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屋上の先輩

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屋上の先輩

5 - 第5話

♥

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2024年04月11日

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好きだから

どゆこと?要先輩が僕のこと、? 状況を飲み込めない

もう奏が傷ついてるところ見たくない

あ、また要先輩のこと傷つけた

ごめんなさい

謝らないで

僕なんかって思わないで

奏がいて俺楽しい

奏のおかげで楽しい

だから、絶対僕なんかって
言わないで

腕出して

...

お願い

見せて

スッ

袖まくってもいい?

..ウン

何重にも重ねられた傷が露わになる

ポタッ

ごめんなさい

何故か涙が溢れてくる

いつから、

いつから切ってるの

...3年前くらいです

どうして、

わからないです

でも切らないともたない

苦しくて、辛くて、

うん

自分を傷つけることでしか自分を肯定できなくて

うん

要先輩は否定も肯定もせず頷き、僕の話を聞いてくれる

そんな自分が嫌で

そんなことしてる自分が嫌で

でもやめられなくて

助けて欲しいけど頼り方がわからなくて

うん

死にたいわけじゃないけどただただ息苦しくて

消えたいって思う

それで全部?

...はい

大丈夫です

ほんとは?

...

...大丈夫じゃないです

何も大丈夫じゃない

うん

辛いって言ったって
大きな理由はないし

だから、どう頼ればいいかわからなくて

こっち向いて

顔を上げると要先輩が優しく微笑みかける

こっちおいで

そういうと要先輩は僕を優しく引き寄せ包み込んでくれた

奏、なんでも話して

俺、奏が好き

奏が抱えてるもの全部
知りたい

もう待てない

僕も要先輩のことが好きです

あの日名前も知らない僕に黙々と処置をしてくれて

要先輩は何も聞いてこないし、ただ待っててくれて

うん

今日も手当てしてくれて

迷惑かけてごめんなさい

謝るの禁止な

えっ

奏は何も悪くない

あと、敬語ももういーや

自傷行為もすぐに辞めなくていいから

数を減らしてこ

お願い

...ハイ

それからの日々、要先輩は毎日のように腕をチェックしてくる

一日中我慢しただけでめっちゃ褒めてくれる

まだ衝動で切ってしまうことがあるけど、要先輩は 絶対責めないし、丁寧に手当てしてだきしめてくれる

こんな人僕には勿体無いけど、そんなこと言ったら 要先輩に怒られる 俺が好きなんだよって

要先輩の言葉は恥ずかしくなるほど真っ直ぐで嘘がない

そんな要先輩が大好き

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