ゆうきが眠ったまま、1週間がたった。
もか
ゆうき…もう一週間だよ……?
もか
私ずっと待ってるのに…あの時みたいに…
もか
あの時…
もか
…………………
もかは、思った。
もか
(これって、私のせいじゃん。ゆうきに早く来いって言ったから……)
もか
ゆうき…ごめんね…
もか
私、私のせいで…グス
もかは、ゆうきの手を握った…
ギュッ…………
もか
え…?
ほんの一瞬だったが、ゆうきが手を握り返した。
もか
今、ゆうきが…!!
タタタタ!!
バン!!
ゆうき母
!!!!
ゆうき母
あらもかちゃん。どうしたの、そんなに慌てて…
もか
ゆ、ゆうきが、手を握り返したんで、す!!
ゆうき母
え!?
ゆうき父
ほんとか!?
もか
は、はい!!!
もかの心は、嬉しさでいっぱいだった。
久しぶりに感じた好きな人の温もり。
それだけで、嬉しいと思えた瞬間だった。
プルルルル プルルルル
ゆうき母
はい。もしもし。
医者
ゆうきさんのお母様でしょうか?
ゆうき母
はい。そうです。
医者
ゆうきさんが、目を覚ましましたよ!
ゆうき母
え!?!?ほんとですか!
あぁ、よかった。
今から向かいますね!
あぁ、よかった。
今から向かいますね!
プープープー
ゆうき母
ゆうきが目を覚ましたって!!
もか
ほんとですか!!!!
ゆうき父
すぐに行こう!!!
もか
はい!!
病院へ着いた。







