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4件
♥️500ありがちょ♥️
青
桃
青
青
青
桃
はぁいスタートォ☆
橙
青
にやにやしながら駆け寄ってきたのは、桃君の親友で、
サッカーのチームメイトの恵流橙君。
今日は、橙君も一緒に来ていたんだ。
青
変なこと言わないでよ。
ますます意識しちゃうじゃんっ。
それに、、、桃君は、そんなふうにからかわれるの、迷惑だろうし、、、。
ちらっと桃君の顔を盗み見る。
いつも通り、すずしい顔。
一人であわてふためいちゃった僕が、馬鹿みたい。
橙君はからから笑った。
橙
桃
桃君はうなずいて、立ち上がった。
桃
にいっと、いじわるく笑う。
青
むすっとむくれて、立ち上がった。
とはいえ、太ももが重だるい。
ヤバい、これって筋肉痛ってやつ?ほんっとうに、僕、運動不足なんだな。ちょっと反省。
そのまま、僕達3人は運動公園をあとにした。
橙
橙君が、片手に持ったナップサックをぐるぐる振り回しながら、
ぶつくさ言っている。て言うか、ナップサック、ちゃんと背負えばいいのに。
桃
桃君がぼそっと呟く。
なんだろう?珍しい。
ほしい物でもあるのかな?
橙
橙
青
橙君はにっと笑うと、ちょっと先のほうにあるスーパーへ走って行った。
僕と桃君は、あわてて追いかける。
スーパーに入ると、入り口の所に、たくさんのチョコレートが積まれたワゴンがあった。
そっか、、、もうすぐ、バレンタインだから。
キラキラのリボンのかかったチョコの箱が、たくさん。
橙君が買い物を終えるまで、なんとなく、そのチョコレートを眺めていた。
手にとって見たいけど、、、隣に桃君がいるし。
とはいえ、桃君は、目の前のチョコのことなんて、とくに気にかけている感じはない。
人参とかごぼうとか見てるときのテンションと同じ。
僕だけ意識しちゃってる、、、バレンタインを。
ドキドキと心臓が波打つ。
僕の去年までのバレンタインは、親友の赤君や紫君と
友チョコを交換したり、パパに感謝のチョコを渡したりするだけ。
好きな人もいなかったし、本命チョコなんて考えたこともなかった。
ていうか、そもそも、バレンタインデー自体が、好きじゃなかった。
バレンタインが、というか、2月14日という日が、だけど、、、
桃
桃君が僕の顔をのぞきこむ。
青
桃
桃
青
まだ、ドキドキしてる。桃君の顔を見れないよ。
橙
買い物を終えた橙君が、僕達のもとへきた。
桃
橙
桃
あきれ顔の桃君をよそに、橙君はチョコのワゴンを指して目をキラキラ輝かせた。
橙
ハイテンションな橙君は、なぁなぁ青、と、僕の服を引っ張った。
橙
青
橙
橙
桃君はふぅっと大きなため息をつくと、
桃
と、すごくまともなことを言った。
桃君は欲しくないのかな?チョコ。あんま興味なさそうだけど。
橙
いきなりの衝撃発言。
青
隣に座った桃君を見上げる。
一緒に暮らして半年ちょっとだけど、全然そんなこと気づかなかった。
桃
青
桃君のお兄ちゃんの悠斗君は、中学1年生。
桃君とは違うタイプだけど、すごくカッコいい。メガネをかけてて、
知的で、優しくて、癒しの王子様って感じなんだ。
悠斗君が山ほどチョコをもらうって言うのは、納得。
でも、桃君だって、負けないぐらいたくさんもらうよね?
そんな僕の疑問が顔にあらわれていたのか、
橙君がなぜか代わりに答えた。
橙
桃
橙
桃
橙
桃
橙
チョコ、、、どうしよう。
桃君は今年も、本命をもらうんだよね?
3、4個っていうのは、意外に少ないなぁって印象だけど。
きっと、渡す勇気を出せなかっただけで、
渡したいなって思ってる子は、もっとたくさんいると思う。
僕は、、、あげるのかな?
ほ、ほほほ本命を?で、でもっ!
橙
青
いきなり呼ばれて、僕の心臓はびくっと跳ねた。
橙
橙君が、にいっと意味ありげに微笑む。
な、なんでそんなこと聞くのっ!?
しかも桃君の前でっ!、、、っていうか、もしかしてわざと?
青
もごもごと、答える。
橙
青
顔をそらす。うそじゃないもん。
苦手だったもん。、、、ずっと。
待って。長い。
没。
♥️200~NEXT