モブ
ホワイトボードを見てみると今の議題はイジメについてだった
猿山 らだ男
俺が小学生の時はイジメは沢山ありいつもぺいんとはそれにいつも巻き込まれていた
もしも今回も俺たち先生にはわからずぺいんとが巻き込まれたら
猿山 らだ男
猿山 らだ男
俺がいなくてもアイツらは友達を傷つける奴は許さない。だからきっと大丈夫
漸く会議は終わり 時計を見ると5時間もの時間が経過しており7時であたりも暗くなっている
猿山 らだ男
教師
モブ
猿山 らだ男
教師
猿山 らだ男
流石にこの理由で行けと言う奴はこの会社でいないが嫌な顔をしている奴はちらほら見えた
教師
モブ
猿山 らだ男
モブ
そして10分後には先生は俺だけとなった
猿山 らだ男
他の部屋の鍵を全て閉めて最後にペイントのクラスに向かっているが彼がいるはずのクラスの電気がついていない
猿山 らだ男
確かにこんな時間まで残らせてしまっているので寝ている可能性も全然あると思い扉を開けた
ガラガラ
警察
猿山 らだ男
暗闇でも目がいいのでハッキリその形を捉えた
天乃のすぐそばにはぺいんおり涙を流して眠っていた
猿山 絵斗
近くに来ると小声でそんな事をずっと言っている
猿山 らだ男
警察
気付けば俺の手には血塗られた草刈り用の鎌が握られていた
猿山 らだ男
警察
猿山 らだ男
猿山 らだ男
警察
俺は心底イラついた
彼が紡ぐ言葉の一つ一つには俺を同情する様な憐れむ様な事が伝わる
お前たちがオレをこうしたのに
お前だけ俺を置いて幸せになることなんて絶対許さない
ザシュ
俺はなんの抵抗もしない彼の首を落す 普通の人間と違い切った感覚が無かった
猿山 らだ男
しかし消えてくれたのでよしとしよう
猿山 絵斗
猿山 らだ男
苦しみ悲しんでいるがその夢で俺がいる事に心底喜びを感じてしまっている時点で俺は可笑しいのだろう
猿山 らだ男
猿山 らだ男
ガチャ
猿山 らだ男
猿山 らだ男
俺を見た瞬間不腹足な顔を見せ俺からおんぶしていたぺいんとを引き離した
猿山 らだ男
猿山 らだ男
猿山 らだ男
今更気づいたのだが俺から出ている血は俺、中学の俺、ぺいんと意外には基本的に見えないらしい
猿山 らだ男
返事をしたのを確認し猿山はぺいんとを連れお風呂場に向かったのを確認した