薫
薫
薫
薫
薫
部活の時間、及川から手渡されたホイッスルに、薫はことんと首を傾げた。
及川
薫
薫
花巻
薫
薫
薫
松川
岩泉
及川
及川は今日の練習が書かれた紙を薫に渡して、ここで笛を鳴らしてね、と丁寧に薫に説明をする。
薫
及川
薫
溝口
薫
薫がホイッスルを咥える直前、通りすがりのコーチがサラッと何でもない事のように告げる。 薫はコーチを、信じられないといった様子で見つめた後、首に掛けていたホイッスルを外し、ぽつりと呟いた。
薫
溝口
薫
薫は汚れ物でも持つかのようにホイッスルの紐部分を指先で摘みながら、大きくかぶりを振った
溝口
溝口
薫
溝口
溝口
薫
薫
薫
溝口
溝口
主
溝口
薫
溝口
溝口
薫
薫
溝口
溝口コーチはまともに話ができない薫に見切りを付けたのか、一瞬黙り込むと、くるりと俺達に顔を向けた。
溝口
花巻
及川
松川
岩泉
薫
放課後の部活。休憩時間にドリンクを飲みながら松川、花巻と談笑をしていると、ふと、何やら苦しげに呼吸を繰り返す薫の姿が視界に入った
岩泉
岩泉
薫
薫の肩に置こうとした手が宙で止まる。
ハァハァと荒く息を吐き出す薫の手に握られていたのは、先程俺が使って薫が自ら回収していったタオルで、それに顔を寄せて匂いを嗅いでいた。
つーか大分前に渡したんだけどいつまで持ってんだよ。ずっと嗅いでたのかよ、お前。 …心配して損した。薫は今日も安定の変態だ
薫がふと、ジャージのポケットに手を忍ばせる。そこから取り出されたのは、何も入っていないジッパーバッグだった。
薫はゴクリと喉を鳴らすと、使用済みタオルをジッパーバッグへと入れようとしてーー
松川
横から伸びてきた及川の手によって止められた。 薫は、手の届かない高さまでひょいとタオルを上げた松川からそれを取り返すべく、必死な顔をしてぴょんぴょんと跳ねた
薫
薫
薫
及川
薫
松川
薫
岩泉
薫
及川
薫
薫
薫
花巻
親の仇のような目で松川を睨みあげる変態に息をつきながら視線を逸らすと、たまたまそこに制汗スプレーを見つける。体育館の壁沿いに置かれたそれを拾い上げると、松川と薫の元へと足を向けた。
薫
制汗スプレーをシャカシャカと振りながら無言で及川の手からタオルを奪うと、 プシュー。 そこにスプレーをぶっかけた。
薫
花巻
及川
♡500…!