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桃赤

BL注意

せーんぱい!

来ちゃいました!!

おー、赤じゃん

せんぱーい、いつになったら俺のこと好きになってくれるんですかっ?

んー、赤のこと好きになるのは一生ないかなぁ、w

………プクッ

じゃあぜーったい惚れさせてみせますから!ニコッ

楽しみにしてるわ、!

俺が入学して数日たったある日。

桃先輩に出会った。

一目惚れだった。

桃先輩はいわゆる学校の王子様みたいな人で、みーんなから好かれていた

ある日、俺はずっと大切にしていたキーホルダーを無くしてしまった

亡くなった両親の形見で、それを持っていたら自然と元気が出るような、俺にとってお守りのようなものだった。

だから絶対見つけたくて、みんなが帰った放課後もずーっと探し続けた

……、どうしよう…ポロポロ

見つかんない…、グスッ

もう外は暗くなりかけていて、俺も諦めて帰ろうと思った

また…明日、探せばきっとあるよね……大丈夫大丈夫

どうしたの?

…へっ?!

驚かせちゃった?…、

あ、いや、そのー、

動揺しすぎ、笑

先輩と喋ってるという嬉しさと喜びで、頭が真っ白になった

…んでー、どした?

俺の問題なので…、大丈夫です

大丈夫って言われてもなぁ、

困ってる人ほっとけないじゃん?ニコッ

あぁ、だめだ

どんどん好きになる。叶わないってわかってるのに

先輩に探すのを協力してもらったら、無事見つかった

俺がなんどもなんどもお礼を言ったら、「面白いやつだな」とか言われて笑ってくれた

えへへ…//嬉しいなぁ、

この日から俺は、先輩に猛アプローチを続けた

先輩が俺を見てくれないとは知ってても、大好きだから。

大好きだからこのままでいよう。って思って、頑張れた

せんぱい!!

聞いてくださいよぉ~、

どしたー?

こないだのテスト俺何点だったと思いますか!!?

えー、10点、笑

え?!先輩俺のこと舐めすぎですよ!

あっははw

じょーだんだよ、笑

ペチッ

いったぁ!

んもう、デコピンって案外痛いんですからね?

ほんと可愛いやつだな、笑

ちょ待てよ?

先輩今なんて言った? もしかしてのもしかして…、?

今なんて言いました?

もう言わねーよ、笑

んもう、先輩のけちんぼ

なんとでも言ってくれw

嬉しいとか思っちゃったけど、先輩のことだからきっと誰にでも言ってるんだろうな

こうやってみんなのこと落としてるんでしょ

あーあ、好きな人から言われる「可愛い」ってどれだけ贅沢なんだろ

誰にでも言ってるってわかってる。

わかってるけど、胸がはち切れそうなぐらい嬉しいんだ。

モブ

ねぇねぇ、赤くんって言うの?

はい、!そうです!

モブ

1年生よね?

はい!

モブ

やっぱり…!私2年のモブって言うの

そうなんですね~

モブ

仲良くなりたいから放課後ここに来てくれる?ニコッ

わかりました!

ある日俺は、モブっていう先輩に声をかけられた。

声をかけてくれたから、俺やらかした?!って思ったけどすごく良い先輩だった

桃先輩と同じ2年だから、もしかしたら仲良いのかなー、って思って放課後お話できるのがすごく楽しみだった

放課後になって、俺は待ち合わせの体育館裏へ行った。

そしたら先輩が先に来てた。

すみません、遅れてしまって…

モブ

大丈夫

そうとう怒らせちゃったな…、。朝と雰囲気違うや。

ほんとにごめんなさい、

そう言って顔を上げたら、いきなり殴られた

痛った、

モブ

あのさー、調子乗らないでくんない?

へ?

モブ

今更とぼけんな

モブ

あんた、桃くんに付きまとってるわよね?

あ、…

付きまとってるっていうのは言い過ぎだと思ったけど、事実を言われたからなにも口答えできなかった

モブ

桃くんに好かれてるとでも思ってんのー?

