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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

 

今日生徒を返すのには大きな理由がある

勿論1日目から授業をするのは可哀想だという配慮もあるが主な理由はこれからの動きについての職員会議のためだ

猿山 らだ男

(わざわざこんな長い時間を使って今後の説明とかいらねぇ)

上の老人どもは変化を恐れるからいい意見を出しても結局は却下される

まさしく無意味な時間だ

猿山 らだ男

(ぺいんと今何してんだろな〜)

モブ

猿山先生聞いてますか?

猿山 らだ男

えぇ勿論聞いてますよ

猿山 らだ男

(つまんねぇ話ダラダラしやがって)

モブ

それならいいです

ホワイトボードを見てみると今の議題はイジメについてだった

猿山 らだ男

(イジメなー…)

俺が小学生の時はイジメは沢山ありいつもぺいんとはそれにいつも巻き込まれていた

もしも今回も俺たち先生にはわからずぺいんとが巻き込まれたら

猿山 らだ男

猿山 らだ男

(ゾムたちと同じ学年で良かった)

俺がいなくてもアイツらは友達を傷つける奴は許さない。だからきっと大丈夫

 

 

 

 

 

漸く会議は終わり 時計を見ると5時間もの時間が経過しており7時であたりも暗くなっている

猿山 らだ男

(まぁ……早い方か…)

教師

らだおさんもどうです?
一緒に飲み会行きません?

モブ

一緒に行こぜ〜
俺たちの歓迎会らしいぞ!

猿山 らだ男

すみません家で息子が腹を減らしているので

教師

!??ぁ、え?!やっぱり奥さんが…?

猿山 らだ男

前はいましたけど今は離婚して父手一つで育ててるので

流石にこの理由で行けと言う奴はこの会社でいないが嫌な顔をしている奴はちらほら見えた

教師

あら!それは大変!

モブ

それなら出れないのもしょうがないな…

猿山 らだ男

俺鍵閉めしますよ

モブ

ありがとう

そして10分後には先生は俺だけとなった

猿山 らだ男

(さて、迎えに行くか)

 

他の部屋の鍵を全て閉めて最後にペイントのクラスに向かっているが彼がいるはずのクラスの電気がついていない

猿山 らだ男

寝てるのかね

確かにこんな時間まで残らせてしまっているので寝ている可能性も全然あると思い扉を開けた

ガラガラ

警察

……

猿山 らだ男

天乃…?

暗闇でも目がいいのでハッキリその形を捉えた

天乃のすぐそばにはぺいんおり涙を流して眠っていた

猿山 絵斗

ごめん…なさいっ……らだ……らだぁ…ゔぅ"

近くに来ると小声でそんな事をずっと言っている

猿山 らだ男

天乃俺からペイントを奪うつもりか?

警察

気付けば俺の手には血塗られた草刈り用の鎌が握られていた

猿山 らだ男

ぁあ、そうだお前も一緒に俺の家で過ごさないか?

警察

俺は家で呂戊太が待ってるからごめん

猿山 らだ男

待ってる奴がいていいな!

猿山 らだ男

俺の居場所はお前に奪われたよな

警察

…らだ…ごめん

俺は心底イラついた

彼が紡ぐ言葉の一つ一つには俺を同情する様な憐れむ様な事が伝わる

お前たちがオレをこうしたのに

お前だけ俺を置いて幸せになることなんて絶対許さない

ザシュ

俺はなんの抵抗もしない彼の首を落す 普通の人間と違い切った感覚が無かった

猿山 らだ男

…消えたな

しかし消えてくれたのでよしとしよう

猿山 絵斗

らだ……

猿山 らだ男

一体どんな夢見てるんだ?

苦しみ悲しんでいるがその夢で俺がいる事に心底喜びを感じてしまっている時点で俺は可笑しいのだろう

猿山 らだ男

遅くなってごめんな

猿山 らだ男

帰ろう、俺たちの家に

 

ガチャ

猿山 らだ男

ぺんちゃん!おかえ…

猿山 らだ男

…ッチ

俺を見た瞬間不腹足な顔を見せ俺からおんぶしていたぺいんとを引き離した

猿山 らだ男

おいおいオい、舌打ちしなガら俺の大切なモノ奪うナよ〜

猿山 らだ男

お前より俺の方がよっぽど安全だし

猿山 らだ男

飯作ってるし飯食ってそこの汚れた血拭いとけカス

今更気づいたのだが俺から出ている血は俺、中学の俺、ぺいんと意外には基本的に見えないらしい

猿山 らだ男

ヘイヘイ

返事をしたのを確認し猿山はぺいんとを連れお風呂場に向かったのを確認した

俺たちにとってアイツは救い

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