四季が出ていってから、静かになった部屋にノックの音が響いた。
並木度馨
並木度馨
並木度馨
並木度馨
淀川真澄
並木度馨
上司。淀川真澄は素直じゃなくて不器用。 だけど、誰が見ても四季くんを特別視していることなど明らかだが、本人はそれを無自覚で行ってる。
このコーヒーカップも、触れる時は隣に必ず四季くんが居た。今だって心の中では四季くんを思ってるはず、
報告しなかったことと、自分に打ち明けなかったことに苛立ち、追いかけることを躊躇ったのだろう。
あるいは、"明日会いに行けばいい"と思っているか___
カップの水気を拭き、棚に戻す
並木度馨
並木度馨
淀川真澄
並木度馨
そう言って、馨は報告書を提出し、隊長室を出た。
隊長室で1人、さっき言われた"遠出"が脳裏にへばりつく。
四季の所に行けって言ってるような笑顔で見てくる馨に、また腹が立ってきた。
淀川真澄
1番に思いついたのは、羅刹だ。 今一ノ瀬がそこに居ることは知ってる。
だが、せっかくの休みを潰してまで行く必要はねぇ。
一ノ瀬四季
ダメだ。アイツの顔がチラついて仕事に集中できねぇ……
淀川真澄
まあ気が散るよりはマシかもな__
そうして真澄は、羅刹学園行きの船に乗り、その場所へと向かった。
コメント
11件
これはね、もう好きだね︎︎👍︎💕(?) 真澄さんははよ四季君を迎えに行けっ(( 続き楽しみすぎて飛び跳ねてる!!(?)
!続きだ! 無自覚に四季くんを大切に思ってる真澄隊長が、羅刹学園に行って四季くんに対してどう思うのか めっちゃ気になる… 続き楽しみに待ってる✨️