モブ

まじ笑えるわー、w

別にそんなこと、!

ドカッ

俺が口答えした瞬間、今度はお腹を蹴られた

モブ

あ?

モブ

お前に喋っていい権利なんてねーんだよ!

ボコッ

色んな箇所を蹴られて殴られて、ほんとに意識がなくなりそうだった。

モブ

これ以上されたくなかったらもう二度と桃くんに近づくんじゃねーよ

……はい

あー、やっぱこういうことになるよなぁ、笑

わかってたのに、なんで

そうだよな、先輩は俺のことなんて嫌い

迷惑だったに決まってる。ごめんなさい

あっ…。

立ち上がろうとした瞬間、俺は意識がなくなった。

………か

………あか

………あか!

誰かが俺を呼んでる。

誰だろう?

………ん

良かった…

先生、起きました

よく見るとそこは保健室で、俺を呼んでいたのは桃先輩だということがわかった

心配してくれたという喜びがあったものの、モブ先輩に言われたことが頭をよぎった。

…、ありがとうございました

俺はもう大丈夫なので。帰ってください

……!

大丈夫じゃないでしょ

なにがあった?

やめてよ…、そんなに優しくしないでよ

もっともっと先輩のこと好きになるじゃん

だめなんだよ。俺は先輩のこと嫌いにならないと。だめなんだ

先輩に関係ないですよね?

もういいんで。

邪魔です、帰ってください。

………っ、わかった

あー、帰っちゃった、

やだよ先輩

おれ、先輩のことが好きなの、!

好きで好きでたまらないの

でも、この恋心も胸に閉まっておかないと。

もう先輩に喋りかけることなんて、許されてないんだ。

桃side

どうしたんだよ、あいつ。

部活終わりに倒れてるとこ見つけて、急いで保健室に連れていった。

赤、大丈夫か?

しっかりしろ、あか、!

なにが原因でこうなったとか、考えらんないぐらい俺の心は“心配”の気持ちでいっぱいいっぱいだった。

頼む、目覚ましてくれ…

病院に搬送したほうが良いのではないかと先生に訴えたが、どうやらその必要はないらしい。

赤が眠りについている様子は、まるで白雪姫のようだった。

改めて整った顔立ちをしているなと思いつつ、痛々しい傷を見て胸が痛くなった。

数時間後

………か

………あか

………あか!

さっきから何度も何度も名前を呼んでいるが、赤は起きようとはしない

小さく綺麗な赤の手を握りしめたその時

………ん

良かった…

先生、起きました

良かった、良かった。ほんとうに

俺、赤がいないとだめなんだな

今気づいた、この気持ちに。

…、ありがとうございました

俺はもう大丈夫なので。帰ってください

……!

あか、?

いつもの赤じゃない気がするのは勘違いだろうか

いつもの優しい笑顔はもう消えていて、代わりに俺のことを嫌うような、そんな顔だけがあった。

大丈夫じゃないでしょ

なにがあった?

先輩に関係ないですよね?

もういいんで。

邪魔です、帰ってください。

違う、こんなの赤じゃない

そんな言葉を俺にかけるのは、俺のことが嫌いだから?

じゃあなんでそんなに辛い顔するんだよ

どうしてそんなに泣きそうなんだよ

………っ、わかった

そう言って俺は保健室を出た。

聞こえてたよ、赤の泣き声

どうしたんだよ赤。

俺はっ、俺は!

お前のことが好きなんだ

前みたいに俺に愛を伝えてくれよ、俺もその気持ちに応えるからさ。

この気持ちに気づいたのはさっきだけど、ほんとはずっと前から赤のこと好きだったのかもな、。

もう…、手遅れか、笑

赤side

それから数日経って、俺の傷は回復していった。

でも、俺の心の傷は治る気配なんてなかった。

先輩のことなんて忘れられないし、今でもずっと大好きだ

だからこそ、先輩を見るのが辛い。

前だったら、先輩の教室にいって騒いでることだろう

でももう違うんだ。俺は変わらないと、。

最悪なことに、廊下を歩いていたら向かいから先輩が歩いて来た。

よく見ると隣には誰かがいて、それはモブ先輩だった。

あー、最悪

大丈夫だ、赤。

ただすれ違えばいいだけ。話しかけても無視すればいいだけ、。

どんどん俺と先輩との距離は近くなる。

その度に2人の笑い声が大きくなって、心の傷が大きくなった気がした

すると先輩が俺に気づいたのか、こっちに向かって走ってきた

赤!

