\ピンポーン/
チャイムが鳴る。
ドアが開く音が聞こえ、 至のお母さんが僕を呼ぶ
玄関まで行くと、
あれが居た。
真葵の母親
あら、ずっとここに居たのね。
真葵
おかあ、、さん、、
僕は後退りする。
真葵の母親
さ、帰るわよ。
真葵の母親
いや、どうもすいません。
真葵の母親
うちの息子がお世話になったみたいで
母はよそよそしい笑顔を 至のお母さんに向ける
吐き気がする。
なんでここにいるの。
どうしてここにいるの。
真葵の母親
十分お世話になったでしょ。
真葵の母親
もう家に帰るわよ。
真葵
、、、、、、はい
至のお母さんは 「またおいでね」と言った
何も知らないから言えること。
助けてなんて言えない。
僕は悪い子だから、喋れない。
母の後ろを歩き、自分の家につく。
荒れている家
愛情なんてない。
地獄が待っている。







