紅葉
そう簡単な祈りだった端から
紅葉
段々と消える感嘆
雷
モブ
雷
今から緞帳が上がるから
静かな会場を後に
雷
紅葉
紅葉
雷
紅葉
言いかけていたことが
ひとつ消えてまた増えて
紅葉
雷
背中に後ろめたさが残る
紅葉
紅葉
従いたい心根を吐き出さぬように込めて
紅葉
胸の中が澱のように濁る
紅葉
受け止めたい事が
紅葉
自分さえ抱えられず
持て余したそれを守っている
紅葉
霞んだ声はからからに喉を焼いて埋め尽くす
紅葉
紅葉
モブ
雷
紅葉
感じてたものが遠く放たれていた
紅葉
同じようで違うなんだか違う
紅葉
紅葉
定かじゃないなら何を想うの
紅葉
雷
紅葉
僕らが迷うなら
紅葉
その度に何回も繋がれるように
紅葉
雷
紅葉
雷
紅葉
紅葉
まだ誰も知らない感覚で救われてく
雷
モブ
雷
紅葉
平穏とは消耗似て
雷
紅葉
代わりに成す実際はどうも変わりはなく
紅葉
雷
雷
紅葉
モブ
雷
紅葉
享楽とは嘘で成る
紅葉
と都合のいい願いを
紅葉
呟く
モブ
紅葉
モブ
紅葉
何処から聞こうか
モブ
紅葉
何を見失うか
モブ
定かじゃないから此処を動けない
雷
紅葉
僕らが疲れるなら
雷
紅葉
これ以上無いなら
雷
紅葉
その度に何回も逃げ出せる様に
雷
モブ
紅葉
心が守れる様に
紅葉
雷
紅葉
互いに託して
体を預けてよ
紅葉
雷
君と泣く
紅葉
雷
君と笑う
紅葉
雷
君と怒る
紅葉
雷
君と歌う
紅葉
雷
君と踊る
雷
紅葉
君と話す
紅葉
モブ
モブ
紅葉
紅葉
と同じ様に同じ様に呟く
紅葉
今忘れないよう刻まれた空気を
これから何度思い出すのだろう
紅葉
紅葉
紅葉
僕らが離れるなら
僕らが迷うなら
紅葉
その度に何回も繋がれるように
紅葉
紅葉
紅葉
雷
モブ
雷
紅葉
雷
紅葉
雷
紅葉
紅葉
まだ誰も知らない感覚で
紅葉
紅葉