…なんですか

大好きな先輩だから、無視することなんて不可能だった

大丈夫、?怪我、酷かった

もう大丈夫です

そっか、なら良かったニコッ

先輩ってほんとに罪な男だな

人気者の理由もよくわかるや。

モブ

…、睨

ふとモブ先輩に目をやると、強い視線で睨まれた。

すいません、俺用あるんで

え、?あ、そっか

ちょっとモブ席外してくれる?

モブ

うん、!

………

モブ

桃になんかしたら許さないからボソッ

、はい

あのさ、赤は俺のこともう好きじゃなくなった?

…はい

そっ…か

しつこいかもしれないけどさ、あの日なにがあった?

だから先輩には関係ないって

あるよ

お願いだから、。話してくれよ

そんなに泣きそうな顔しないでよ

こっちまで苦しいんだから

ただ、コケただけです

コケたぐらいであんな傷できないよ、

先輩になにがわかるんですか

もう関わらないでくれませんか?

無理だよ

…、

俺、赤のことが好きなんだ

やめてください

こんなに好きになった人、赤が初めてで

もうどうしようもないぐらい好きで好きでたまらないんだよ

夢?なんで先輩が俺のことを?

嬉しいよ、嬉しいけど

俺は…先輩のこと嫌いです

それでもいいよ

だめです

俺が嫌なので

ねぇ、誰かになんか言われたでしょ?

なに言ってるんですか

俺が保健室出た時、赤泣いてた

見られてた、?

どういうことなの…、?

俺は、俺は

ほんとは先輩のこと忘れられないし、まだまだ大好きです

嫌いなんて…嘘に決まってるじゃないですかニコッ

、!

でもだめなんです

俺と先輩は違う。結ばれることなんて許されません

だめ、だよ

赤は我慢しすぎ

もっと自分の気持ちを大切にしろよ、

そう、ですか

でも俺、会わないといけない人がいるんです

だからっ、待っててください

わかった

モブ先輩

モブ

なに

もう俺の気持ち邪魔するのやめてください

モブ

は?

モブ

お前さ、前言ったよな

モブ

前以上のことされてぇのかよ!

そう言われた瞬間、先輩の拳が顔に…

来なかった。なんで?

お前なにしてんだよ

モブ

え、?桃くん?!

っ、

だからなにしてんだよって

モブ

ち、違うの!

これは…、誤解です

俺が全部悪いんです

モブ

そ、そうよ!

お前もう赤に近づくな

モブ

~っ、わかったわよ

大丈夫か、?

はい、ありがとうございます

1回しか言わないからよく聞いて

……?

俺、赤のこと好き

一生離れないから、ずっと傍にいてほしい

~~っ、

おれ、は、大好きです

…//

先輩顔真っ赤ですよ~、!

赤も俺に言えないぐらい真っ赤だけどな、笑

あのさ
先輩、じゃなくて、呼び方を変えてほしくてっ/

桃ちゃ、?

あ~、好き

やめてください、///

ふへっ、可愛いやつ

離れないでくださいね、?

当たり前だろ

やっば

現在326タップでございます

これ3日ぐらいかけて書きました

頑張りました

てか昨日の青赤放送神でしたね~

えへへっ//(?)

そんじゃっ!

この作品はいかがでしたか?

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コメント

4

ユーザー

ちょっと神過ぎたので、炊飯器買ってきます(青赤放送見た人なら分かる)

ユーザー

いまおきて目覚めのストーリーとして読みました!12:52 女子の一軍?みたいなやつらがじゃまするのあるあるだけど何回みても心乱してるところほんとちゃんと仕事してますよね笑

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